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新年のたくらみ 終了! [音楽活動 -たくらみ編-]

2019年最初のたくらみ、無事に終了しました。
来てくださったみなさま、ありがとうございました!

この時期って、みなさん動き出す時期なのか、
「バンドのリハがかぶってて」という方がなんとたくさんいらっしゃったことか。
さらに体調崩して、とか、インフルエンザで、とかでやむなく来られなかった方も多く、
正直、集客的には全然うまく行かなかったのですが、
そんな中でも来てくださった方にはほんとに感謝申し上げます!

たくらみとしては前回から3か月。
「ピアノ三銃士」としては前回から7か月。
ぼくのサイクルからするとかなり早いですね。
3か月で弾き語りって、「8.5」の時の急遽の依頼で1か月というのをのぞけば、
多分「季節ごとに」と決め事した最初の1年間、以来の事だと思う。

今回の選曲は、気がついたら決まってた、と言う感じ。
「これを歌いたい」というよりも「これは今歌っておこう」と言う曲をあげてたら、
もうそれだけで枠がいっぱいだった。

<まさぼうのたくらみ Vol.20 in ピアノ三銃士(冬)
1. カウントダウン(詞/曲:中田征毅)
2. スクーター(詞:菊地大輔/曲:中田征毅)
3. My Voice(詞:柏原由美子/曲:中田征毅)
4. 藍(詞/曲:スキマスイッチ)
5. flow(詞/曲:中田征毅)
6. raison d’être(詞/曲:中田征毅)

そんな感じで、「なぜ今この曲を選んだか」というのをしっかり言いたかったので、
全部の曲間でお話を。
さらに、そうしたらそれだけで時間が足りなくなったので、
久しぶりに即興演奏でも、と思ってたインスト曲をなくして。
(それでもちょっと押しちゃって、CANVAS OF MUSICさんには申し訳ないです。)
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『カウントダウン』はもう季節ものですからね。
1月にやるなら歌います。しかも最初に。
『スクーター』はSunny Funnyのレパートリー。
今までもSunny Funnyの曲は弾き語りでもいろいろやってるんだけど、
まだやってない曲からも何かやって見よう、と思って、今回『スクーター』を。
わりと原曲に近い形でやったかな、今回は。

で、一時期やってた「まさぼう『と』たくらみ」という企画をそろそろまたやりたいな、
という話とともに、この年末年始で体調崩して入院されてた由美子さんに、
「早く回復してね」の応援の意味もこめて、『My Voice』をセルフカバー。
本当はこの『My Voice』を『Your Voice』として、
単語を「"I"→"You"」に変換して歌おうと思ったんだけど、
あまりに慣れてしまってる歌詞なので、変換が頭で追いつかず。
元の歌詞のままで歌うことに。

今回のカバー曲は、スキマスイッチの『藍』を選曲。
実はこれ、5年くらい前に一度歌ってみようと思って練習もしておきながら、
直前のひらめきで別の曲に差し替えた事があって。
そろそろ、表に出そうかな、という思いもあって、今歌いました。
切なさ満点のこの歌、ふと油断したら1番のサビで歌詞飛ばした。

実は今回、新曲を作る事も考えてたんだけど、
他の曲を並べた時に「定番曲」の置き所もなくなっちゃってたので、
あせって新曲入れずに定番曲を入れておこう、ということにして。
しかも、その枠も1曲しかないのでね。
思い切ってお客様にゆだねる事に。
「タイトルのイメージから、聞きたい方の曲に拍手してください」って。
『flow』と『ひとりたびごっこ』の2択。
どちらも同じくらいだったんだけど、『flow』の方が熱烈な拍手が聞こえた、
ということで『flow』を選択。

最後は今回も『raison d’être』で締め。
やっぱりこの曲は最初か最後にしか置き所が難しい。

今回はmicchyさんや創也さんを見に来てるお客様が多かったわけで、
そんな「お前の事は初めて見るぞ」というお客様からもいろいろと声をいただけて。
『My Voice』がいい歌でした、とか、「『ひとりたびごっこ』も聞いてみたかった」とか。
毎年年越しの時期だけブログに載せてる『カウントダウン』を、ライブで聞けてうれしかった、というのもあったな。

そんな中でも最近やはり多いのは「最後の歌、いいですね。」という言葉。
「ちょっと泣きそうになりました」とかね。
特に、同業者とか、表現者として活動されてる方からは圧倒的な支持を得るよね。
DOPPOオーナー夫人=ちはやさんもあの歌に関して、
「みんなやっぱり思ってるんだよね。」って。

ま、全体的にしゃべる事も多くなりそうだ、とふんでのこのラインナップなんだけど、
DOPPOオーナー川崎さんから
「まさぼう、あんなにしゃべらなければもう1曲できたのに」とも言われ、
ごもっともです、という感じで。
一方で、「歌もピアノも聞きたいけれど、なんだか話も聞いてたいと思っちゃいました」
という声もいただいて。そんなスタンスでもいいかな、ってね。

そんな感じで、ピアノ三銃士のおれのコーナー、
「まさぼうのたくらみ Vol.20」について、でした。
長くなったので、ほかの2人のこととか、最後のセッションについてはまたあらためて。
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初秋のたくらみ終了! [音楽活動 -たくらみ編-]

先週金曜日の「まさぼうのたくらみVol.19」無事終了しました。
聞きにきてくださったたくさんのみなさま、本当にありがとうございました!

この日は純然たるピアノ弾き語りが4人。
そのブッキングは、偶然の部分もありつつも、
Doppoオーナー川崎さんの思いの詰まった人選。
その辺のくわしいことはこちらから読んでいただくとして。

現在は山形に拠点を移してる武田翼くんとは、ぼくが伴奏サポートの現場にて2回ほどご一緒してて。
そのうちの1つが、川崎さんが話してたように「街角から平和を歌う」と言うイベントで。
澄川典明さんとともに。
あそこからぼくと川崎さんの縁が始まって、
今現在はいろんな歌い手をDoppoに送り込む役割になってるわけで。

iNOさんとは今年7月のmarinaさんのライブの時にいろいろと話したのだけど、
実はそれ以前に彼女のバンド「iNA BAND」とも、やはり伴奏サポートの時にご一緒してる。

唯一今回初めましてだったのがフチモトリョウくん
川崎さんがFacebookにてシェアしてた動画なんかで、ちょっとだけ前情報は見てたくらい。

もう、そんなフチモトくんは優しい声でふんわりとなかなかなことを歌ってくださるし。
「ふふっ」としたり「おいおいおい」と思いながら、曲に飲み込まれて行く感じ。
iNOさんはその流麗なピアノときれいな通る声で。
あのピアノを聞きながら「おれもっと練習しなきゃ」と反省したよね。
武田くんの歌は、サウンドチェックで聞いた時に「あ、この歌覚えてる!」ってくらい、
ポップスとしてすーっと、しかしキャッチーに響いてくる歌で。
で、なにより気持ちいいくらいに声が響く。うらやましいね。

というそんな3人のあとに登場するおれ。
「若干やりにくいなぁ」なんて思いつつね。

<まさぼうのたくらみ vol.19 in ピアノ弾き語りの夕べ
1. flow (詞/曲:中田征毅)
2. ラジオの中の僕の歌 (詞:続高明/曲:中田征毅)
3. 涙あふれて (詞:桜チョメ吉/曲:唐田春男)
4. 百年の孤独 (詞/曲:EPO)
5. フィルムの記憶 (曲:中田征毅)
6. ひとりたびごっこ (詞/曲:中田征毅)
7. raison d’être (詞/曲:中田征毅)

本番数日前にスタジオで歌ってみて、
「今回、これ歌おう!」と候補に挙がって来たのが『ラジオ〜』『涙あふれて』
『涙あふれて』は、キーをCにして歌ってみたくなって、いつもより下げた。
で、そのリハの時に、前回カバー候補として悩んでた『百年の孤独』の歌詞を
ノートに書いてたのを見つけて。すっかり忘れてたね。
試しに歌ってみたら「やっぱりいいなあ、この曲。今回これにしよう!」と。
あとの曲は、いろいろ考えつつも定番曲になってしまったな、って。
でも、今回も歌いたかったのよ、この定番曲たち。

『flow』って、自分の中で1曲目のイメージが強いんだけど、
ここ数回見ても、別に1曲目にやってるわけでもないから「よし、頭から飛ばす!」と。
この曲を最初に持ってくると、あとの曲で声が出しやすくなる、って言う効果があって。

『ラジオ〜』は久しぶりに歌ったら、難しかった。
もっと歌い込んでおくべきだったな、と、この曲だけ今回消化不良になってしまって残念。
いい歌なだけにね。

『涙あふれて』は、びゅーちふるずではDのキーでやってるし、
前に自分で歌ったときもDだったんだけどね。
これ、Cにしたらなんか切なさアップするな、と思ってCまで落とした。

今回のカバーであるEPOさんの『百年の孤独』
EPOさんの楽曲の転換点に出てくる曲で、この死生観というか輪廻観というか、
それがものすごく好きな1曲。
実は歌の合間にたびたび出てくる「Nobody knows it」と言うフレーズをあえて歌わずに、
曲の最後に一度だけ「Nobody knows it」とだけつぶやくように歌ってみた。
それがいい余韻になるような気がしてね。

そうそう、この日は面白いことにみんな「旅のうた」を歌ってて。
フチモトくんなんてそのものズバリ「旅のうた」という歌を歌ったくらいで。
ぼくも自信を持って『ひとりたびごっこ』歌ったよね。

で、今回も『raison d’être』を最後に置いてしまった。
いろいろ考えたんだけど、この曲ほかに置き所がないのかもしれない。
2番終わりまで行って、なんか、あまだ終わりにしたくない感じがあって、
そのまま「あーーーーーー」とかってちょっとだけ付け加えてしまった。


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この日はいろんなことを言ってもらえてね。
「歌がすごく艶っぽくなったんじゃないですか!?」とか、
「声を体に響かせてるように聞こえる」とか。

iNOさんから「ピアノの小さい音の響かせ方がキレイ」と言ってもらえたのと、
フチモトくんから「歌詞がホントにいいですね」と言ってもらえたのはすごくうれしかったな。

ちなみに、フチモトくんに「KANさんお好きですよね」と聞いたら、ビンゴ。
曲の作り方とか、雰囲気の持って行き方とか、この人は絶対に好きだな、ってね。
それがすごくよくわかるのは、なにより自分がそうだから。
「ぼくもいちばん好きなミュージシャンはKANさんなんですよ」と言うと、
「あーーあーーー!なるほど、あーわかりました!」と何かが腑に落ちた様子。
楽曲のポップ感とか、そう言う部分でストンと行ったようだ。
武田くんともゆっくり話したかったんだけど、
お客様と話をしてる間に「明日の準備もあるのでお先にすみません」と上がってしまって、
あまりゆっくり話ができず、残念。
友人の結婚式のために上京して来たのに合わせての、今回の東京ライブだったのね。
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そんな感じで、今回のライブも素敵な組み合わせを作ってもらえてよかった。
自分たちも楽しめるライブって、それだけでうれしいし、確実な刺激にもなるしね。

次のライブも、いい刺激になるといいな、
ということを期待しながら、またしばらくはあちこちでピアノ弾きでがんばります。
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三銃士なたくらみ終了! [音楽活動 -たくらみ編-]

日曜日の話。
8か月ぶりのたくらみ、楽しく終了しました。
見に来てくださったたくさんのみなさま、本当にありがとうございました。

やっぱり、3人でやると楽しいな。
自分の歌を聞いてもらえてうれしい、というのと、
創也さんの歌、micchyさんの歌を合わせて聴けるという楽しさ。
そして2人の歌からの刺激。
3人とも、ライブハウス入りしてからずっと笑顔で。

サウンドチェックの後は、お互いの近況を延々しゃべりながら、
「お互い、体と心の健康には気をつけよう」という結論に至ったり。

今回の3人の出順は、前回とかぶらないように組んだので、ぼくが最初に。

<まさぼうのたくらみ in ピアノ三銃士Returns>
1. ordinary (詞/曲:中田征毅)
2. 文字 (詞:キタムラナオコ/曲:中田征毅)
3. flow (詞/曲:中田征毅)
4. Let me be the one (Carpenters) (詞:Paul Williams/曲:Roger Nichols)
5. Home sweet home (Instrumental) (曲:中田征毅)
6. ひとりたびごっこ (詞/曲:中田征毅)
7. raison d’être (詞/曲:中田征毅)
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前回のたくらみでは定番曲をはずした選曲になったので、その辺は今回歌っておこう、というのと、
前回の「三銃士」の時の曲とあまりかぶらないように、というのを考えた選曲。
ナオさんと作った『文字』は、今、なんだかちょっと歌ってみたくなってね。
歌ってみたけど、やっぱり難しい歌だね。

今回のカバー曲はCarpentersの『Let me be the one』
Carpentersの中ではトップ3に入る好きな曲なんだけど、あんまりメジャーどころではないかな。
サウンドチェックで歌った時に創也さんが「いいですよね、Roger Nichols!」と。
その方面から来るか!という感じだったけど、さすがこの曲に引っかかるんだな。
お客さんの中でも知ってる人はいなくて。バーカウンターで川崎さんが「知ってる」って手を挙げてたくらい。
でも、「知らない曲だったけど、Carpentersだろうと思いました。」と言う方も。
ライブの後に、「持ってたCDに入ってたので聞きます!」と言ってくれた方も。
前にも言ったけど、ぼくが歌ったことで、その曲に興味を持ってもらえるのが、ぼくがカバー曲を歌うことの一番のうれしいところ。

インストの『Home sweet home』は、ライブで弾くのは2回目。
かなり昔に一度だけ弾いたことがあったかな。
いつも手遊びで弾いてる曲なのね、自分の中では「何もライブで弾くほどでも」みたいな感覚。
だけど、別に音源にもしてないし、たまにはいいか、ってね。
この曲も含めた新しい音源集を、今年中には作ろうと思う。

ライブ終わってみて、いろんな方から感想をいただいて。
『文字』でウルッと来たとか、やっぱり『flow』が好きとか、
『ひとりたびごっこ』聞けてよかったとか。
そんな中でも、やはりこのところ声が多いのは『raison d’être』に関してかな。
グッと来ました、染み入るものがありました、など。
「音源にしてほしい」とかね。
ま、この歌ももう少し体の中にうまく浸透させたいところ。

——
1番目に終わると、2,3番目の人の歌をゆったり見られていいね。
次の創也さんの歌、じっくりと見せてもらって。
どうすると、ああいう大きなスケールの歌を作れるんだろうな、
なんて思いながらね。
そして創也さんの声、いつもながら気持ちいい声だなぁ、って。

micchyさんは今回ドラムとベースとのトリオで。
リズムもガンガン攻めて来て、そこに気持ち良さそうに乗っかるmicchyさん。カッコいいね。
おじさん2人を従えて。
そしておじさん2人に「趣味彼氏、趣味彼氏」とコーラスを入れさせるワザ。

で、micchyさんからの依頼で、カバー曲『Overjoyed』にてピアノを担当。
弾き語りじゃない、「ピアニスト」としての顔も、ちょっとだけ出せたかな。

そういえば、ベースの健太郎さんとは付き合い長いわりに、
健太郎さんがぼくの歌を聞くのは初めてのことでね。
サウンドチェックの時点から「まさぼうかっこいい!」とか投げかけられて。
「なんだよ、まさぼうもっと歌えよ」と。Mac the Niceとかでも、って。
いやいや、あそこでおれの歌の出るところなんて無かろう。

そんな感じで、「ピアノ三銃士」第2回も大変楽しく終了しましたよ。
ちゃんと「次回のために」って写真も撮っておいたし。
来年にでも、また第3回をやりますよ。きっと。
そしてその時には、「そろそろなにかしら、絡んでみよう!」と言ってるので、
まだ何も決まってはいないけど、そんなコラボレーションもお楽しみに。
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秋のたくらみ、終了 [音楽活動 -たくらみ編-]

先日15日の「まさぼうのたくらみVol.17」無事に終了いたしました。
聞きに来てくださったたくさんのみなさま、本当にありがとうございました。

今回は選曲がなかなか決まらなくてね。
いつもなら「これとこれは歌う」って感じで何曲か決まってて、そこに合わせるように全体を決めるんだけど、
今回はあまりそういうことがなくて。
なのでもう、ノープランのまま一度スタジオに入って、ノートに書いてある曲をいろいろと歌ってみて、
その時の気分で「これ、行こう!」てな感じで。
そうしたら、実に意外な曲が今の自分には引っかかったようで。
今までのたくらみで1度しか登場しなかった曲が多数、思いきって定番曲を外す、という。
全体的に落ち着いた感じの、「秋のたくらみ」と言った感じになったね。

<まさぼうのたくらみVol.17>
1. raison d'etre (詞/曲:中田征毅)
2. 地下鉄で (詞:続高明/曲:中田征毅)
3. True Colors (詞:今井弘幸/曲:中田征毅)
4. かがり火 (詞/曲:中田征毅)
5. 両手のなかの海 (詞/曲:矢野顕子)
6. 夜舟 (曲:中田征毅)
7. 恋心 (詞/曲:中田征毅)

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1曲目『raison d'etre』は前回のライブで新曲として発表した曲。
ずっと頭の片隅にあった言葉を「でもこの言葉をタイトルにするのは少々気恥ずかしい」
と思ってたものの、ずっとそれが消えないので思い切ってタイトルにすることに。
「レゾンデートル」とお読みください。
『地下鉄で』は、たくらみ8「蔵出し」の時にだけ歌った曲(だと思ってたら、蔵出しじゃなくて"たくらみ6"のときだったようだ)で、20年以上前に作った曲。
Sunny Funnyのレパートリーである『True Colors』も意外なことに一度しか歌ってなかったのね。
『かがり火』はね、今年10数年ぶりにおわら見に行ったしな、と思って。
『夜舟』もね、自分では好きな曲なので前にも登場させようと思ったことがあったんだけど、
今回ようやく2度目の登場。
『恋心』はね、「これ今行ける!」って時を逃すとなかなか照れがあって歌えない曲なので。

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『raison d'etre』は、前回から少しだけバージョンアップ。
終わりの部分に新たなパートを付けよう、ということを考えてたんだけど、
その部分がなかなかうまくまとまらなくてね。
なので今回はそこ付けるのやめて、また改めようかな、と考えてもいたんだけど。
本番でそこまで来た時に「いや、やっぱり新しいパートつけよう!」って思いになって。
なので、曲の終わり部分はほぼアドリブでした。ちょっと微妙にメロディが間延びしちゃったけど。
次回までには完全に整えておく。

『地下鉄で』はね。今回この曲に自分の気持ちが引っかかったのがなかなか意外だったのだけど。
もともとはギターと歌でやろうと、当時(20数年前)は考えてた曲なんだよね。
本番は考えてたテンポよりだいぶゆったり目になったな。
これ、言葉の関係で1番と2番のメロディの乗せ方を大きく変えてるんだけど、
本番でそれがごっちゃになっちゃって、綺麗に歌えなかったのが心残り。

『True Colors』はね、もう少し歌ってるかと思った。
これ、終わってから言われたんだけど、
「びゅーちふるずの『給湯室にご用心』と凄く似たフレーズが一瞬あるよね」と。
おー、と思って必死に思い返して、確かに1箇所、音の動きが一緒だった。
よく気がついたな。というか、やっぱりそういうのって知らずのうちに出るね。

そして、今回のカバー曲は松田聖子『両手のなかの海』
1984年のアルバム「The 9th Wave」に入ってる曲で、作詞作曲矢野顕子、という1曲。
当時この曲の雰囲気にものすごく魅かれ、
加えて当時のSONYのベータマックスの「あーきれいだねー」というCMソングにもやられ、
そして矢野顕子にのめり込んでいった、というぼくにとって大きな曲。
矢野さんならではの転調感はあるものの、これ本人がやったらどういう音になるんだろう、
というのは昔から興味のあるところなんだけど、
ひとまずは「ピアノと歌だけにしてみよう」という半ば実験的なところで。
ちなみにこの曲、数ある聖子ちゃんの楽曲の中でも、いまだにベスト3に入ります。

で、この『両手のなかの海』、ご存知だった方はおらず。
「矢野さん提供の聖子ちゃん曲」と歌い終わってからお知らせしたら、
「それを分かった上でもう1回聞きたい」という方が多数。
ぜひ、本物を聞いてみてくださいな。
というか、このサイクルが、ぼくがたくらみでカバー曲をやる理由で、うれしいところ。

で、インストの『夜舟』ね。
そろそろこの曲も入れた「おれ楽曲集その3」作らないとね。
今のところ、次は全曲ピアノだけ、ていうのを作ろうと考えてるんだけどね。

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今回は対バンさんのお客さんもたくさん残って聞いてくれて。
MCにもいろいろと反応してくださったり。
終わった後にも「あなた、歌いいわよ」と言ってくださったり。
もちろんぼくのことを見に来てくださった方からも、
「やっぱりまさぼうはエレピじゃなくてピアノの音がいい」と言ってもらえたり、
「1曲目聞いて泣いちゃった」とか、いろいろ反応いただけるので本当にありがたいです。

次回はまだまだ未定なんだけど、このところ4月10月のサイクルになってるので、
そろそろちょっと時期をずらそうかな、なんて考えてて。
もうちょっと冬の寒い時期とか、夏の暑い時期、あたりに変えてみようかな、
なんてこと考えてます。

ま、また気分が乗った時にはぜひともよろしくです。
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たくらみ終了 [音楽活動 -たくらみ編-]

半年ぶりのたくらみ、終了いたしました。

今回はなんと言っても、ちゃんと新曲を作ったこと。
ここ数年、ライブのたびに「新曲作らなくちゃな」と思ってはいたものの、
なかなか言葉が書けずに「やっぱり書けなかった」と言いつづけて。
ま、ここでやっと作ったわけだ。
ただ、もっと余裕持って作れればよかったんだけど、
「あ、新曲作れそう!」と思ったのが先週のことだったもんで。時間に余裕が無く。
言葉を出して、なんとなくの音をつけて、整えて。
で、なんとか「整えられたかな?」というのが昨日のことで。
で、今日の初披露となった訳だけど、ちょっと、思った通りには行かなかったかな。

新曲についてはまたあらためて書くとして。

<まさぼうのたくらみ Vol.16>
1. 新曲(タイトル未定)(詞/曲:中田征毅)
2. ひとりたびごっこ(詞/曲:中田征毅)
3. 鴇色(曲:中田征毅)
4. 惑星(詞/曲:和田唱)(松たか子さんのカバー)
5. そのままでいて(詞:菊地大輔/曲:中田征毅)
6. flow(詞/曲:中田征毅)
7. 2日目のカレーのように(詞:樋口政也/曲:中田征毅)

まず出だしから新曲。
最初に歌っておきたい曲、になったんでね。
(そう言えば昔から、「新曲作ると毎回1曲目」てのが常套手段)。
2曲目にもう『ひとりたびごっこ』を持って来ちゃって。
実はここに別の曲を入れることも考えたんだけど、ひとまず慣れてる曲でしっかり声出しておこう、ってね。
3曲目からは3曲続き。
まず桜の季節も終わりなのでインストの『鴇色』を、
そのままカバー曲の『惑星』、話の流れがうまくつながるのでSunny Funnyの『そのままでいて』に。
この『惑星』『そのままでいて』はアレンジもちょっと似た感じになっちゃったんだけど、
あえて同じ雰囲気のまま歌ってしまおう、ってね。
で、後半にも自分の言葉の曲が欲しかったので、『flow』を。
落ち着いちゃった雰囲気を変えよう、という思惑もあり。
最後はマクと作った『2日目のカレーのように』をセルフカバー。

『惑星』はホントに好きな歌でね。
松たか子さんのアルバム「Cherish You」に入ってるアルバム曲で、特に何かに使われた曲でもないんだけど。
作詞作曲はTRICERATOPSの和田唱くん。言葉とメロディのはまり具合が天才的ですよ、これ。
ふと「この曲、弾き語りで歌ってみよう」と思い立ったのはいいんだけど、
あるとき試しにカラオケで歌ってみたら、サビの部分でこみ上げちゃって泣いて歌えなくなったことがあって。
なので、少し寝かせておいて。
「今回、そろそろ行けるかなぁ」って、試してみたら、弾きながらだと意識もピアノの方に回るので、
入り込みすぎずに、大丈夫だった様子。
「あのカバー曲、いい歌だったね」という意見も多数あり。
そういうのがうれしいんですよ、ぼくの場合はカバー曲を選ぶ基準はそこなので。

『2日目のカレーのように』は、実は前回のライブでやろうかと考えてたのね。
だけど、あのときは「初演奏曲」が全6曲中5曲になりそうだったので、あえてはずしたんだよね。
で「次でやろう」と決めてたもので。
アレンジは、いつもやってる形をほぼ変えてない。キーだけちょっと下げたけど。

実はここ3回、ライブの最後の曲が人と作った歌のセルフカバーで締めてた。
前々回は(元々はぼくのインスト曲だったけど)キタムラナオコが言葉を乗せてくれた『next text』
前回は西荻近辺ですっかりおなじみの、SOUL CANAPE柏原由美子さんと作った『My Voice』
そして今回のマクとの『2日目のカレーのように』
おれもいろいろ作らせてもらってるなぁ。ありがたいね。

次回のたくらみはまだまだ決めてないんだけど、また半年後くらいか?
ただ、今年の秋には、MCでもちょっと言ったんだけど、ピアノ歴40年記念のピアノコンサート的なものを出来ないかな、と考えてるのでね。
それより後になるか、もしくはもっと早くにやってしまうか。

ま、決めた時にお知らせします。よろしくね。

たくらんだ時の話 [音楽活動 -たくらみ編-]

あらためて、先日の「ピアニスト三銃士のたくらみ (秋)」をふりかえってみます。

朝の10時半にDoppo入り。
みんなで「ようやくですねぇ」とか「こんな時間に声出るかな?」なんてことを話しながら準備。
それぞれのサウンドチェックを聞きながらいろいろと思いめぐらしたりして。
この時点でmicchyさんの曲を聴きながら創也さんと「歌詞の切り取り方が違うよね」と。
創也さんの歌とピアノを聞きながらmicchyさんと「鳴り方が違うよね」と。
その後も、準備しながらあーだーこーだしゃべっちゃって、気がつけば開場時間、というぐらいに。
創也さんから「まさぼうくんとPAGODAで知り合ったのって、何年ぐらいだったか覚えてる?」
と聞かれ、まったくわからないなぁ、と。
ただ、「確か創也さんが腕の骨折って、その復帰のライブだったというのを思い出したました!」
と言ったら、オーナー川崎さんが「じゃ、その話は本番に」と。

ライブの最初に3人でご挨拶。
お互い、何をしゃべればいいか全く決めてなかったもんで、ほんとにご挨拶、だけ。
ま、あの時点で3人のいい感じはまず伝わったのかもな、ってね。

そしてトップの創也さんからスタート。
創也さんの今回のセットリストは比較的落ち着いた曲が多かった感じ。
ぼく自身が今回は言葉の詰まった曲が多かったので「ああ、もっと落ち着いた曲にすればよかったな」
なんてことも感じたんだけど。
今のバンド=CANVAS OF MUSICのレパートリーが多かったんだけど、その中で、
初めて創也さんがソロでピアノの弾き語りをする時に作った『今年のワルツ』と言う曲もやってくれて、
そのソロライブを見に行った時のことも思い出したりしてね。
ちなみに本番前に話をしてて、この『今年のワルツ』を作る経緯を教えてもらって、あーなるほど、と。
ぼくも知ってるある歌からのインスピレーションだった、とのこと。
CANVASのアルバムのタイトルにもなった『天秤座への旅』という曲は、非常にスケールの大きな曲なんだけど、
その曲を作ったエピソードというのもMCで話されてて、「そんなことが!!」って。
会場しーんとしてたけど楽屋ではmicchyさんと2人で大爆笑だったんだよね。

創也さんのライブが終わった後は、ぼくが出て行って創也さんにインタビュー。
で、その時に知り合った当時の創也さんのバンド=ConglomerateのCDを持って出たんだけど、
「うわぁー懐かしい!これおれも持ってないかも!」って。
わりとこういうものって、ファンの人の方がしっかり持ってるんだよね。
その後裏で、そのCDの話なんかもしたりしてね。

さてmicchyさん。
正直、本番前半は若干固くなってた感じに聞こえたな。
いつもはもっとのびのび歌ってる感じなんだけど。
それにしても、やっぱり歌の作り方が女性ならではだなぁ、ってね。
言葉の拾い方とか、ピアノのアレンジの細やかさとか。
なんにおいても『趣味彼氏』という歌はすごいな、と。あれから3日くらい頭から離れなかったもんね。
「"だって私の趣味=彼氏、趣味=彼氏、趣味=彼氏だYeah!"」って。
ちなみに「『趣味彼氏』は私の言葉じゃないですから!後輩のこのお話ですから。」とのこと。
どちらにしても、男が『趣味彼女』とか歌えないよね。
そして本編最後にはほぼ定番とも言える『シンデレラ』を。
裏で創也さんが「最後にこれ来るんだ!」って。

さてぼくはと言えば。
実はこの日のセットリスト、いろいろと最初に決めてたものがあったんだけど、
あらためて考えてみたら「6曲中5曲」が初めてやる曲、ということになってて。
さすがにそれはどうか、と思って再考。
で、あらかた決め直したんだけど、1曲だけ最後まで何を歌うか決まらなくて。
自分のソロのための曲以外にも、Sunny Funnyのレパートリーもあるし、
もっと遡ってNamelessの頃に作ったものもあるしな、なんて考えたら結構、歌あるじゃんな。
ということで、結局考えた結果「今回は自分の言葉を歌いたいな」というところからしぼって行って。
で、最後に決めた1曲はライブの1曲目に持って来た『I miss you』で。
この「国際電話」をモチーフにした曲も「Skype」の普及で前時代的な曲になってしまったな。

わりと評判が高かった今回のインスト曲。
アンケートに「この曲にタイトルをつけてみてください!」と書いたところ、いくつかいただけてね。
タイトルでないまでも「こんな風に受け止めました」という感想もたくさんもらえて。
やっぱり言葉がつかないと、曲の受け止められ方は自由だよな。
「もう一度聞きたい」という声もいくつかあったんだけど、この曲、フルじゃないけどこちらから聞けます。
気になった方はぜひ見てみてくださいな。
オヒトリ『てくてく』

そして今回のカバー曲。
渡辺美里の『PAJAMA TIME』。
みさっちゃんはこれだけ聞いて来てるけど、カバーをしてみたのは初めて。
これはもう、創也さんとライブをやることが決まった時点でほぼ決めてた曲ね。
その理由はぼくの昔のブログの記事と、そのコメント欄をよく読んでみて。
この歌、楽屋では創也さんとmicchyで大騒ぎでずっと歌ってたそうだ。

今回最後に持って来た『My Voice』。
SOUL CANAPEのライブでは定番曲で、「この曲はもう西荻スタンダードに入ってますから」とまで言ってもらえたこの曲。
曲を作って由美子さんに聞かせるために自分で歌ってみた時以来、の自分での歌。
さすがに何度もやってるし、メロディをつける時にいろいろ考えたのもあって、
自分の歌以上に歌詞を覚えてる数少ない歌なんだけどね。
自分で作った歌だけど、「あー、この曲いい曲だなぁ」なんて思いながら歌えたのは幸せなことね。
歌の持ち主である由美子さんが「『My Voice』すごくよかったです。聞けてよかった!」と言ってくれて。
なんか、自分の曲でもこのくらいのスタンダード感のあるメロディを作ってもいいかな、
なんて思った次第。
というか、創也さんの曲からも、micchyさんの曲からも、いくつかヒントをもらってね。
「今度は、こういう感じのメロディを作ってみよう」とか「こういう題材で言葉を書いてみよう」とか。

今回、3人でライブできてほんとによかったな。
ちなみに「(秋)」とついてるので、そのうち「(冬)」とか「(春)」とかもやる日がくるんじゃないだろうか、
というか、やりたいな。
その時には、さらに3人がライブの中で絡める企画も盛り込んでみたいね。

「ピアニスト三銃士のたくらみ (秋)」終了! [音楽活動 -たくらみ編-]

本日の「ピアニスト三銃士のたくらみ (秋)」、たくさんの方に見に来ていただいて、
大盛況の中終了しました。
見にいらしてくださったみなさん、本当にありがとうございました!

でー、たくさんの方が来てくれて、ホントに楽しんでくださってたのですが、
ガッチリ「聞く」という方が多かったため、本番中シーンと息も漏らさない感じになってて、
「もっと普通にしてていいんですよ。」と何度も言ってしまった。
いや、ステージから見てると結構その静けさが怖いのよ。

今回は3人ともお互いよく知ってて、でも多分そんなにおちついて話し込んだことも無かった感じで。
サウンドチェックの時からもう、しゃべってるだけでいろんな話が転がってホントに楽しくて。
お互いの好きな音楽が一緒だから、その辺の話をしたりとか。
「これ、こういう話で一晩明かせますね」ってほどに。
むしろ、「音楽流しながらラジオでも出来ちゃうよね。」と。

あとは、それぞれの曲の作り方の話とか。
楽譜が苦手なのでこうしてる、とか。
男子と女子では歌詞の切り取り方が違うよね、とか。
ほんと、つきない。

そしてサウンドチェックを聞いてるだけで十分に「三者三様だなぁ」って思える。
それぞれの立ち方が違うので、それだけで楽しめるし、今日のお客さんには楽しんでもらえる。

と言う中で、とりあえずぼくはこんな楽曲でまいりました。

<まさぼうのたくらみ vol.15 in ピアニスト三銃士のたくらみ (秋)
1. I miss you (詞:中田征毅・鐘江康一郎/曲:中田征毅)
2. flow (詞/曲:中田征毅)
3. (仮)Waltz -Sentimental- (曲:中田征毅)
4. PAJAMA TIME (詞:渡辺美里/曲:小室哲哉)
5. ひとりたびごっこ (詞/曲:中田征毅)
6. My Voice (詞:Yumiko Kashiwabara/曲:Masaki Nakada)

出だしの『I miss you』はSunny Funnyのレパートリーね。
実はこの曲が最後の1曲枠に滑り込んだ曲。
『flow』も、前回歌ってなかったし、今回は入れたくなってね。
3曲目のインストは、この夏に寿寿(コトブキヒサシ)さんの一人ユニット「オヒトリ」の映像のために作った曲をね。
作ったばかりのこの曲を弾いておいてみたくなって。
カバーはみさっちゃんの『PAJAMA TIME』
以前、ぼくがこの曲をライブで聞いて泣いた、ということをブログで書いた時に、
創也さんが「ぼくもこの曲の同じでところで泣きました!」というコメントをくれたのを覚えてて。
創也さんと一緒にライブをやることになった時から「今歌うしかない!」と決めてたのね。
『ひとりたびごっこ』は、やっぱり今回も外せなかった1曲。
そして最後の『My Voice』は、由美子さん=SOUL CANAPEのライブではほぼ毎回歌ってくださる、由美子さんとぼくとで作った歌。
今回初めて自分でセルフカバーさせてもらったよ。

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ひとまずはセットリストのご紹介、というところで。
ライブのこと自体はまたあらためて、振り返ります。

あらためてたくらみをふりかえる [音楽活動 -たくらみ編-]

早いもので、あれから1週間。
今日になってから「あ、先週の『真田丸』まだ見てない!」ということに気づいたのに、先にBSで今週分を見てしまった。

さてさて。
あらためまして、先週の「まさぼうのたくらみvol.14」を聞きにいらしてくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
今回はほかにもいろんなライブやイベントが立て込んでる日だったようで、
「行かれない!」という連絡も多数いただきました。
気にしていただけるだけで光栄です。

今回は、「たくらみ」としては約2年ぶりだったこともあって、
さて何を歌おうか、というところでセットリストがなかなか決まらなくてね。
出だしの曲と終わりの曲だけは決まってたんだけど、それ以外がどうにも決まらず。
ほら、すっごく久しぶりにカラオケなんか行くと、何を歌っていいかわからなくなるっていう、
あれと似た感覚かな。
比較的余裕のある時期だったとは言え、おちついてひとりリハに入る時間もなんとなく難しく。
最終的に入ったのはライブ前日。
そこで初めてカバー曲を歌ってみるが、夜になってカバー曲を差し替えてみたりして。
なので、本番で歌ったカバー曲は、実際に歌ってみたのは当日のサウンドチェックで初めて。
本番で歌ったのが2回目だったという、これ今初めて明かす事実。

そんなことも含めつつ、細かい話をあれこれ。

まず、年明け最初のライブということで、毎度なんだけど、
1曲目は『カウントダウン』でスタート。やっぱりこの時期は歌っておかないとね。
続いて『ordinary』。この曲は他の曲を全部決めた後で、「なんとなく、今、これ」てな感じで。
やっぱりこの曲は音が難しすぎる。
もともと別のキーで作った曲を、声に合わせてキーを変えたもんで、ふとわからなくなりそうで。
この曲の時はまだ、高いところが出にくかったなぁ。声の出し方を思い出しきれてない感じ。
そして個人的な安定剤でもある『ひとりたびごっこ』
この曲で、自分の中のいろんなものを調整するような感覚というか。
そうかそうか、この喉の開け方で声を押し出すんだ、みたいな。
実際、見に来てくれた人からも「あの曲がいちばん馴染んでるように聞こえる」と言われるし。
異論なし。

で、前述の通り、歌うのは本番で2度目だったというカバー『年下の水夫』
前日の夜にピアノである程度どうやって弾くかを考えて。
それを基に、あの女歌をいかに情景描写するか、と言う感じだったかな。
とにかくこの歌のサビの部分で、カーッと声を出せたのがなんとも気持ちよかった。
もうそれだけのために、もう1回この歌歌いたいと思ってるもん。今でも。
それにしても、ほんとに名曲だなぁ、と思う。
おれが歌っても許されたもん。

で、実はこの曲をカバーする時には、つなげて自分のインスト曲である『夜舟』という曲を
合わせて弾こうと前々から考えていたのだけど、
今回そこも大分迷ってね。
というのも、そのことを思い出したのがサウンドチェック後だったというのもあって。
いきなり弾くには、あまり手に馴染んでない曲出しなぁ。
加えて、今回のインストはあれをやってみたい気持ちも強いしなぁ。

ということで、結局インスト曲の方は当初の予定通りで。
昨年5月に公開された自主制作映画のサントラから、一番気に入ってた30秒ほどの曲と、
その続きを勝手に即興で弾いてみる、という試み。
似たようなことは以前にもやってみたことはあって。
2012年秋のライブの時に、出だしのモチーフだけ作って後は即興で、というのをね。
久しぶりにそれをやってみた、ということで。
弾いてる間は「今はどの調にいるか」ということだけを気にしてるんだけど、
思えばそれってかなり特殊な考え方なんじゃないか、とふと気がついた。
だいたい、そんなに調って変えるものじゃないよね、普通に考えたら。
だけど、ぼくの場合は好きな音を繋いだらふわっと変わって行っちゃうもんだから。
でも面白いのは、変えたつもりでいるのに気がつくと元の調に戻してる、というね。
「あれ?戻ってる。じゃ、また転がそう!」っていうね。
そうこうしてる中で無事に最初の調に戻って、イントロと同じものをつけて、無事終了。
ひと安心。

最後に歌ったのは、元々インスト曲として作った曲に、歌詞を乗せてもらった『next text』
見に来てくれたお客さんの中にはぼくのインストCDを聞いてくれてる人も多かったので、
曲自体は知ってた、と言う人もかなりいて。
「歌が乗ると、またずいぶん雰囲気変わりますね。」という言葉ももらったりして。
ちなみに歌詞を乗せてくれたのはキタムラナオコ。
2011年の「たくらみまくり」で歌ってくれてる。
で、今回本人見に来てくれてたのだけど、歌詞を書いたことは覚えていたものの、
「あれ、私これ歌も歌ったんでしたっけ?」とすっかり忘れていた様子。
ちなみにこの曲、元々歌にするつもりじゃなかったので、フレーズが途切れなくて息継ぎが大変。
でも、前の曲で思い切り声を出せる方法を思い出してたので、気持ちよく歌えたな、というね。

ちなみにMCは、「昨年の春にソロライブをやるつもりが、出来なくなってしまった理由」という話。
昨年3,4月頃にソロライブを考えていたものの、ケネディハウスでの仕事が決まり、
その曲の仕込みに大変で余裕が無くなってしまったこと。
さらに、同じ時期に映画のサントラの製作が重なってしまったこと。
ということをいろいろ話してたら大分時間もギリギリだった。

いや、ほんとにね。
久しぶりに声の出し方を思い出したよ。本番中に。
で、やっぱり自分の声がいちばんきれいに響く音域を再確認。
それを認識したら、早くも今は「近いうちにソロライブやりたいなぁ」なんて思っちゃってる次第。
まあでも、ほかのこととの兼ね合いで、いい時期を見計らってやります。慌てずに。

そうそう、対バンになったのは牛玖舞さん、西村彩華さんとどちらも女性のピアノ弾き語り。
牛玖さんはずっと歌だけ歌ってらっしゃったのを、ここ数年でピアノの弾き語りに以降したと言う方で。
そう言う点では少々ピアノに固さはあるものの、きれいな伸びやかな声で歌われてました。
西村さんは、昨年秋頃、ぼくがDoppoに頻繁に通わなくなった頃からDoppoでスタッフとして働いてらっしゃる方で、
何しろピアノがうまい方でした。ピアノの音が違う、って久しぶりに感じたもんね。
で、使う音から、ぼくとはきっと聴いて来た音楽がものすごく近いんだろうな、と感じずにはいられない。
そもそも矢野さんの『クリームシチュー』をカバーするってくらいだし。
そのあたりがね、聞いてて楽しかったね。

終演後に、来てくれた皆様方といろいろと話をしてたら、
「今度、『○○』歌ってください。」とか
「あれ、ききたいです。」という声がいくつかあって。
ああ、じゃ、次はあれを歌ってみようかなぁ、なんてことをいろいろ考えてたら、
次回のセットリストがほぼ埋まったって言うね。今回と全然違う。

ま、せっかく歌い方を思い出したわけだし、
やりたい曲もあるし、
今年は早いうちにもう一度やるかな。

ということで、
見に来てくれて、お互い久しぶりに再会してたマクとキタムラナオコとともに1枚。
(彼らは共に、先述の「たくらみまくり」で共演した仲ね。)
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みなさま、ありがとうございました!!

たくらみ終了! [音楽活動 -たくらみ編-]

24日日曜日の、約2年ぶりの「まさぼうのたくらみ」、無事に終了しました。
聞きに来てくださったたくさんのみなさま、ありがとうございました。

ソロライブも久しぶりなもので、感覚がよくわからなかったり、
いつも作ってるアンケートをすっかり忘れてたり、
物販のインストCDを忘れて来たり、
といろいろあったわけだが、予想よりもたくさんの人が来てくれてホッとしましたよ。

細かいことはまたあらためて書くとして、
セットリストだけは、今のうちにあげておきますね。

<まさぼうのたくらみ vol.14>
1. カウントダウン (詞/曲:中田征毅)
2. ordinary (詞/曲:中田征毅)
3. ひとりたびごっこ (詞/曲:中田征毅)
4. 年下の水夫 (詞:岡田冨美子/曲:川江美奈子)
5. -love からの improvisation- (曲:中田征毅)
6. next text (詞:キタムラナオコ/曲:中田征毅)

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軽く説明。
『カウントダウン』は、年明け最初のライブではほぼ1曲目に歌う、年越しの歌ですね。
『ordinary』『ひとりたびごっこ』はよく出てくる自分のレパートリー。
今回のカバー曲は今井美樹さんの『年下の水夫』
カバーで初めて、ここまで「女」の濃い歌を歌ってみたよ。
それに続くインストは、昨年音楽を担当した映画「哀艶のジョルノ2~夢魘のサイガ~」のサントラの短い1曲から、その続きを即興で弾いたみた、というもの。
最後の『next text』は、2011年の"たくらみまくり"において、もともとぼくのインスト曲だった『next text』にキタムラナオコが言葉を乗せて歌ってくれたもの。半セルフカバー。

と言った具合ですね。
2,3曲目あたりで声の出方がうまく乗るようになって来て。
で、やっぱり自分の声の一番いい音域と、そこで響かせるための声の出し方なんかを思い出して来た感じで。
後半はその辺がうまくいったんじゃないかな。

なんか、その感覚を忘れないうちに、また弾き語りライブをしたいな、と思ってる。
わりと早いうちに。
少なくとも半年くらいで。
(もう2年は空けずにいかれるだろ)。

といったところで、細かいことはまたあらためて。

たしなみ、ました。 [音楽活動 -たくらみ編-]

本日の「まさぼうのたしなみ」、無事に終了いたしました。
見に来てくださったたくさんのみなさま、本当にありがとうございました。

今回の「たしなみ」と言う企画。
オリジナルではなくカバーを中心としたライブ、というのは実は、ぼくが弾き語りを始めるにあたって当初から考えていたことだったんだよね。
オリジナル中心のライブと、カバー中心のライブ。これを2本立てで進めよう、という計画だった。
だけど、最初の2本をやった時点で「人様の歌を、そんなに軽々しく歌ってはならぬ。自分の歌もロクに歌えもしないのに。」ということがわかって。
それで2本立て計画は取りやめ。
そのうち、時期が来たら。「人の歌を歌っても大丈夫だ」と思える時期が来たらやってみよう、と。

昨年終わり頃か、今年の初め頃か。
ふと「そろそろ、カバーメインのライブをやってみてはどうだろう?」と思ったことがあって。
たしか今年の春のライブの時点で一度、迷ってるんだよね。どっちでやろうか。
で、その時はいつも通りの「たくらみ」で行くことにしたんだけど。
今回半年ぶりで弾き語りライブをやる、となった時は、ほぼ「カバーで行こう」と心は決まってたな。

ちなみに、カバーメインのライブを「たしなみ」と名付けたのはほんの思いつき。
で、たしなみなんだからいつもとは違う衣装にしなきゃ、と思ったもののいいものが思いつかず。
「浴衣?」とも考えたんだけど、なんかちょっと雰囲気が違うなぁ、と思ってやめ。
で、久しぶりに鍵盤ネクタイ。

さて、前置き長くなったけど今日のセットリストはこんな。

<まさぼうのたしなみ vol.1>
1. I Like It (De Berge)
2. 東京ライフ (KAN)
3. かがり火 (中田征毅)
4. ビルボード (大江千里)
5. Stardust (Nat King Cole)

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(本番前に緊張しながらも、必死に口角をあげてる、の図)

出だしはアカペラはじまりで『I Like It』
初めてこの曲を弾くことになった時から「いつか自分で歌ってみたい」と思ってた1曲。
切ない歌だなぁ。ああ、やっぱりおれ"せつない"が好きな歌になるキーワードなのかも。
この曲も難しい歌だよね。かなり裏声に行くし。
サビの部分の歌詞が、1語出て来ないと続かなくなるし。
でも、ほんといい歌だ。

1曲目の後、ちょっと長めにおしゃべり。
何をしゃべったかというと、「今までの『たくらみ』で歌って来たカバー曲の変遷」をね。
せっかくのカバー企画なので、これを並べることで「まさぼうの音楽的趣向」を知ってもらうのもおもしろいかな、と思って。それぞれ1フレーズずつ歌いながら。
せっかくなので、ここにあらためて載録。

第1回 東京ライフ(KAN)
第2回 イノセンス(川村結花)
第3回 メロディ(KAITA)
第4回 TAKE IT EASY(THE BOOM)
第5回 イノセンス(川村結花)
第6回 I'm Not In Love(10cc)
第7回 The April Fools(Burt Bacharach)
第8回 Rain(大江千里)

見えますね。この人の好きな世界が。よく見えます。
で、この中から『東京ライフ』を久しぶりに歌ってみて。
あー、まだこの歌の領域には達してないな。いろいろと。
いつまでも目標となる歌ですよ、これは。

続けて今日唯一のオリジナル『かがり火』をね。
明日9/1から始まる「おわら風の盆」のことを歌った歌なので、こんな日にライブをできるなら歌っておかなくては、と。
加えて、この歌を、一切の説明無しにいきなり聞いてもらったらどんな反応をされるんだろう、という興味もあって。
カバー曲の中にまぎれてたらきっと、誰かの歌だろうという感覚で聞いてもらえるんじゃないかな、というのももくろみ。
で、結論。
何も説明しなくても「いい歌ですね」と言ってもらえたので、かなり自信をもちました。

そして、言葉の量が半端ない大江千里さんの『ビルボード』
これも前から歌ってみたかった歌の1つ。
千里さんの曲の中でも、(歌ものやってた時期の)かなり後期の作品になるんだけど、この曲は初めて聞いた時にガツンとやられた感じでね。
「この人はまだこんな名曲を生み出すのか」って。
今回歌ってみて、あらためて好きになったな、この歌。
しかしまあ、ノートに歌詞を書き写すのは大変だったけどね。細かい文字で見開きびっしり。
でも、言葉から本当に情景が見える。
こんな詞、かけたらいいなぁ。

ていうか、KANさんと千里さんは全部の曲を一度自分で歌ってみたい。
そうしたら何か秘密がわかるかもしれない。

そしてライブの締めは、これもいつか自分で歌いたいと思ってたスタンダード『Stardust』ね。
これもきれいな曲だよね。いつもピアノ弾きながら思ってるんだけど。
この曲はね、もう気分だけジャズシンガー。
なりきるような感じで歌わせてもらったよ。

と言った具合に、5曲。
途中、飲み物を取った手がすっごく震えてて「おちつけーーおちつけーーー」って念じながら。
後半に向かって喉も開いてった感じだったし。
全体的にキーが高めだったかなぁ、という反省もありつつ。

でも、終わってみれば、この企画はこれであり、と。
そんなに頻繁にはやらないと思うけどね。
しばらくはまた、いつもの「たくらみ」の中で1曲ずつ混ぜさせてもらうよ。

まだまだ歌ってみたい曲は山のようにあるんだけどね。
それらを一気に歌いたい!ってのが波のように押し寄せて来たら、
「たしなみ」も第2回をやってみると思うよ。
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