SSブログ
音楽活動 -もろもろ- ブログトップ
前の10件 | -

「ECLIPSE」ができるまでの考察 [音楽活動 -もろもろ-]

発売からそろそろ2ヶ月、というLovetideのEP「ECLIPSE」ができるに至るまでの、
近しいバンドメンバーから見た見解を。

——
Lovetideは、
2018年に「a crossroads」、2019年に「I AM …AND YOU ARE」と順調にアルバムを作ってきて。
そのまま2020年にも年末ごろにアルバムを発売するつもりでいたんだよね。
計画としては、2020年のアルバムのタイトルは「ECLIPSE」
レコ発は渋谷PLEASURE PLEASUREで、ということを考えてたはず。
これは、まゆちゃん自身がWebラジオで語ったりしてたこと。
そして、この「ECLIPSE」というアルバムは、
2019年のレコ発直前に作った『Planet.E』という歌を中心にしたアルバム、
として考えていたのだと思う。
あの時期はこの曲で押そうとしてたからね。

それが、コロナの波に巻き込まれて計画も見直しの状態に。
この時期、「今アルバム作っても、届ける場所を作れないからね・・」とまゆちゃんが言っててね。

当初のアルバムの発売とレコ発ライブを予定してた時期に、「とりあえず一度ライブを」と、
ぼくとデュオのスタイルで下北沢でライブをした時に、
アルバムの代わりに「prelude to ECLIPSE」と題して、変則的なシングルを発売。
そこには、正式な発表予定とは違う形で『Planet.E』を収録。
さらに翌年春の、代官山でのバンドライブでは、
ステージ後ろに「EXLIPSE」と大々的に書かれた垂れ幕を配して。
きっと、前年予定のライブのために準備してたものなんだろうな、と。
つまり、この時点ではまだ、次のアルバムを「ECLIPSE」とする計画は生きてたわけだ。

結局、2021年もアルバムリリース/レコ発ライブなんかをできる状況には戻らず。
そうこうしてるうちに、まゆちゃんの中でも「伝えたいこと」に変化が出ちゃったんだろうね。
そもそも自作のミュージシャンであれば、
この期間に、制作の意識を変えさせられない方が難しい。
2022年に制作したアルバムは、できるだけ明るい未来へ、という思いが強い、
「Nu World」というタイトルのアルバムになった。
このアルバムのレコ発ライブの直後に曲を作ったのを最後に、
まゆちゃんにしては珍しく、半年ほど全然曲を作れなかったという。
自身の目指してるところがなんだったのか、ふとわからなくなった彼女は、
「ここらで一旦、リセットさせください!」と、ライブ活動の一時中止を宣言。

そんな、ライブ活動休止宣言をしてから訪れた名古屋のライブでの話。
終演後に、あるお客様から「Mayumiさんと中田さんの2人で作るアルバムを聴きたいです」
という声をもらった。
ぼくは「そんな機会があったらね。」なんてくらいでいたのだけど、
まゆちゃんはこの時、「それ、ありだな。」と思ったそうだ。意外にも。

しばらく後に、「2人で音源作ってみようかと思ってます。」と話をもらい、
8月にエクストラ的にやったライブの待ち時間に、「こんな感じの曲がほしいです」と、
具体的な話をしたりして。

そんなふうに、思いがけず作ることになったアルバムのタイトルが、
一度は風に消えた「ECLIPSE」というタイトルになった話は、
ライナーノートを交えて、また改めて話しますね。(長くなっちゃった)。
nice!(0)  コメント(0) 

たて続けマクランド [音楽活動 -もろもろ-]

23日の土曜日は、吉祥寺曼荼羅でのイベント「山梨ナイト」に、マクランドで出演しました。
見に来てくださった大勢のみなさま、ありがとうございました!

今までも、なぜだか山梨ナイトへの打診がある時って、
いつも他のライブがすでに決まってて、立て続けになることが多かった気がする。
そして、大抵の場合「全員の都合は合わない」みたいなね。
今回もあやうくギターのサーラスが不参加か? ということだったのだけど、
なんとか無事に参加できて。2週連続のマクランド。

前述の通り、サーラスの参加が不確定だったことに加えて、
曼荼羅のピアノを使うということを決めてたので、
全般的に「ピアノ押し」のセットリストになって、先週のライブとはほぼかぶらず。


<マクランド in 山梨ナイト2024春
1. はじまりの歌
2. 天狗湯のおやじ
3. 夜はいつも知らん顔
4. 2日目のカレーのように
5. 課外授業

Vocal : 樋口政也
Guitar : 奥山裕樹
Bass : あくま
Drums : 藤原直樹
Piano : 中田征毅

今回の出だしは『はじまりの歌』の方で。
いつもはそこからすぐに次の曲に入ったりするのだけど、
この日はサウンドチェックにサーラス/あくまさん両名が不在だったこともあって、
その調整のためにも1曲だけやって、少し様子見タイム。
「山梨ナイト」に対する思いを語るとともに、山梨から出てきた頃の話を交えつつ、
2曲目には『天狗湯のおやじ』を。
そして今回の目玉とも言えそうな、『夜はいつも知らん顔』
この曲、マクの中ではどうしてもグランドピアノと結びついてるらしく、
ここ数年、曼荼羅でのライブでしか登場してないね。
この曲の登場を予測してたお客様もいたりして。
「これ聞けただけで、今日来た甲斐があった!」って喜んでくれたりね。
そんなロッカバラードから続けて、『2日目のカレーのように』
これも、カレーのおいしい曼荼羅では定番になってる曲かな。
あっという間に最後の曲だったけど、最後はやっぱりひと盛り上がり、ということで、
先週のライブと唯一のかぶり曲『課外授業』で「ふっふー」して終了。

この日は4組出演だったのだけど、マクランドだけがバンド形態で。
だもんで4組目の登場だったんだよね。
必然的に、イベント最後のセッションタイムもそのままバンドが担当して。
これも、もう山梨ナイトでは定番の、岩崎けんいちさん制作の『LOVE+』で。
みんなでほっこりと、幸せな気持ちになって吉祥寺の夜は閉じて行きましたよ。

ライブ中にふと、気がついたことがあってね。
この日のセットリストにあった『夜はいつも知らん顔』『課外授業』の2曲は、
ぼくとマクが初めて2人でライブをやった時に、マクが持ってきたオリジナル曲で。
さらに、そのライブのために2人で作ったオリジナル曲が『2日目のカレーのように』
2人で始めた時の曲が全部入ってたんだなぁ、と思って。
思えば、マクとの付き合いも長いな、なんてね。

----
毎度山梨ナイトの出演者は、いいミュージシャンが揃ってるよね。
そして、これはけんさんが声をかけるミュージシャンの好みなのか、
はたまた全般的に山梨の歌い手さんがそうなのか、
ある似たような雰囲気をみんな持ってらして。
今回も、けんさん以下、雨宮弘哲くん、中西ヒロキくんと、
「ああ、山梨的ミュージシャンだなぁ」と思ってしまった。
なんだろ、県民性なのかな?

----
マクランドは今年で結成10周年だそうだ。
それもあってなのか、マクがいつもよりやる気出してて。
次回は5/3に自らイベントを企画して、千歳烏山オーケストラにてライブの予定。
GW真っ最中だけど、よろしければそちらもお楽しみに。

nice!(0)  コメント(0) 

春のジョイソノ [音楽活動 -もろもろ-]

山下達郎トリビュートバンド=ジョイ・ソノリテスの春の定例公演が、
今年も無事に先週23日にありまして。
なんとか駆け抜けた、という感じですかね。
見に来てくださったみなさま、本当にありがとうございました!

今回はね、全てのセットリストや演出を考えてるボーカルNorry氏が、
通常の仕事の激務のために、なかなかジョイ・ソノリテスに割ける時間の余裕なかったようで。
セットリストの決定は、それでもがんばってくれたのだけど、
事前のリハーサルが直前に1回分しか取れず。
加えて、なんとか調整をつけようと[ウィンク]くれたのだけど、
コーラスのながさんが諸事情により不参加、ということになって。
全員、ものすごい集中力で本番に立ち向かったわけでして。
ま、そんなこんなで序盤はなかなか軌道に乗るまで時間かかっちゃった感もあるけど、
だんだん、全部がまとまっていったかな。

<ジョイ・ソノリテス 2024春>
0. 土曜日の恋人
1. ずっと一緒さ
2. 氷のマニキュア
3. ピンク・シャドウ
4. RAINY WALK
5. ジャングル・スウィング
6. 夜の翼
7. 永遠のFULL MOON
8. 月の光
9. MAGIC WAYS
10. THE WAR SONG

11. うたのきしゃ
12. SUNSHINE -愛の金色-
13. 愛を描いて -LET'S KISS THE SUN-
14. THE THEME FROM BIG WAVE
15. SILENT SCREAMER
16. LET'S DANCE BABY
17. DOWN TOWN
18. RIDE ON TIME
19(en). いつか (SOMEDAY)
20(en2). ラスト・ステップ

Vocal : 澄川典明
Guitar : 鈴木じろう
Bass : 深山健太郎 
Keyboard : 中田征毅
Keyboard : 河野広子
Drums : 川﨑裕之
Sax : 山中成高
Chorus : 宮田俊子
Chorus : Micky

----
毎回ライブのスタートはぼくとNorryさんのデュオで1コーラス分くらいふわっとやるんだけど、
今回は1曲目の『ずっと一緒さ』の出だしをアカペラスタートにしたので、
それを際立たせるためにあえて2人ではやらず。
ぼくが1人で出て行って、メンバーが入ってくるまでポロポロ弾いてる、という演出。
『ずっと一緒さ』がFのキーなので、それに合わせる曲を、と頭フル回転させたんだけど、
半音違いの『土曜日の恋人』しか出て来ず。
とりあえず弾いてたのだけど、あの曲1コーラスの中で部分転調を2回くらいするんだよね。
半音ずらしてるもんで、その音がわからなくなって、なんとかして繕いながら弾いてたね。

ま、そんな感じでおれひとり焦ってる中でみなさん登場。
Norryさんのアカペラからスタート。
そこにぼくのピアノが寄り添うように入って、サビからバンドイン。
うまくスタートは切れたものの、Norryさん、ところどころ歌詞を見失っちゃってたりして。
「大丈夫かな?」なんて思いながら進めて行ったね、この時。
ちなみにこの日のセットリスト、1曲目の『ずっと一緒さ』がはじまったら
7曲目の『永遠のFULL MOON』までノンストップで駆け抜ける演出。
途中で全く休めないという怖さもある中で、1曲目から心配になっちゃった、ていうね。

2曲目の『氷のマニキュア』は前にも一度やったけど、ご本家がやってないシリーズの1曲。
実はぼく、この曲のド頭で、次の曲の準備をしてしまって違う音鳴らしちゃいました。
「おれも、落ち着け!」って自戒。
『氷のマニキュア』から、定番の『ピンク・シャドウ』へと、アップテンポの曲を繋ぎ。
そのあとは少し落ち着かせて、『RAINY WALK』を。
このイントロ部分で少しだけご挨拶のようにMCを入れたりして。
Norryさんが「自分でも、今日できるのかな、と思いながらやってます」と。
ゆったりながら体の揺れる気持ちよさで『RAINY WALK』をお届けしたあとは、
ニューオリンズなビートに乗せてどっしりと『ジャングル・スウィング』を。
この辺りでは、ぼくも低音コーラスを混ぜたりしつつ。
この曲をいつものように人力フェイドアウトしつつ、
そこに被ってくる、Micky自作のコーラス音源(ながさんのコーラス入り)を流しながら、
コーラス陣とNorry氏による擬似アカペラで『夜の翼』を1コーラスほど。
そこにクロスフェイドするように、ぼくのエレピが切り込んで『永遠のFULL MOON』
この曲まできて、ようやく演奏止めてのMC。
思えばすごいよね、ここまでお客様にも休ませない、っていう。
でも、曲に緩急ついてるので、飽きたりせずについて来られてたと思う。

しばしお話しなんかしてから、ワルツな『月の光』
これもご本家がやらないシリーズ。Norryさん曰く「日本でいちばん『月の光』を歌ってる男」と。
このあとは1曲1曲切りながら、次もご本家がやらない『MAGIC WAYS』
これは途中の「Clap your hands!」の部分でみんなが一瞬演奏止めて手を叩く、
といういつもの演出を入れて。あの瞬間、お客さんみんな一瞬どきっとしてるよね。
1ステージ目の締めは、『THE WAR SONG』
ロシアとウクライナが戦争始めちゃった時に「今、この曲をやろう」とやり始めて、
まだ状況変わらず今回も演奏してる、というね。
せしりんさんこだわりの音色と、曲終わりのシゲ☆マンのサックスソロも存分に聞かせて。

休憩中には、これももう恒例になってる、コーラス空さんの「紙鉄砲講座」。
ここ数回、クラッカーがわりの紙鉄砲を作ってきた中で「藁半紙がいちばんいい音」とわかり、
藁半紙製の紙鉄砲を配り「このタイミングで鳴らしますよ!」と練習も重ねて。

今回はその後に、中間余興コーナーとして、
だいぶ昔に一度コーラスで助っ人参加してもらったマッチーさんを迎えて、
じろうさんおギターとNorryさんとトリオで『Let It Be Me』をやったりしてね。

2部は、これまたジョイソノでは定番になりつつある、ご本家やらないシリーズ、
『うたのきしゃ』からスタート。
そのまま間髪入れず『SUNSHINE -愛の金色-』へ。これも最近よくやってるね。
今回はなんだか、コーラスがうまく響いてた気がするな。
で、毎度のつなぎで『 愛を描いて -LET'S KISS THE SUN-』へ。
気持ちは沖縄飛ぶよね、この曲は。
今回はさらにそのまま『THE THEME FROM BIG WAVE』へとなだれ込み。
この曲は、ライブのアレンジを参考にした進行でやったんだけど、
どこでどの展開に入るかがややこしくなって、みんなそこ間違えないように必死。
後半のコーラスがメインになる部分ではぼくも低音に加わりまして。
2部は2部で、4曲がっちり続き、という構成。4曲なんてもう怖くない。

さて、ここでなにやら長い長いMCをはさんで、
今回初出しのレパートリー『SILENT SCREAMER』へ。
この曲の後半、ベースとドラムのソロを入れよう、ということで、
これもライブのアレンジを参考にしたのだけど、けんたろうさんと川崎さんの中で、
「ここもう、ギャラファンしちゃおう!」ということで、ここで突然のCASIOPEA。
そして、世代のせしりんさんとじろうさんが見事にそこに乗っかる、っていうね。
そんなフュージョンから歌に戻って、『LET'S DANCE BABY』へとつなぎ。
空さんの講義の甲斐もあって、みなさんきれいに、
「しんぞーおーに!」「パン!!」と紙鉄砲を気持ちよく鳴らし。
曲の後半では、いつもは"レツダン研究家"ながさんとNorryさんの歌の掛け合いが定番なのだけど、
今回はながさんいないのでね。
どうするのかなぁ、と思ったら、ながさんからNorryさんへしっかりとネタのことづけが。
ちびまる子ちゃん初代オープニングの『ゆめいっぱい』と、KANさんの『愛は勝つ』を、
うまく乗っかってるのか微妙なラインでNorryさんが乗っけて。
いつもよりだいぶ早めにコーナー切り上げて歌に戻り、
いつものように『DWON TOWN』へとつなぎ。
ここで終わることもあるのだけど、今回はその後に『RIDE ON TIME』まで続けて。
結局2部は長いMCを一度入れただけで、後半も4曲を繋ぐ、というね。
そりゃ、見てる側も「あっという間におわってしまった」って気分だよね。

さて、アンコールでは前回初だしした『いつか (SOMEDAY)』を再び。
ふわっと幸せな気持ちになるこの曲で大団円、といったところでバンドは退散。
その後に、おまけとしてNorry+じろう="路地の隅"の2人で『ラスト`ステップ』を。
楽屋で聞いてたのだけど、なにやらいちばんの聞かせどこrでタイミングが合わなかった様子。
笑ってたね。

いやぁ、多分みんな「あっという間」という感じだったのだと思うけど、
終わってみたら時間がかなりいいところまで来ちゃってて、びっくり。
まあ、感覚とは裏腹に、曲数は相当やってるからね。

ほんと、出だしは色々危ういな、と思うところもあったけど、
終わってみればかなり充実した時間でありましたよ。
来てくださった方、みなさん満足してくれてたしね。
笑顔で「次もまた来ます!」って。うれしいね。
433076607_2189614781385107_7441587094141605872_n.jpg

---
ということで、次回はまた秋ごろに登場する予定。
決まり次第、お知らせしますが、結構すぐにお知らせできそうな予感。
nice!(0)  コメント(0) 

マスター、おつかれさま! [音楽活動 -もろもろ-]

先週土曜日=16日は、吉祥寺チェインギャングにて、マクランドのライブでした。
集まってくださったたくさんのみなさま、ありがとうございました!

そもそもこの日のライブの発端は昨年末のマクランドワンマンライブの時のこと。
マスターである福島さんが、2024年の3月をもってお店をやめる、と教えてくださって。
それなら、最後にみんなでマスターに「お疲れ様でした!」と言いたいよね、
ということでね。なじみのミュージシャンに声をかけて。
そして集まったのがALLaNHiLLZの2人、オバタコウジくん、林由恭くんの3組の盟友たち。
実はDatchyさんにも声をかけたのだけど、その時点ですでにDatchyさんは、
前週3/9にチェインギャングでライブをやるを決めていたということで。
で、そんな4組で「マスター、今までありがとう!」と感謝の気持ちをこめて。

ALLaNHiLLZは、この日はあらかじめきちんとセットリストを決めてた、ということで。
毎度2人のシンクロ率の高さにはうらやましさしかない。そしてなによりかっこいい。
曲もイチイチ気が利いてて気持ちいいしね。
2番手のオバタくんは「アランの2人に比べて声量が圧倒的にないので」と言ってはいたけど、
朴訥とした、染み入る歌を披露してくれて。
ちなみにぼくとなおきくんの2人は、前にも一度オバタくんのソロの時に交わらせてもらった、
『吉祥寺』という歌で、ピアノとドラムで一緒に演奏させてもらって。
「この曲は、今日歌わずしてどうする!って歌ですからね」と。グッと来たねぇ。
そしてヨッシーはこれまた熱いね。ALLaNとは違う熱さで最後まで、
と思いきや、最後の曲は肩の力を抜いた、ふんわりとした曲で締めたりして。
これまたグッときちゃう。

そんな3組の後に登場したマクランド。
今回は"飛ばしていきますよ"的メニューで。

<マクランド Live at チェインギャング!!>
1. I WANNA SING !
2. HAPPY
3. 陽だまり
4. 課外授業
5. 希望の歌

Vocal : 樋口政也
Guitar : 奥山裕樹
Bass : あくま
Drums : 藤原直樹
E.Piano : 中田征毅

最近の出だしは割と2パターンで決まってるんだけど、この日は『I WANNA SING !』から。
音源のプロデューサーだったよっしーもいたしね。というのは関係あったかはわからないけど。
で、勢いのままに『HAPPY』になだれこみ。お客さんまじえて「ハッピー!」「ラッキー!」って。
サーラスのギターもゴキゲンに。
真ん中にはのんびりと『陽だまり』をおいて。
ここで座ったサーラス、もはや寝てるのか、って言われそうな状態だったんだけど、
「いや、起きてる起きてる」と。だいぶ酒入ってたからな、この時点で。
それでいて、この曲でもいい感じのソロ鳴らしてくれて。

後半はまたアッパーに、「フッフー」講座もほどほどに『課外授業』でみんな一体となって。
そのまま『希望の歌』へ。
ああ、あっという間ですね、これ。30分てすぐね。

4組終わったあとはセッションタイム。
まずは「メンバーの3/4集まってるので」ということで、風来坊のステージ。
実は、本当はここにドラムの林アニも駆けつける予定だったのだけど、諸事情で参加できず。
そして3人で『まだまだ』を。この歌にはぼうもちょっと思い入れがあるのでね。
あの状況での『まだまだ』は、マクよく歌えたな、と。
後から聞いたら、やっぱり「ちょっと込み上げてきそうだった」って言ってたけどね。

で、そんな1曲の後に、出演者ほぼ全員と、マスター福島さんもステージに上がって。
憂歌団の『おそうじオバチャン』をね。
マスターは歌とブルースハープで。これもう全員でゴキゲンに大盛り上がり。
マスターの後ろ姿を見ながら弾いてたわけだけど、「マスター細いなぁ・・・」って思いながら。
ほんと、みんなでマスターにお疲れ様の気持ちで、大団円で終了しましたよ。

-----
ちなみにチェインギャングは、お店自体は何らかの形で引き継がれることになる、と。
あまり詳しいことはわかってないのだけど、
ステージのあるお店として、夏くらいにはリニューアルされることになるんじゃないかな?
なんにおいても、マスター、お疲れ様でした!
ぼくはいつも、あのトイレに貼られてるポスターの数々に「いいなあこのラインナップ!」
とニヤニヤしていたものです。

---
さて、マクランドはなんと2週連続のライブ。
明日23日土曜日に、同じ吉祥寺の曼荼羅にて、
これもいつもお誘いいただいてる、岩崎けんいちさん主催の「山梨ナイト」に出演します!
19時からけんさんが歌い始めて、マクランドは4番手の登場予定。
先週とは全然違うセットリストで、ぼくは今回もグランドピアノでまいります。
どうぞお楽しみに。
nice!(0)  コメント(0) 

もう5回目ともなると [音楽活動 -もろもろ-]

先週9日は、千葉みなとclipperにて「キタムラナオコ 大貫妙子をうたう Vol.5」でした。
聞きにきてくださったみなさま、本当にありがとうございました!

この企画を始めた時点では、なんとなく「1年くらいかけていろいろと」という感じでいたような。
それが、前回4回目の準備の時点で「あれ?これまだ続きそうだよね」と。
2人ともがそれを感じてて。「少なくとも、5回目はあるね」って。
今まで4回は、まったく曲を被らせることなく進めてきたのね。
それだけ、やってみたい曲も多かったし。
ただ、5回目ともなるとそうした曲の中に「知られてる曲」が全然入ってこないよね、もう。
そして、自分たちの中でもどこかで「曲を探しに行ってる」ような感覚もちょっとあったりして。
前から好きだった曲を、「この曲をやってみよう」とやってみるところを超えて、
「こんな曲があったんだ!ちょっと、やってみようか」みたいな。
今までスルーしてた曲と出会って、それを自分たちの中で反芻させるような。
でもって、そんな曲ばかりだとどんどんマニアックに掘ることになっちゃうので、
ここら辺で「前にやった、わかりやすい曲も再演して行こう」ってことにして。

そんなこんなで、今回お届けしたのはこんな曲たちで。

<キタムラナオコ 大貫妙子をうたう Vol.5>
1. 約束(Grey Skies/1976)
2. 若き日の望楼(ROMANTIQUE/1980)
3. みずうみ(SIGNIFIE/1983)
4. メトロポリタン美術館 (single B-side/1984)
5. ベジタブル(copine./1985)

6. 地下鉄のザジ(Comin’ Soon/1986)
7. MOMO(Comin’ Soon/1986)
8. You’re My Special (鈴木さえ子 スタジオロマンチスト/1987)
9. Mon Doux Soleil(Lucy/1997)
10. Hiver(One Fine Day/2005)
11. 朝のパレット(Single/2022)
12(en). からっぽの椅子(SUNSHOWER/1977)

うた:キタムラナオコ
ピアノ:中田征毅

-----
1曲目は、今までもあまり選んでない1stアルバムから『約束』
アレンジとしては、1993年の「TATSURO sings SUGAR BABE」にゲストで出た時のライブ版で。
もともとはSUGAR BABEとしてのレパートリーだった曲ですね。
『若き日の望楼』は、トリビュートライブ以前にも取り上げてた曲。
思えばまだトリビュート企画の中では登場してなかったね、ということで。
『みずうみ』は、クラシック曲=グリーグの組曲「ペール‥ギュント」の中の、
「ソルヴェイグの歌」に日本語誌を乗せて発表されたもの。
曲も詞も大貫さんじゃない曲をトリビュート企画でやるのは2例目かな?
当時「みんなのうた」で使われたのをぼくは聞いた記憶があって。
「きれいな歌だけど、くらいなぁ」なんて思った記憶。
『メトロポリタン美術館』は、前述の通りVol.2の時に一度取り上げた曲
ここは"みんなのうた"つながりだったね。
1部の最後は『ベジタブル』
わりとスタンダード感があるので「まだ取り上げてなかった!」という思いの強かったな。

2部のスタートは『地下鉄のザジ』から。
同名の映画を元ネタに書かれた歌で、そもそもは原田知世への提供曲。
知世ちゃん版は当時、車のCMに使われたよね。
ちなみにこの日のステージには、ナオさんが「昔レンタル落ちで買った『地下鉄のザジ』VHS」を、
オブジェのようにディスプレイ。となりには、今回図書館で借りたというDVDも。
続く『MOMO』も、童話「モモ」からの引用と思われる1曲。
お客様に、この話に詳しい方がいらっしゃって、話のあらすじを説明するのにチェックを入れていただいた。
そんな曲の後は、歌詞を提供した『You're My Special』
鈴木さえ子さんのアルバム曲なんだけど、音遣いが非常に複雑でおもしろい曲。
大貫さんの歌詞も、シチュエーションやワードは大貫さんのものなんだけど、
言葉の仕立て方や言い回しが、「自身の曲なら絶対使わないだろう」という仕立てで興味深い。
もちろん、これはぼくの選曲で。「ぜひこれをやろう!」と。
かくいうぼくは、この曲を知ったのはEPOさんのカバーで。

ライブも終盤に差し掛かって登場したのは、
坂本さんプロデュースの「LUCY」から『Mon Deux Soleil』
大貫さんではちょっとめずらしい、ラテンの激し目なリズムの曲。
弾いてて楽しいんだけど、ちょっと難しい。とても好きな曲。
そして、春も見えてきてはいるけど、こんな時期にフランス語で「冬」を意味する『Hiver』
原曲はオルガンとアコーディオンで冬っぽさを演出してるんだけど、
これをピアノだけで表現するのもなかなか難しかった。弾きたい曲ではあったけど。
ちなみにここの『Mon Deux Soleil』『Hiver』の2曲は、前回候補に上がっていたものの、
「これらは次に持ちこそう」と待機していた曲たち。
どちらもいいアクセントになった気がするな。

本編最後は、現時点での最新曲、かな?
2022年に配信で発表された新曲『朝のパレット』
以降のライブではほぼ披露されてるので聴く機会の多い曲なのだけど、
シンプルでいて、コードはわりとトリック混じりの音がしてて。
今回、ちょっとその辺、音取りが甘かったなというのが心残り。
ピアノ1本で再現するには結構むずかしい和音なんだよね。でも、次はもう少し再現させたいな。
(決して、今回の音がダメだった、というのではないんだけど)。

さて、ありがたくもアンコールをいただけて。
アンコールには、リクエストをもらってた『からっぽの椅子』という歌を。
この曲は2ndアルバムに収録されてる曲でね。
この頃の大貫さんのボーカルって、その後のスタイルと全然違ってて。
その歌い方に合わせるべきか、そこに引っ張られすぎないように歌うか、
というところで「歌い手」ナオさんがいちばんもがいてた1曲。
直前のリハまで試行錯誤してて、当日のサウンドチェックでようやくなにかを掴めたようで。
よし、これで本番、と向かったわけなんだけど、
本番ではやっぱりなにかいろいろと意識しちゃったようで。
終了直後はものすごくモヤっとしてたようで。
(後日、映像で確認したら意外と大丈夫だった、と安心してたけど)。
なんにしても、リクエストをいただかなければ、2人ともノーマークだったな、この曲は。

-----
今回も、見にきてくださった方から「ラジオみたいなライブ」とおことばいただいて。
曲に関する情報を一緒に知っていただきたいんだよね。それで解説がたくさんになっちゃう。
そして、ライブ終盤に向けて曲が難しくなっていく構成だったなぁ、と。
個人的な感覚では、『Hiver』なんかは今まででいちばん難しかった『幻惑』に匹敵するな、と。
機会があったらまたやって、もう少しこなして弾きたい。もう、だんだん夏に向かうけど。

次回以降はきっと、今までのように「全部新しいレパートリーにチャレンジ!」というスタイルではなく、
新しくチャレンジする曲/今までやってきた曲、の比率が半々くらいになるんじゃないかな?
となんとなく話している。なんにしろ、これ以上今まで通りに進むと、
さすがに聴く人を置いてきぼりにしちゃいそうだからね。
(ただでさえ、その傾向の強いライブになりがちのに)。
431082039_1633736560765692_4883838737228851691_n.jpg
次回、ナオさんとのライブはちょっと先、
7/13(土)を予定してます。
場所は新検見川PICKUP MOON。
今のところ「キタムラナオコ 大貫妙子をうたう」シリーズでお届け予定。
京葉線より、総武線の方が少しは来やすさに抵抗ないかな?
ぜひ、いらしてみてくださいませ。
nice!(0)  コメント(0) 

主役が見てるバースデーライブ [音楽活動 -もろもろ-]

先週火曜日、20日は六本木Real Diva'sにて、Freebirdy's夢太くんのバースデーライブでした。
この日のライブは夢太くんに加えてMioちゃん、RYOくんとボーカルは3人が入れ替わりで。
それを支える演奏陣に、彼からのご指名でぼくとケンケン、小夜子ちゃんという異色なトリオ。
なんでも、コンセプトは「自分が聞いて楽しみたいライブ」だそうで、
夢太くんが歌わずに客席で聞いている、という場面も多く。
また、彼がFreebirdy'sとしてユニットを組む前の、
「SHY.」というユニットを組んでた時代のレパートリーを、当時の相方のRYOくんと、
数年ぶりに披露する、というのも今回の目玉だったようで。
実は本番当日まで紆余曲折を経ての、ギリギリの準備だけで臨んだ節があったんだけど、
ま、本番はなんとか乗り切れたから、ほっとしてるというところだったかな。

<夢太 Birthday Live in Real Diva's
1. 空っぽ■
2. 永遠のプロポーズ■●
3. Dream of Asia J.V■◆
4. You are the Reason●◆
5. Smooth Criminal●◆
6. 弱虫HERO■●◆

7. To Feel the Fire◆
8. Value■◆
9. Don't worry■◆
10. アイドル●
11. 酔歌■
12. ENGAGED●
13. 君を守りたい●
14(en). 始まりの詩、あなたへ■

Vocal : 夢太■
Vocal : Mio●
Vocal : RYO (Zuttoiru)◆
Keyboard : 中田征毅
Bass : 原田賢扶
Violin : 小夜子

----
スタートは、主役が1人で、彼のソロ曲である『空っぽ』を歌い上げて。
ごあいさつの後に、Mioちゃんを呼び込んで、2人のためのオリジナル曲『永遠のプロポーズ』
Mioちゃんと入れ替わりにRYOくん登場で、以前の2人おレパートリーだったという、
TUBEとDEENのコラボ曲である『Dream of Asia J.V』でかつてのハーモニーもアピール。
ここで夢太くんが下がり、MioちゃんとRYOくんのデュエットコーナーへ。
まずはBritain's Got Talent出身のCalum ScottとLeona Lewisによる、
バラード調の『You are the Reason』をしっとりとお届けしてから、
「この編成でこの曲やるの?シリーズ その1」=Michael Jacksonの『Smooth Criminal』
Two Cellosのバージョンのアレンジをもとに、3人で音を構築。
RYOくんは「全部カタカナにして、なんとか追いつきます!」と。
なかなかスリリングな1曲だったよね、これ。
1ステージ目の締めは、Freebirdy'sのオリジナル曲『弱虫HERO』を全員で。
ケンケンのスラップが冴えまくってたね。

休憩明けはRYOくんのソロで、Stevie Wonderの『To Feel the Fire』から。
実はこの日のRYOくん、先週ノドをやらかしてしまった影響が少々残ってて、
いつもより若干ハスキー目な声だったんだけど、それがまたいい感じの声でね。
2ステージはここから、先述の「SHY.」の再結成ステージ。
当時のオリジナル曲『Value』『Don't worry』を当時の思い出を語りながら。
『Don't worry』ではわざわざ振り付け講座をしてから臨んだので、
せっかくだから演奏の3人も最後は演奏止めて振り付けしてみたりして。

ここで2人と入れ替わりにMioちゃん登場。
夢太くんたってのリクエストでYOASOBIの『アイドル』を。
「Mioさんの歌でこれを聞いてみたい」ということだったんだけど、演奏のことも考えてくれ、と。
この曲を当日のリハだけで乗り切る我々も、なかなかなもんだと思うけど。
3人とも譜面ガン見で余裕なし、だったんだけど、意外にもこの曲がいちばん評価高かったな。
ここで一度ボーカル交代で夢太くん。
お父さんがよく聞いたり歌ったりしてた、という吉幾三の『酔歌』を"演歌初挑戦"と。
実はぼく、夢太くんの歌い方を聞いてて、たまに演歌っぽくこぶし回すことがあるので、
演歌合うんじゃないの?とは思ってたんだよね。いい感じだったよ。
さて、本編最後はMioちゃんソロで。
これまた夢太くんの希望で、trfの『ENGAGED』を。
個人的な思い入れも強い曲なのだそうだけど、
曲名を言った時にお客様から「あー!!」と声が上がったりもしたので、
その世代には知られてる曲なんだね。ぼくは知りませんでして。
本編最後は、夢太くん作でお蔵入りになってた曲をMioちゃんがいただいた『君を守りたい』
11月のMioちゃんのバースデーライブで初披露した曲だね。ぼくがアレンジしました。
前回はギター/ベース/ピアノだったものを、ギターの代わりにバイオリンでワンランク高尚に。
そんな主役不在のまま本編は終了。

最後には夢太くんがひとりで出てきて、ごあいさつの後「聞いてください」と、
あえて説明なく、岩崎宏美の『始まりの詩、あなたへ』を。
作詞作曲/大江千里であるこの歌、発表時は映画『能登の花ヨメ』の主題歌だったことから、
それに関連するメッセージとしての選曲かと思ってたんだけど、特にそうではなかったらしい。
いい歌だよね。

-----
今回、初めてのバースデーライブということもあってか、
もしくは、久しぶりのRYOくんとのステージ、ということもあってか、
夢太くん非常によく喋ってて。
あのケンケンから「そろそろ曲に」と言われるほどだったのが、個人的にはツボだったね。
彼に促されるとはね。

そうそう、予定ではアンコールの時にバースデーケーキの登場を予定してたのだけど、
その段取りを知らされてなかったのか、本編最後の曲の前にケンケンがいきなり、
「せっかく誕生日なんだから」みたいなことを話し始めて、
そのままバースデーソングを弾き始めてしまって。
スタッフさん大慌てで準備して。ステージ上も「え?今やっちゃうの?」と。
ちゃんと、裏は合わせておかないと、ね。ビビるから。

実は2人組ユニットのFreebirdy's、ギターの駿くんが脱退するということで、
4月以降はおそらく夢太くんのソロユニット的なことになるんだと思うのだけど、
ひとまずここでふんばって、先へ進んでいってください。
誕生日、おめでとうございました!
nice!(0)  コメント(0) 

新体制でアコースティック [音楽活動 -もろもろ-]

ちょっとバタバタしてたもんで、先週の話を今頃。
13日火曜日は、六本木Real Diva'sでMio with Friendsアコースティックライブでした。
集まってくださったみなさま、配信ご覧くださったみなさま、ありがとうございました!
Real Diva'sでのフレンズライブは、コロナ騒動直前の2020年2月以来、かな。
コロナ期間中に一度、配信で登場したことはあったけど。

フレンズのライブとしては、12月の半ば以来2ヶ月ぶり。
そしてベースのケンケンが抜けて初めてのライブ。
とりあえず今回は、ベースレスでやってしまおう、という感じでアコースティックでね。

<Mio with Friends Acoustic Live in Real Diva's
1. A Whole New World
2. Calling You
3. The Days of Wine and Roses
4. Sway
5. 新しい私
6. 思い出しただけ
7. 夏のため息

8. Hot Stuff (Bossa Style)
9. Sara Smile
10. Feel Like Makin' Love
11. 愛は時を越えて
12. 虹
13. Only Time
14(en). Greatest Love of All

Vocal : Mio
Guitar : 向井謙一郎
Drums : 石川洋
E.Piano : 中田征毅

-----
オープニングには、Mio & Muchoの2人で『A Whole New World』を、ライトなアレンジで。
続いてぼくが出ていって、2曲目にして『Calling You』を。
六本木をモハーベ砂漠の空気にしてから、イッシー登場で『酒バラ』をワルツアレンジで。
この3曲だけで、アコースティックというよりむしろジャズバンドのような雰囲気かもね。
続く『Sway』は久しぶりの登場。普通にバンドでやると大変な曲なんだけど、
この編成でアコースティックとしてやるのも、雰囲気あってよかったね。

1部の後半はオリジナル曲で。
『新しい私』は原曲とは違う、M-Cubeでやる時のボサスタイルにドラムが入ってもらう、
この編成では全く初めての試みでお届け。
『思い出しただけ』はさらに久しぶりの登場だよね。バラード調なのでこの編成も似合ってる。
そして真冬にお届けする『夏のため息』。これも久しぶりだった気がするね。
憂を持たせて前半は終了。

2部のはじめは、これまたボサに仕立てた『Hot Stuff』
曲としては今までもやってたけど、このアレンジは初の試み。
そして、この後も久しぶりの曲が続くねぇ。
『Sara Smile』はフレンズとしてライブを始めた頃にわりとよく登場してたよね。
レパートリーが多くなってきてから登場回数が減った曲。
そして、あえてここでやらずとも、ということでたまにしか登場させてない『Feel Like Makin' Love』
この曲はもう、弾けば気持ち良いのはみんなわかってるんです。

中盤は邦楽のバラードを。
昨年11月に初めて披露した大橋純子の『愛は時を越えて』
アコースティックでも壮大にね。
そして以前、貸切公演で一度だけ披露した菅田将暉の『虹』を、通常ライブでは初披露。
素直な歌だよねぇ、なんて話をしながら。
本編最後は、もう定番化してるEnyaの『Only Time』を。
アンコールには、これも最近出番が多くなった気がしてる『Greatest Love of All』
この辺の80'sの洋楽バラードは、どんな編成になってもよさげに響くね。
76515_0.jpg
こうして見ると、選曲としてはわりと落ち着いた曲が並んだかな?
まあ、年の初めのアコースティックとしては、ちょうどいいくらいか。
結構、久しぶりに登場する曲も多かったし。
MC中にも話してたけど、フレンズのレパートリー分だけで、譜面ファイルもパンパンなほど、
たくさんの曲やってきてるからね。「あまり登場しない曲」てのも出てきちゃうよね。
そういう曲を、たまに掘り起こしていきたいもんで。

アルバム発売から1年経ったし、編成にも変化があったし、
今年は昨年のように「必ず月1でライブ」という動き方はしないかもしれないです。
が、コンスタントな活動はしていく予定なので、どうぞ変わらぬごひいきを。
次回は4月の後半で調整中です。よろしくどーぞ。

nice!(0)  コメント(0) 

"ナイト"と名付けた午後 [音楽活動 -もろもろ-]

今週はじめの11日日曜の午後、マクランドの今年最初のライブでした。
集まってくれたたくさんのみなさま、ありがとうございました!

この日は、元Planet K店長の福ちゃんのお店である、
千歳烏山オーケストラの開店2周年記念、ということで。
一昨年年末にALLaNHiLLZとやった2マン企画「俺たちのスペシャルナイト」の第2回を企画。
午後の時間帯なんだけど「ナイト」と。
ALLaNHiLLZはもう、たびたびオーケストラを使っていろいろとイベント組んでるのもあって、
機材のセッティングやらPAのバランスなどももうお手のもの、という感じで。
マクランドはもうお世話になりっぱなしでね。

今回も先攻はALLaNHiLLZで。
2人だけの時ならではの彼らのスタイルは、「事前の決め事なし」という。
ギターも担当する匠くんが、その場の雰囲気に合わせた曲のイントロを弾き始めると、
瞬時に匡くんが察知して歌い始める、というスリリングなやりかた。
双子ならではの勘のようなもののなせる技、だね。ちょっと憧れる。
そしてそれがまた、どの曲も気が利いてるしかっこいい。

さてマクランドはマクランドで、アコースティックながらノリよくまいります。

<マクランド in "俺たちのスペシャルナイト2024">
0. 2日目のカレーのように
1. はじまりの歌
2. 今夜は乾杯
3. スピーカーねえちゃん
4. 天狗湯のおやじ
5. やさしくしないで
6. デッカイ太陽
7. オールマン
8. 希望の歌

session : 課外授業 (w/ALLaNHiLLZ)

Vocal : 樋口政也
Guitar : 奥山裕樹
Bass : あくま
Percussions : 藤原直樹
Keyboard : 中田征毅

----
この日は、あくまさん作のカレーを「2日目じゃないカレー」としてスペシャルメニューにしたんだけど、
そもそも「今日『カレー』やらないじゃん!!」って。みんなで笑ってて。
それが、ライブスタート前に「ちょっとバランス見る?」ってサウンドチェックをすることに。
ならば、せっかくだから1コーラスだけやるか、と『2日目のカレーのように』を、軽く。
「みんな、カレー食べてね」って。

で、本編はいつもように『はじまりの歌』から。
そのまま『今夜は乾杯』につないで、曲の最後にお客様とともに乾杯して。

この日の中間部はちょっとゆったりめというか、のんびりできる曲を並べてみて。
『スピーカーねえちゃん』では、みなさんにも「ねーちゃん」コールをしてもらって。
曲調としては同じパターンなんだけど、物語要素の強い『天狗湯のおやじ』でちょっとふんわり気分。
そしてバラード調の『やさしくしないで』と。
ここの3曲は昨年末のワンマンライブで登場しなかった曲ばかり。
あの時は「時間旅行(2nd album)」の曲をメインに据えたセットリストだったので、
今回は「自由な風 (1st album)」からの曲を多めに配置した、とのこと。

終盤は『デッカイ太陽』から『オールマン』、そして『希望の歌』へと。
『デッカイ太陽』がこの位置ってのはかなり珍しいかな。わりと前半に出てくるイメージ。
でもってマクさん、当日まで『オールマン』やることをすっかり忘れてたらしく。
当日のリハで「『オールマン』今日はない。」と言ってメンバー全員から総ツッコミだった、という。

いつもなら、最後のこのセクションに『課外授業』が登場するところなんだけど、
今回はなんと、ALLaNHiLLZとのセッションに『課外授業』はとっておいて。
アランの2人曰く、「いいですよね、この曲の青さとワクワク感」と。
この日は得月に絵、曲の途中にアランのラップが入るスペシャルなバージョンでお届け。
お客さんもみんなで「フッフー」して、盛大に盛り上がって大団円。

で、そもそもの時間が早かったこともあるし、
終演後にみんなでゆったりしようよタイムを設けて、
その時間にあくまさんの特製カレーと、匡くんの「井出家サラダ」を食べていただいて。
うれしいのは、この時間にお客様同士が仲良くなってくれること。
それまで会場で一緒になって「顔は知ってる」みたいなファン同士が、
カレーを食べながらいろいろと話をしながら繋がってくれて。
これでもう、会場に1人で来ても、来れば仲間がいるよ、ってね。
我々メンバーもみなさんとお話ししたりsながらね。

1時間半くらい、そんな時間を過ごしてあらためて締めた後は、
メンバー同士で「おつかれさま」と。
今日のライブのこと、それぞれの今年の動向、などなどを話しながら。
といっても、こういう時間になるとたいがい店主の福ちゃんがひとりで喋り倒してる感じ、か。
福ちゃん、オーケストラ2周年おめでとう!

---
さて、開店のお祝いもあればその逆も。
今まで数年にわたってマクランドでもお世話になってきた吉祥寺のチェインギャング。
現店主の福島さん(こちらも福ちゃん)が3月いっぱいでお店をやめる、ということで、
「今までお世話になりました」という感謝の気持ちを込めてイベントやります。
馴染みのミュージシャンたちに声をかけて、マクランド含め4組。
その中には、ALLaNHiLLZもいます。つまり2ヶ月連続の共演。

3/16(土)
「ありがとうマスター!ウィーラブ!チェインギャング!」
吉祥寺 チェインギャング
open17:00/start17:30〜 ¥3,400 (+order) 
【出演】マクランド/林由恭オバタコウジALLaNHiLLZ

みなさま、こちらもぜひご来場くださいませ。
で、マスターに感謝を伝えましょう。
nice!(0)  コメント(0) 

満月を背にして [音楽活動 -もろもろ-]

4日の日曜日の昼、南青山の月見ル君思フにて、Lovetideのライブでした。
ご来場くださったたくさんのみなさま、本当にありがとうございました。

この日のライブはもともと、あまり規模を大きくせずに、なかばシークレット的にピアノとのデュオで、というスタンスだったのだけど、
まゆちゃんが実際に会場を見て、映像を交えたり、バイオリンに加わってもらったり、
新しい音源の発売を絡めたり、というアイディアがどんどん出てきたことから「通常のライブとしてやろう」と企画変更した様子。

そう、今回のトピックスとしては、Lovetideのライブで初めてバイオリンに入ってもらった、ということ。
まゆちゃんから「バイオリンを入れてみようと思うのですが、まさぼうさんがいつも一緒に組まれてる方にお願いしてみてもらえますか?」ということで、小夜子ちゃんをご紹介。
小夜子ちゃんが流石のセンスで、見事な彩りを点けてくれましたよ。

<Lovetide sings for the Moon>
1. (LOVETIDE (Dreams Come True)〜)extended tide
2. Karma
3. Passionate
4. Musication
5. It's A Man's, Man's, Man's World
6. Nu World
7. They Don't Care About Us
8. (Hunger~)Fashion
9. All

10.冬の夜、星の下
11. Zeal for God
12. U Rock Me
13. Imperfect
14. にじむParadigm
15. 愛の記憶

16(en1). エンドロール (Instrumental)
17(en2). Nobody knows


Vocak: Mayumi
E.Piano : 中田征毅
Violin : 小夜子

——
まずはユニット名でもある「Lovetide」のきっかけとなった、Dreams Come Trueの『LOVETIDE』を1節、
ステージ後ろの月に向かって「満月の海へ」と歌うところからライブはスタート。

『extended tide』は今回ライブ初披露の曲。
以前は配信もされていた曲だったけど、もしかしたらぼくが非番の時期にはやったのかな?
この曲の間奏から、颯爽とバイオリンに登場してもらって。
間髪入れず、Alicia Keysの『Karma』へ。
バイオリンに入ってもらう、と決まった時に「この曲だ」と選曲したらしい。
で、そのままメドレー的に定番『Paasionate』へ。
お客様からも自然発生的に手拍子が。

ここまで駆け抜けてきて、ようやくごあいさつ。
満月を背負いながら歌いたかった話などをしつつ。
そこから、アルバムのレコ発ではやらなかった『Musication』
続けてJames Brownの泣きが炸裂する『It's A Man's, Man's, Man's World』へと。
ちょっと意外な選曲だったな。ここなんだ、と。
そして、これもレコ発では出てこなかった前アルバムタイトル曲『Nu World』
これはピアノだけでは何度かやってるのだけど、
今回はバイオリンが遊んでくれて、非常に形が整ったな、と。
ここからも間をおかずに、Michael Jacksonの『They Don't Care About Us』をアカペラスタート。
力強く歌うまゆちゃんに、すっと支えるように入って行って、
ピアノもバイオリンもだんだんアグレッシブになっていく、という仕立てで。
この後も途切らせずに、Lovetideの未発表曲『Hunger』から大サビのワンフレーズだけをはさんで、
メッセージ色の強い『Fashion』へ。
ここでは、イラストレーターさんが描いてくれた、この曲のメッセージをわかりやすく絵にしたものを、
月のスクリーンに映す、という演出を。
・・・と、なるはずのところ、機材のトラブルがあったのか、なかなか映像が出てこなくて。
気にしながら曲を進めてはいたのだけど、2番も中盤に差し掛かった頃、
さすがにまゆちゃんが「ちょっと、ごめんなさい。」と中断。
状況を説明して、映像が流れる状態にこぎつけたところで「では、あらためて2番から」と再開。
きちんと、歌と共に目の情報からも、メッセージを汲んでもらえました。
ここまでの数曲、かなり強いメッセージがならんだよね。想いの強さ、ですね。

そして、絵本の話、読み聞かせの話などから『All』を歌って休憩へ。
ここで、ステージから降りる時に、3段の段差をまゆちゃんが踏み外してしまい、お尻と背中を強打。
頭も売っちゃったみたいで、非常に心配してたのだけど、次のステージはなんとか大丈夫、と。

2部の幕開けは、この日発売したEP「ECLIPSE」にも収録した『冬の夜、星の下』から。
コロナ真っ只中のライブで初披露してから、冬が近づくとたびたび歌われるこの曲。
もともとLovetideとしてのKoijiさんアレンジの音源は出来上がってるのだけど、
今回の「ECLIPSE」には、ぼくがいつもライブで弾いてるアレンジで収録。
この日のライブではそこにバイオリンが加わって、まゆちゃん曰く、
「この曲はバイオリンが入って、出来上がる曲だったんですね」と。
続いては、これもかなり昔からあった曲だと思うのだけど、
ライブでは初披露でしょう、『Zeal for God』という曲。
これも以前は配信してた曲だね。
アラビア音階を多用したガチガチの打ち込みの曲を、ピアノとバイオリンで再構築。
初めて聞く人も多かっただろうこの曲、かなり不思議に響いてたんだろうなぁ。
そしてしばしバイオリンのソロ的なパッセージから、『U Rock Me』へ。
この歌の「U」というのが「mUsic」のことである、という種明かしもしてくれて。
なるほど、そういうことだったんだね。
そして定番でもある『Imperfect』も、バイオリンの響きでいつもより少し情熱的に。

さて、そんな絶頂を迎えたところで、バイオリン小夜子ちゃんがステージを降りて。
この後は”新曲お披露目”のコーナー。
いや、そうじゃない「ピアノと歌のコーナー」だ。
この次の1曲を、場の雰囲気でどちらの曲にするか決める、という2曲の候補があったのだけど、
なんとまゆちゃん、そのことをMC話して、お客さんに決めてもらいましょう、と。
それ、「既存曲」と「新曲」だったらみんな「新曲」選ぶよね。
それも、ぼくが作った曲ということならなおさら、みんな忖度するよ。
てな具合で、ここでは「ECLIPSE」に収録された新曲『にじむParadigm』をお届けすることに。
ノリよく聞いてもらえてたかな?
そして本編の締めにはもう1曲、『愛の記憶』という新曲を。
実はこの曲、本番で演奏したのが2人にとっての初めての演奏で。
事前のリハーサルの時点まではこの曲、セットリストにはなかったのね。
で、本番までの間に「やっぱりこの曲やりましょう」ということになったんだけど、
当日のサウンドチェックも時間が取れず、この曲を合わせないまま。
レコーディングでは別々に録ってるので、お互いにとって、初めて合わせてみたのが本番、という。
小夜子ちゃんだけにはそれ言ってたんだけど、「初合わせとは思えない出来でした」と。
よかった。

さてアンコールは、まずLovetideのオリジナル曲をインストで聞いていただくという、
このところよくあるパターンで、今回は『エンドロール』を。
歌を知ってる方には、このインストだけでもメッセージが響いたんじゃないかな。
そして最後は大きく盛り上がって『Nobody knows』で締め。
ここでちゃんと白状します。ぼくが最後の最後にやらかしまして。
バイオリンのソロ終わりに、全然違うところに飛んでしまいまして。
「違った!」と思った瞬間、2人とも、見事にそこに合わせてくれたんだけど、
最後に大崩壊するところだった。最後の最後に、申し訳ない!!
無事に終わりに向かえてよかった。

——
今回のライブは、いつにも増して「Lovetide総合プロデュース」と言った雰囲気が強かったな。
もちろんいつもそうなんだけど、見せ方とか、曲とかに全部意味を持たせて。
ちなみに選曲としては「なかなかバンドではやりにくい曲」が多く選ばれててね。
『Musication』とか『Zeal for God』など、
カバーでも『Karma』とか『They Don't Care About Us』なんかもね。
「えーっと、ピアノとバイオリンでどうやってやろう、この曲・・・」という感じだったのだけど、
まゆちゃん曰く、「案外、ピアノと歌だけの方が、そういう曲ができちゃうな、って」とのこと。
まあ、がんばってます。たしかにそういう曲の方が面白い仕上がりになってたりするしね。
そして、その裏側には多大な信用をもらえてるんだな、というありがたい思いでいっぱいです。

さて、Lovetide。
今年は年末12/6の「渋谷プレジャープレジャー」という、大きなライブに向けて加速していく予定です。
いつもよりも、数倍大きな会場へのチャレンジ。
みなさん、どうぞ応援してくださいませ。
nice!(0)  コメント(0) 

新春セレクション [音楽活動 -もろもろ-]

先週金曜日、1/26は「キタムラナオコ 大貫妙子をうたう 新春セレクション」でした。
ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
Portoの席もいい感じにうまり、穏やかな雰囲気の中お届けできました。

今回は、昨年からのトリビュート企画の東京編第2回目。
前回同様、それまで千葉で展開してきて、すでに一度披露してる曲の中から選曲。
われわれ2人の「もう一度聞いてもらいたい」と「もう一度演奏/歌わせてもらいたい」、
という思いの詰まったセレクトでした。
「せっかくいい仕上がりになったので、一度しかやらないのはもったいない」というものと、
「どうかリベンジさせてくれ!!」という強い思いのものも含めて。

そんなこんなでお届けしたのはこんな曲たち。

<キタムラナオコ 大貫妙子をうたう 新春セレクション
1. Happy-go-Lucky(Lucy/1997)
2. FRIENDS(TCHOU/1995)
3. 或る晴れた日(PURISSIMA/1988)
4. Good Luck!小さなショーウィンド(PURISSIMA/1988)
5. ぼくの叔父さん(A Slice of Life/1987)
6. 幻惑(SIGNIFIE/1983)
7. 夏色の服(Cliché/1982)

8. 突然の贈りもの(MIGNONNE/1978)
9. アヴァンチュリエール(AVENTURE/1981)
10. テルミネ(AVENTURE/1981)
11. 最後の日付(AVENTURE/1981)
12. CARNAVAL(ROMANTIQUE/1980)
13. 新しいシャツ(ROMANTIQUE/1980)
14(en). あこがれ(MIGNONNE/1978)

Vocal : キタムラナオコ
E.Piano : 中田征毅 (8 on Vocal)

-----
今回はいつもとは逆に、曲順は「新しいものから遡る」という仕様。
それでいちばん新しい曲というのが1997年というのも、なんとも、と思いつつ。
最初にハッピーな『Happy-go-Lucky』をやったことで、
ライブ全体が明るい雰囲気になれたような気もするよね。
総じて、第1部に勢いのある曲が、第2部に落ち着いた曲が多くなった印象。

『FRIENDS』『或る晴れた日』はナオさん選曲だったかな?
この辺は「ぜひもう一度聞いてほしい」という曲。
もしくは、彼女が「一度しか歌わないのがもったいない」と思った曲だよね。
『Good Luck!小さなショーウィンド』はぼくが「もう一度弾かせてほしい」と提案した曲。
前回やったときに、なんだか頭の中がとっ散らかっちゃった印象があって。
ナオさん曰く「別にそんなことなかったけど。どこがダメだったの?」と。
でも、今回あらためて弾かせてもらって、かなり落ち着いて惹き直せたので、よかったな。

というか、1部のこのあとはぼくが「もう一度弾かせてくれ」というシリーズが続くな。
『ぼくの叔父さん』も、弾いてて楽しいんだけど、バッハの3声弾いてるくらいの難しさで。
さらに、毎度チャレンジしたくなる『幻惑』ね。
本当に大貫さんの曲の中でもTOP3に入る好きな曲なんだけど、弾くのは大変。
大変なだけにチャレンジしたくなる。
今回は、イントロの、指がこんがらがりそうなところを抜けたところでトチってやり直し。
もう、ナオサンも、お客さんも見守ってくれながらの演奏、という気配すらあったな。
でも、やり直した後はかなり満足な出来で。ようやく肩の荷が降りた、と言わんばかり。
いやほんと、大変だけど何度でも弾きたい曲でありますよ。
『夏色の服』も、前回ふわっとしちゃった感があったので、もう一度弾きたかった曲。
これも、今回は落ち着いてお届けできました。

で、休憩明けは1曲飛ばして。
『アヴァンチュリエール』は、「もう一度聞いてほしい曲」としてぼくが選んだもの。
このスケールの大きさを、また弾かせてもらいたかったし、知ってもらいたかったのでね。
この後はほぼナオさん選曲だな。
『アヴァンチュリエール』をやるならこれも、と『テルミネ』を。
彼女の中ではこの2曲はセットなのだそうだ。

で、『最後の日付』
もはや今回のこの選曲は、というか、今回のライブ自体と言ってしまってもいいかもしれないが、
この『最後の日付』をきちんと映像に残しておきたい、という思いから始まった、
と言ってしまっても過言ではないかもしれない。
元々は、ナオさんがトリビュート2回目に選曲してきたものだったのだけど、
ぼくが思いつきで、間奏に教授の『aqua』を挟み込んだことから、
ちょっと特別にものになってしまったのだよね。2人にとって。
こちら、さっそくYouTubeに動画をあげているので、ぜひ聞いてみてほしいな。


さて、終盤に来て『CARNAVAL』はリクエストが入った1曲。
前回聞き逃した、ということで、この曲をピアノだけでどうやったのかを聞きたかった、とのこと。
YMOテイストを外した、ハーモニーとメロディだけを抜き出すとこうなりますよ、
という実験的な感じかな。どう捉えられたでしょうか。
さて、本編最後は大貫さんの曲の中でもスタンダード感のある『新しいシャツ』
非常にシンプルな曲なので、表現の仕方が問われそうなこの曲。
情景を情景として、無駄に装飾しないキタムラナオコの歌が活きる1曲ではないか、と。

アンコールには、歌い手としての飽くなきチャレンジをもう一度、という感じで、
ナオさんが選んだ『あこがれ』
初期の大貫さんならではの高音を多用した、ある意味の方図なボーカルに、
歌い手としてナオさんが本当にチャレンジしてた曲、だったと思うね。
リハの合間にも何度もこの曲を口づさん出たよ。

と、こんな感じにお届けした中に1曲、異色な試み。
2部の最初の『突然の贈りもの』はなんと、ぼくが弾き語り。
思いもよらぬリクエストで「中田の歌を聴きたい」と。しかも、実は曲指定で。
「"キタムラナオコ 大貫妙子をうたう"なのに?」って思ったんだけど、
ナオさんが「いいんじゃないですか?」というし、まあ特別編だしね。
御年賀的に1回くらいやってみようか、と。そんな感じで歌いましたよ。
大貫さんの歌を歌うのは、思えば初めてのこと。
自分で歌ってみて、ナオさんとぼくとは歌のアプローチが逆だな、なんてことを感じたりして。
ちなみに、3フレーズ目まで伴奏を入れずにアカペラでうたう、
という絶対音感という技を使いました。
ナオさんの歌の中でのぼくの弾き語り。ま、アクセントくらいにはなったかな。
リクエストしてくださった方も喜んでくれたし。

---
今回は突発的に決まった特別編だったわけだけど、
次回はいつものスパンで、千葉でのライブが決まってます。

3/9(土)
キタムラナオコ 大貫妙子をうたう vol.5
千葉みなと Jazz & Bar clipper
open18:30/ start19:00〜
¥3,000 (学生¥2,500) + order

Vocal : キタムラナオコ
Piano : 中田征毅

意外と、まだこの企画の中でやってない曲はあるもんで。
いろんなステキな曲、選んでお届けいたします。
ぜひ、聴きにいらしてください。
nice!(0)  コメント(0) 
前の10件 | - 音楽活動 -もろもろ- ブログトップ