SSブログ
音楽活動 -たくらみ編- ブログトップ
前の10件 | 次の10件

たくらみvol.13 終了! [音楽活動 -たくらみ編-]

昨晩の「まさぼうのたくらみ vol.13」無事終了しました。
見に来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。
毎回弾き語りの時は「来てくれる人いるかなぁ・・・」と心細くなるのですが、
昨日もたくさんの方に来ていただけて、大変感謝です。

何より、本番数日前から風邪の気配、という情けない状況で。
いつもの流れだと「明日の朝には喉が腫れてるパターンだな」というのを察知して、
なんとかそうはさせぬ、と薬を飲んで、風呂にちょっと長めに浸かって汗を出したり、
寝る時にマスクをして乾燥しないようにしたり(寝てる間に無意識で取っちゃうんだけど)。
あとはのど飴舐めて。
なんとかだましだましで本番まで。

サウンドチェックの時には正直に、「今日はちょっと"風邪のど"です。」と白状したら、
PAを担当してくれた山田さんが「ローを強めに出してみます」と調整してくれた。
というか、もともとぼくの声はロー成分が非常に少ないんだよね。
なので、ボーカルとしては非常に弱い。
代わりに、コーラスを入れるとボーカルの邪魔をしない、という「コーラス声」なわけで。
ローを強め、というのは今後もお願いしていこうか、と思うキーワード。

そんな感じの今回のたくらみ。
お届けしたのはこんな曲。

<まさぼうのたくらみ vol.13>
1. カウントダウン (詞/曲:中田征毅)
2. ルート16 (詞:さかいきょうこ/曲:中田征毅)
3. flow (詞/曲:中田征毅)
4. マジック・カーペット・ライド (詞/曲:小西康陽)
5. 夜舟 (曲:中田征毅)
6. ひとりたびごっこ (詞/曲:中田征毅)
7. はる (曲:中田征毅)

1604385_580275692048042_1921936454_n.jpg

実は当初の予定はもうちょっと違う曲だったのね。
ここ数回のセットリストとはあまりかぶらないように、と思って選曲したんだけど、
ふと気になって今までのライブのセットリスト見直してみたら、数年前の2月のライブと、
半分以上曲がかぶってて。
多分、2月っていう頭で選曲すると自ずとそうなってくるんだなあ、と思いつつ。
気にしなければそれでもいいんだけど、その時に見に来てくれた人が今回も見に来てくれるというもんで、
ちょっと、曲を入れ替えてみた。
その結果、「おれの好きな音」「おれの好きなコード展開」を必要以上に推したリストになっちゃった。

いや、自分のライブだからそれでもいいと思うんだけど。
むしろ、人のライブでそれをやるより、自分のところで好きなだけ出せばいいことなんだけど。
それでも、ちょっと推し過ぎかな、ってサウンドチェックで気がついたりして。

出だしはね。今年最初、と言うこともあって『カウントダウン』
昨年末、ぼくの生徒さんであるサイトウヒロミさんが、自身のライブでカバーしてくれたことも報告しつつ。
2曲目に『ルート16』ってのもかなりがんばっちゃったよね。
この曲、前にも書いたけど原曲キーならすぐ弾けるのに、自分のために移調すると音がわからなくなる。
見に来てくれたあくまさんに「難しい曲を作るねぇ」って言われたよ。
『flow』は前回やらなかっただけなんだけど、この曲1回やらないだけでやたら「久しぶり」感があるんだよね。
音域としてはかなり高めの曲なんだけど、この歌だとわりと勢いで出ちゃうんだよな。
いただいたアンケートで「この曲にすべてが詰まってる気がしました」って書いてもらえて、ちょっとうれしかった。
この詞は今は書けないだろうからな。

さて、今回のカバーコーナーはpizzicato fiveの名曲『マジック・カーペット・ライド』を選曲。
本当に昔から好きな歌で、たまに聞いてて泣きそうになる曲なんだけど、
ある時ふと「カバーしてみよう」と思って。
昨年のわりと早い時期から「次のカバー曲はこれで決まり」と。
この曲の時間軸の使い方と、夢と希望とその裏側に隠されてる何か、みたいな感覚がものすごく好きで。
でも、やっぱりこの曲もお客さんの中には知ってる人はほぼなし。
この日のライブのお昼の回(夜もかな?)のブッキングを担当してたつなげや音舗の片貝さんは、
ぼくがサウンドチェックでこれを歌ったのを聞いて
「珍しいですね。男の人がピチカートファイブを歌うって」と言ってくれまして。

インストの『夜舟』と言う曲は、昨年夏〜秋くらいに何となくできた曲。
この手のインストものの曲ができたのは久しぶりかな。
メロディが流れて来た時に、水墨画のような、呂でこぐ舟がゆらゆらしてる雰囲気があったのでこのタイトル。
タイトル言ったら「渋いなぁ」って声が聞こえて来たよ。

で、『ひとりたびごっこ』はいつものようにぼくのお守りというか、刻印のようにね。

最後の『はる』も当初は違う曲のつもりだったんだけど、選曲をいろいろ変えてみたら、最後に来る曲がどうも見えなくて。
それで、今までのライブではやらなかったことなんだけど「インスト2曲」でもいいんじゃないか、って。
「ピアノももっと聞きたい」と言ってくれる人も多いしね。
ちなみにこの曲はかなり昔に一度ライブで弾いてる。
基本的にインスト曲は同じ曲を2回弾いてないんだな。
別に弾いたっていいよな。

てな感じにお届けしました今回。
思いがけず、数人から「声がやさしくなったと思う」と言われちょっとびっくり。
ロー強め、が利いてるのかな。
途中で声出なくなったらどうしよう、と心配してたけど、最後までちゃんと、というか最後に向かって開いて行ってくれた感じ。
「『flow』やっぱりいい歌ですよね」って言ってもらえたり。
あとはたいしたこと言ってないのにMC褒められたり。
「まさぼうさんはしゃべれるんだから、コミュニティFMのパーソナリティでもやればいいのに」って言われたのはちょっとおもしろいと思った。
できるものならやりたい。

ま、今年はね。
もう1回くらい弾き語りもしたいな、と思うし、
ここ数年やってない『と』もやりたいし。
もう少しオレソロ展開も考えていいかな、と思ってる次第です。

---
ちなみに昨日はぼく以外全員女性で、しかも衣装がなまめかしい感じ。
ぼくの後に歌ってくれたMIKIKOさんは、以前Doppoで誰だったかのサポートでピアノ弾いた時にもご一緒したんだけど、その時は着物来てたんだよね。
でも、今回は「どちらさまですか?」と言わんばかりの変貌ぶり。
おれ黒服の方がよかったんじゃないか、と思うほどで。
1622013_580275632048048_523025349_n.jpg
まつげバサバサ感が半端ないです。
「いちばん派手なやつください」と言って高いやつを買ったそうで。

ちなみに、出番終わって楽屋に戻ったら
「ピアノも歌も曲もすばらしかったです。思わずTwitterフォローしちゃいました!」
と言ってもらえたので、ぼくもその後Twitterフォロー返ししてみました。

----
ということで、
次回ソロライブの時も、みなさまどうぞよろしくお願いします!

ホワイトデーのたくらみ終了 [音楽活動 -たくらみ編-]

昨日の「まさぼうのたくらみ in やまだんの肉弾ホワイトデー」、無事に終了しました。
見に来てくださったたくさんのみなさま、本当にありがとうございました。
ステージ出たらたくさんの人がいたので、ちょっと安心したよ。

そもそも昨日のライブって、ちょうど1ヶ月前、M.aiちゃんのライブでDoppoに行った時に、川崎さんから
「まさぼう来月歌わない?」って突然言われて。
一瞬たじろいだんだけど、前回が9月だったこと考えると、半年だし、やってもいいかな、と。
3/16にM.aiちゃんの2マンが決まってたから「直前じゃねえか!」と思いながらも、やってみようということにして。

今回は一応「ホワイトデー」というイベントごとも意識してるライブなのでね、選曲も少々そこを意識して。
MCでも言ったんだけど、特に前半は「LOVE強め」で。
自分で歌詞を書いておきながら、やや照れくさい言葉の強い楽曲をまとめてみた、と言う具合かな。

<まさぼうのたくらみ in やまだんの肉弾ホワイトデー!!
1. I miss you (詞:中田征毅・鐘江康一郎/曲:中田征毅)
2. カウントダウン (詞/曲:中田征毅)
3. 恋心 (詞/曲:中田征毅)
4. with (詞/曲:中島みゆき)
5. 鴇色 (曲:中田征毅)
6. ひとりたびごっこ (詞/曲:中田征毅)
7. はね (詞/曲:中田征毅)

----
なんとなく、久しぶりに『I miss you』はじまりでライブをしたくて。
今までのピアノアレンジだと、なんだかせわしない感じになっちゃっていつも苦労してたので、今回は試しに「横揺れ」をちょっと意識したアレンジにしよう、と思っていたのになんだかんだで結構タテ揺れ気味なことに。
最初にこの曲でガーッと声を出しておけてよかったかな。
で、時期はちょっとずれるけど今年最初のライブだし、LOVE強めだからいいか、と『カウントダウン』
この歌の途中、いちばんてっぺん突くところでいつも声がきつくなるんだけど、昨日はそこがしっかり出せたので、それで「今日はちゃんと声が出てるなぁ」と、自信をフィードバック。
そのままの流れで『恋心』。今回はちゃんと正しいキーで。この曲なかなかいいポジションで使える曲かもしれない、と思った。ちゃんとノリもあるし。
MCをはさんでカバー曲。今回は中島みゆきの『with』を選曲。
ぼくは"ユーミン好き"として結構知られてるわけだけど、それなりにみゆきさんも聞くんですよ。
前々からこの曲はいつか歌おうと思ってたんだけど、3月というこの時期に、ちょうどいいかな、って。
この曲、実際になぞって見ると、メロディと言葉のイントネーションが全然違うことになってて、ピアノだけで普通に歌うと言葉がわかり難くなるので、メロディは動かして歌わせてもらった。
ま、その辺はここ最近TVで立て続けに見た矢野顕子の影響もあり、かな。
いや、歌ってみて、やはり名曲だと実感。
もっと、知ってる人がたくさんいるかと思ってたけど、いなかったね。

そこから春のインスト『鴇色』をつなげて、そのまま『ひとりたびごっこ』へ。
この辺はもう安心して提供できるラインだよね。

最後は『はね』でしめ。
LOVE強めな選曲の最後を、出会いの歌で余韻を残して終わる、というのもわりと早い段階から決めてたこと。
思いがけず、最初と最後をSunny Funnyのレパートリーではさむ形になったね。
そうそう、Sunny FunnyのCDも持って行っておいたら、なんと2枚も売れたよ。うれしいね。

---
何回目かの弾き語りのライブで、ものすごく声の調子がよかった時に、「あ、おれの声がいちばんきれいに響くのはこの音域なんだな」ということを自覚したことがあったんだけど、今回のライブはその時とものすごく近い感覚があったな。
その「いい音域」の声がすーっと伸びてくれた感じ。
それでも、最後ちょっと喋りすぎたか、『はね』の1番終えたところで思わず喉がざらついて、間奏中咳き込んでしまったが。

昨日のお客さんで音楽を勉強してるという方から「コード感がすごいきれいだなあ、と思って。どういう勉強されたんですか?」みたいなこと聞かれて。非常にうれしい褒め言葉だったんだけど、「どういう勉強」っていうのが、説明できないんだよねえ。もはやクラシックと歌謡曲から自分の好きな部分を40年近く抽出してきた賜物です、というしかなくて。

なんだかんだで、自分の歌を歌ってるときは気持ちいいです。
もどかしい部分もあるけど、それでも楽しいんだよねえ。
ちゃんと歌詞も書いて、新しい歌作っておこう。

さて、次回はいつになるか。
またそのうち。

弾き語りライブのお知らせを [音楽活動 -たくらみ編-]

ここであらためて、弾き語りライブのお知らせです。

あさって3/14ホワイトデー。
半年ぶりの弾き語りライブをやります!

前回は9月で、まだ暑さの残る中のライブ。
今回は春の兆しが見えてる中でのライブです。
おそらく、曲も前回とは全然違うものとなる予定。
(ただ、新曲は書き上げられませんでした。言葉がまったく出てこず。)

----
3/14(木)
まさぼうのたくらみ Vol.12 in "やまだんの肉弾ホワイトデー"
四谷 SOUND CREEK Doppo
open18:30/start19:30〜 ¥2,500 (1Drink付き)
中田の出番は2番目、20:15〜の予定。

Doppoのマネージャー=かっこいい山田啓介氏の企画ライブです。
この日はホワイトデーということで、出演者からお客様へのプレゼントあり(抽選だけどね)。

いろんなライブでピアノ弾いてるおれですが、歌うのはたまにしかやらんので、この機会に見ておくといいですよ。もの珍しさででも。

ということで、お待ちしております!!

久しぶりのたくらみ終了! [音楽活動 -たくらみ編-]

昨年の「たくらみまくり」以来1年2ヶ月ぶりの弾き語りライブが終了しました。
見に来てくれたたくさんのみなさま、本当にありがとうございました。
大感謝です。

まあ、緊張したねえ。
初めてのところって、やっぱり緊張する。
Doppoが初めて、ってのも変だけど。ステージに上がるのは3回目だし。
ただ、「弾き語りをする」ってことでは初めてなわけで。
それより楽しんで行こう、と思ってはいるものの。ね。
自分で「あ、今この空間をおれが緊張感で満たしてしまってるぞ」ていうのがわかるくらい。
それがなんだか、申し訳ない思い。
ま、最後にはそれもなくなったけどね。

ひとまず、今日はセットリストと軽い解説だけあげておきます。
ライブの細かいことについては、また落ち着いてから書くことにして、ね。

<まさぼうのたくらみ Vol.11>
1. 夜の散歩 (詞/曲:中田征毅)
2. Bossa Grande (詞:鐘江康一郎/曲:中田征毅)
3. かがり火 (詞/曲:中田征毅)
4. FLASH (詞/曲:能勢海太)
5. flow (詞/曲:中田征毅)
6. ひとりたびごっこ (詞/曲:中田征毅)
7. -晩夏- (曲:中田征毅)

スタートは、ぼくが大学時代にたくさん曲を作ってた友達とのユニット「NAMELESS」のレパートリーから。
前にも一度だけ弾き語りをしたことがあったんだけど、その時とはちょっとアレンジを変えてみた。
で、その流れで2曲目はSunny Funnyのレパートリー『Disco Grande』をボッサ風に弾き語りアレンジしたものをね。これ、いつかバンドでもこういう感じでやろうよ、なんて話をしてるものなんだけど、先にやっちゃった。
『かがり火』は、やっぱり9月なんでね。おわらの季節にライブやるんだから、これ歌っておかないと。
前に歌ったときよりもかなり声張った感じに歌ってみた。
続く『FLASH』は今回唯一のカバー曲。ぼくの大好きなKAITAというバンドが"LOVE BELL BACK LINE"と名乗ってた時期にライブでよく演奏してた曲。この曲が大好きで、「早くレコーディングしてくださいよ」って言ってたんだけど、されないまま活動休止しちゃったんでね。そんな歌を自分で歌ってみた。難しすぎた。そして、参考にライブテイクをいくつか聞いたんだけど、すべてで歌詞が違っててね。多分、固まりきってなかったんだろうなあ。なので、それぞれをうまく取り出しつつね。
『flow』『ひとりたびごっこ』は、もう"まさぼうスタンダード"の域だね。この辺は歌っててほんとに安心できる。
最後の『-晩夏-』と名付けてる曲だけど、これほぼ即興ね。出だしのモチーフだけは決めてあったものなんだけど、そこから続けて、その場の雰囲気で弾いてみた。ちゃんとステージを締める感じのいい曲にまとまったよ。

今回、純然たる(歌の)新曲はなかったんだけど、初挑戦なものも結構あって。
そういう部分、ちょっと盛りすぎたか、と。久しぶりにしてはね。
ただ、そういう思いとともに「久しぶりなんだから、新しいものやらなきゃ」って思いも強くあって。
そのバランスがね。

それにしても、やっぱり『かがり火』は歌うと必ず反応がある。
あの曲がよかった、と言う声が必ずあがる。うれしいね。
あれは、確実な景色が頭の中にあるからなのかな。うーん。

それと、ほぼ即興で演奏して、ほんとに自分の好きな音の展開ってのがわかるね。
ほっておいたらおれの音はやっぱりそっちに行くんだな、ってね。
でも、思いのほかきれいにまとまったのでよかった。

今回思ったのは、ある程度やっぱり定期的にやっておかないと感覚忘れて行くし、
その都度緊張してちゃしょうがないよなあ、とね。
って、それって「歌い手」としての自分の自我が芽生えてきちゃってる、ってことか? 
とかいろいろ考えちゃった。んームズカシイ。

それにしても、共演の秋山さんの声がほんとに艶っぽくて色気のある声だったなあ。
うらやましいなあ、ああいう声は。

いろんなことがんばろうと思ったよ。
だから、思っただけじゃなくて、がんばることにするよ。

てなわけで、もっと曲ごとに細かいことなんかは、またあらためて。

たくらみまくったことに関するあれこれ [音楽活動 -たくらみ編-]

_DSF8605.jpg
今回の「まさぼうのたくらみまくり」では、全体を1つのものとして捉えてもらいたいなあ、と思って。流れもそう言うことを考えてみたんだよね。
自分の弾き語りも加えて全部で4つのステージ。これをそれぞれセパレートさせてみせる、ってやり方もあったんだろうけど、そういう「4人分のライブ」がただただ並んでるだけ、という風にはしたくなくて。
なので、全体を大きく2部に分けてそれぞれに2人ずつ、という形にしてね。
それも、あくまでぼくがホスト役になって進めて行く、という形式にさせてもらったんだよね。
ぼくが呼び込んで出て来てもらう。終わった後はぼくが送り出す。
1部ステージの終わりとか、2部の初め、2部の締めにぼくが1人でピアノ演奏をする、ということで1本串を刺しておく、というか。そういう風に仕立ててみたわけだ。
各ステージでコラボ曲のコーナーを作ったのもその1つ。3人のそれぞれのライブ、と言うだけではないんだよ、という意識を見てる側にも持ってもらうためにね。もちろんこの「コラボ企画」に関してはそれぞれの歌い手さんに対するぼくの興味も大きくあったのもひとつだけど。

今回、あくまで全員で1つのイベント作りをしたい、という気持ちがあったので5月の初めに顔合わせをしたんだよね。そこで3人がそれぞれ「はじめまして」ってことになったんだけど。この日は面白かったなあ。3人の歌い手がみんな、どんな風にいつも歌を歌ってるのか、とか、歌い手としてどんなスタンスでいるのか、とか、そんな話が展開されて。おそらく当人同士もそんな話、普段はどこでもすることなく、故にあまり顕在意識に出して来てないだろうことをあらためて考えて口にして、そこでおのれを知る、というような、そんなことが目の前で繰り広げられて。その時点ですでに刺激し合い始めた3人。
3人はそれぞれいつも自分のスタイルを持って歌って来てる人たちなんだけど、基本的にはみんな自分がメインで出る人なので。まず最初に「ハモれるかなあ・・・」てのが共通の心配としてあった様子。
さらに、コラボ曲の選曲に関しては、ぼくが一切口を挟まないようにして、それぞれ連絡を取り合って決めたもらったのね。そこで少しでも距離を縮めてもらおう、という意図もあったり。
この辺、当日までに非常にいい感じになったと思うな。3人がよそよそしくなく、仲良くお互いを認め合ってる、とでもいうようなよい関係が築けてた気がする。
おそらくぼくは、この3人とは今後もずっと何かにつけ一緒にやって行く人たちだろうから、そう言う刺激を持ってそれぞれがまた違う次元に行かれるなら、一緒にやっていても気持ちいいだろうなあ、と思ってみたり。

そうそう。
今回ぼくが弾き語りの他に弾いてたピアノインスト曲ね。
1部の終わりに弾いた『光の中で』と言う曲は、説明で話した通りぼくが小学2年生の時に、初めて自作した曲。学校から帰ってピアノのある部屋に西日が射してくる中で気持ちよくなってこの曲を弾いてた記憶がしっかりある。で、きちんと楽譜に書いておこうと思って2小節だけ書いて、あと面倒くさくなって途中までになってるという、ある意味今とあまり変わらないことをしてる。
ほんと、ぼくの音楽のハーモニーとかってものはドビュッシーに影響を受けてると自覚してるんだけど、ぼくがドビュッシーに傾倒したのは小学5年生の時の話。なのでこの『光の中で』に関してはそれ以前のはずなのに、相当今に通じる音作りをしてる、という点で(自分では)非常に面白い。そのことに気がついたのは多分30歳の頃だったかな。
2部の最初に弾いた『just time passes』は、自作楽曲集「soundtracks of a day」にもピアノ演奏で収録した楽曲で。元は2年前の芝居のために作ったもの。休憩開けにはこのくらいのものがいいかな、と。
会のいちばん最後に弾いたのは、タイトルも付けていない楽曲。大学時代にはすでに作ってた曲なんだけど、いまだにどこにも出してないなあ。なんとかこの曲をうまく録音して売り込みに行きたいなあ、と思ってたものだけど、どうすればいいものかなんか全くわからずそのまま。今いろんなコンペがあるけど、この曲はなんだか自分の中でちょっと大事にしておきたいな、というのも無意識であるのかもしれない。きれいなバラード曲だけど、あの頃のEPIC的な匂いはしてるよね。

さすがに終わる頃には疲れともなんともよくわからない感覚に陥ってたような気はするんだけど、実はおれが疲れる前に音を上げたのがピアノの方で。澄川さんのステージが始まった辺りから、ところどころ音の出が悪くなって来て。立て続けに鳴らしてると音が出なくなる現象が起きて来てね。左手のエリアの「ミ」の音と、右手のエリアの「ソ」の音が特にひどくて。これにはちょっと困る場面も少々。あのピアノ、あんなに酷使することって普段はないんだろうなあ。もちろん終演後、ライブハウスの店長さんには言っておいたけどね。

しかし。
澄川さんのステージが終わった時点で「さあ、もう終わりだぞ」という思いがいっぱいだったのか、始める前にはそこで「出演者全員を出してご挨拶を」、ということを考えてたのにすっかり忘れてしまったのが悔やまれる。きちんとみんなにあいさつをさせてあげられずに、直後に自己嫌悪。
その分、写真だけはしっかりと撮ってもらいましたよ。
_DSF9294.jpg
まあ、今回のこの企画に関してはいろんな思いがあったわけだけど。
そのうち、またやるかもしれない。とはいえ5年はやらないと思う。
それまでは普通の「たくらみ」をコンスタントに開催できるように、がんばりますよ。

 - 澄川典明まくりの巻 [音楽活動 -たくらみ編-]

最後の登場となったのはNorryさんこと澄川典明さん。
実は、ぼくが今回の「たくらみまくり」という企画を考えた時に、最初にその話をしたのが澄川さんだったんだよね。すると、澄川さんも同じようなことを考えてたらしく、「歌うのはずっと自分なんだけど、ピアノを弾いてくれる人を変えて行く」というものらしい。立場は逆ながら、やろうとしてたことは一緒ね。昨年末からたまに西新宿のカフェでピアニストの野村さんとやってるライブは、言ってみればその前哨戦のようなものかもしれない。

さて、澄川さんのステージはThe Young Rascalsの『Groovin'』からスタート。初めに出てきてから、何やら準備をしてるので、歌のイントロ的なことを始めるのを待ってたら、急にマイクをつかんで「♪Groovin'〜」て歌い始めちゃったのでびっくりした。そして、その時にコーラス用の歌詞を用意するのを忘れてたことにも気づいた。ま、いい。単語は4つだけだ。
のんきな雰囲気で『Groovin'』を歌い終わったと思わせて、そのまま次の『寒い夏』へなだれ込み。前回一緒にやった時に、候補に挙がっていながら選曲の段階ではずしたこの曲。Norryさんの中では「次の機会に」とずっと思っていたようだ。あまり大きくバリエーションを付けられる感じの曲ではないので、どんな風に持って行こうかなかなか難しかったな。まあ、結局の所あまり考えずに歌で押してもらう感じにしたわけだけど。
で、ここからまたつなぎで『ルート16』へ。彼曰く「リベンジしたい」とのことで。前回も一緒にやってるんだけど、なかなかフレーズがうまくつかめず苦労したまま本番、やり残してしまった感が強いようで。リハでも音をものすごく注意しながらなんとか取れるようになったんだけど、・・・。本番はリベンジ箇所の1つがリベンジしきれず。弾きながらぼくも「ああ、その音じゃなかった・・・」と思ってしまったよ。難しい歌だからねえ、これも。誰が作ったんだか。
_DSF9166.jpg
3曲終えてようやくMC。そしてやってきたこの日のある意味の頂点、『かがり火』。リハの段階から「どんなアプローチでこの曲を歌うか」をいろいろと試行錯誤して、本番は、ぼくがまだ一度の聞いたことのない『かがり火』が登場したね。おお、そうきたか、と。うならされたね。でも、サビの節を間違えて歌ってたんですよ澄川さん。リハの時にも「そこの音は、そう行きたいところで行かない音なんです」というところを、行ってしまったのね。ちょっとだけ残念(本音)。
で、ここでのコラボコーナーはマクさんが登場。マクさん選曲の『時の過ぎゆくままに』をデュエット。あらためて聞いたら、原曲は記憶以上に演歌だったのね。Norryさんの曲の並びにはめるためにどうしようか、とかなりのアレンジを加えてみて。正直この曲のリハーサルはほとんど出来なかったんだけど、さすがの2人がきれいにまとめてくれましたよ。これも今回の見所の1つになったんじゃないかな。
_DSF9190.jpg
さて、もう会も締めに向かうという手前、というところで出てきたのが鈴木慶一のソロ楽曲『LEFT BANK [左岸]』。複雑なコード進行と退廃的な歌詞なのに、終わった時になんだかほっとする感覚のある不思議な曲で、ぼくは今回初めて知った曲なんだけど好きな曲になりましたね。
壮大な大河のようなうねりをうまく作れてればよかったです。お互い。
で、最後の曲はTHE BOOMの『虹が出たなら』。これも矢野さんのバージョンにかなり近いところを取った感じになったけど、最後の曲なんで、曲の終わりをBOOMのフレーズに持って行ってもらってグッと締めたよ。リハの時にこれを聞いた直子嬢が「なんか、今に重なる歌詞ですよね、これ」と言って、ふと気がついたらホントにそんな感じだった。今歌うのはちょうどいいかもしれない。そんな締め。

澄川さんの歌はホントに、予測できる部分もあるけど、まだまだ違う、まだまだ知らない歌が隠されてるような気がしてる。今回の『かがり火』を聞いちゃったからね。
やっぱり、なんか最後に澄川さんが押さえてくれる、っていう安心感みたいなものもあって。
なので、どれだけ遅刻されて被害を被っても、なんだか許してしまうところがあるんだな。
でも、もうしないでください。

澄川さんとは、次回は何も決まってないんだよね。いつもそうだけど、ふっと話が入ってくるような感じだから。なので、ふっと話が入ってきた時にふらっとやることになるでしょう。

(もちろん写真は小野寺宏友さんのご厚意で。)

 - 北村直子まくりの巻 [音楽活動 -たくらみ編-]

マクさんのステージが終わってから15分ほど休憩ののち、第2部スタート。
この日2人目の歌い手は北村直子嬢。
_DSF9088.jpg
オープニングからいきなりの『木綿のハンカチーフ』。度肝抜かれたお客様も多かったことでしょう。
これは、4年前にKAKADOで一緒にやった時にも歌ったもので、男女の掛け合いをぼくと直子嬢と2人で歌い継ぐ、と言うスタイルで。前回やった時の反響はものすごいものがあったんだけど、どこか「やりきれてない」思いがずっと残ってて。なので今回「もう一度やりたいんだけど」とぼくからお願いしてリスト入り。少しはこなれたかな。
2曲目は初披露の新曲『next text』。元はぼくの作品集『まさぼうのおと』にも収録してたインスト楽曲で、以前こちらにもアップした曲なのね。いつかこれに歌を乗せてみたらいい感じになりそうだなあ、とぼんやり思ってたわけで。で、歌うなら北村直子の声かなぁ、なんてことも思ってて。
今回せっかくの機会なので「歌詞書いて歌ってみない?」と言ったところ「じゃ、やってみる」と。
もともとメロディが大貫さんぽいと言われた曲に、彼女の書いた言葉がその世界を拡げてくれた感じがして、ステキな歌になりました。
そんなまったりしたところに、「お話コーナー」とでも言うべく、コラボコーナーでの『ニットキャップマン』。ムーンライダーズのオリジナルよりも矢野さんのカバーに近い形で、ところどころ語りっぽくもしつつ物語を展開。リハの時に「これ、歌うたびにいい歌だなあって思う」と楽しげに歌ってた直子嬢が印象的ですね。澄川さんのニットキャップぶりもアクセントでよい感じ。
さて日本語コーナーが終わったところでまずは英語で『Both Sides Now』。蔵助ライブでもよく歌ってるこの曲、実は一度ちゃんとしたピアノでやってみたかったんだよね。いつもの小さいキーボードじゃなくて。当日の本番前に、この歌でだったんじゃないかな? 直ちゃんが「やっぱり本物のピアノだと違うね」っていってたのは。この歌はもう安心感のある中でお届け。
次にポルトガル語で2曲、『Linda Rosa』『Travessia』と。ボサを歌ってみたい、と言うところから入ってポルトガル語の響きが気に入って、ボサに限らないブラジルポップスを聞きかじり始めたと言う彼女。『Linda Rosa』は非常に素直なメロディで素朴な曲。出そうと思った和音を大いに間違えちゃってあせったな。この曲も思えば今回初めてやった曲だな。『Travessia』は何度やっても難しい歌だよね。でもホントにきれいな曲で。これもピアノで弾きたかった曲の1つ。大いにダイナミクスを使わせてもらったよ。直ちゃんの歌もそれに見事に乗ってきてくれたと思う。
で、最後は言わば「キタムラスタンダード」になってる『So Far Away』。「歌はじまりにしてみたいんだけど」ということでアカペラスタートのアレンジに。いい感じで歌い始めたところで、ぼくがものすごく見当違いな音を出しちゃって、本気で逃げ出したくなった。申し訳ないったらない。その後はいつもの通りにいい雰囲気だったけどね。
_DSF8920.jpg
日本語3曲、英語2曲、ポルトガル語2曲。ちょっと緩急もあって7曲、いいバランスだったんじゃないかな? 今回また彼女はファンを増やした感じがする。

で、北村直子の今後の予定としては、おそらく9月頃にいつもの蔵助でライブをすることになるかな、という漠然とした予定。今回の彼女の歌声が気になった方はぜひ、蔵助で飛騨料理とともにのんびりと歌を楽しみにきてくださいませ。

(これも写真は小野寺宏友さんのご厚意で。)

 - 樋口政也まくりの巻 [音楽活動 -たくらみ編-]

1番手の歌い手は「マク」こと樋口政也くん。
普段バンドのボーカルとしてステージをまわし、その他イベントの司会の仕事などもしてる彼なので、ここからひととき、ステージの進行はほぼ彼に任せる感じで。
_DSF8807.jpg
1曲目の『さらば恋人』から、想像着くような着かないような選曲で。
この曲にはマクさんにとってある決意表明のようなものが密かに隠されてるわけだけど、それとは関係なく、こういう「昭和の名曲」的なものはマクさんによく合ってる気がする。
アレンジ的には、すーっと入ってきてだんだん加速して行くような感じ、という具合に。コードも適度にまさぼうコードに。
『課外授業』は昨年のライブでもやったマクオリジナル。夏なのでやっぱりここでひと盛り上がり行きましょうよ、と。ちょっと恥ずかしげな客席からの「っフフー」もいい感じに絡んでね。この辺できちんと客席をつかむのがマククオリティ。
で、マク選曲で考えるなら違和感ないけど、北村直子とのデュエットと考えるとあまりに意外すぎる『スローなブギにしてくれ (I want you)』。5月の直子嬢との蔵助でのライブをマクさんが見にきてくれた時に、ポルトガル語で"軽やかに"ギラついた男の歌を歌ってたのが非常に興味をそそられたらしく、「ならば日本語でギラついた男の歌を歌わせてみたい」とこの曲。
あえて曲名を言わずにマクさんの「ウォンチュー!」で始まるや否や大拍手。そりゃそうだ。そして「人生はゲーム」「おまえがほしい」だのと歌う直子嬢。これがコラボの面白いところだね。
_DSF8749.jpg
さて、そんなギラついた後はグッと雰囲気を変えて。『アクリル色の微笑』は、名曲指数の著しく高い斉藤由貴の楽曲の中でもトップクラスの名曲だと思ってる1曲。お互いこの曲が好きで、リハスタで歌ってみましょうか、なんて言うところから始まって今回のリスト入り。
多分、今までのどのバンドでも、今までのソロ曲でも出さなかったマクさんがここで初めて登場したんじゃないかな。「こんなマクもいるのね」というくらいの。個人的にはこの曲は大成功だったと思ってる。
さらに、原曲とは全然違う形になって、これまた曲の違う面を見せることが出来たんじゃないかな、というのが『紙粘土』。マクさんの最初のバンド「風来坊」後期の曲で、ものすごくビートの利いた曲なんだけど、これを始終ピアノのアルペジオで。前回やった『まだ まだ』のように力強く押すようなアレンジも出来たんだけど、それでは前回と同じことになってしまうのでね。あえて違う方向へ。これも原曲を知ってる人には驚きだったんじゃないかな。
最後には昨年2人で作ったオリジナル『2日目のカレーのように』を。これは、タイトルではないけど1年経って、お互いこの曲が体にしみ込んでさらにいい感じになった気がする。
まだまだ成長しそうな1曲。そしてやっぱりこの曲は評判がいいね。

マクさん、今年はあらためて「樋口政也」として大きくスタート踏み出す、ということにしたらしい。
今回のたくらみまくりを皮切りに、今月半ばには、前から決まっていた山梨での盟友・林兄弟とのライブ、さらに9月にはまったく自分からの意思でライブをやるという予定。
今後、ソロボーカリストとしての活躍が期待されるところです。お楽しみに。

(写真は小野寺宏友さんのご厚意で。)

 - 弾き語りまくりの巻 [音楽活動 -たくらみ編-]

さて、1人ずつ振り返ってみようかな。今のうちに。
まず自分から。
_DSF8622.jpg

今回は本当に選曲がなかなか決まらず。
というか、他の3人分のことで結構いっぱいになってて、自分のことを後まわし状態。
で、MCでも言ったように木曜日(ああ、自分の誕生日でしたねえ)にスタジオであれこれ歌ってみてしっくり来たものを5曲。
そんな中から、1曲目に『ordinary』を持ってきたのは、多分「なんでもない感じ」のところからスタートさせたい、という深層心理のような気がする。
まあ、この曲もメロディで考えたらとんでもない曲なんだけど。歌詞がそれを全部消してるのね。
久しぶりの『恋心』は、いつも以上に「ポップ全開!」なイメージで歌えたかな。
あ、そうだ、この曲キー間違って歌い始めちゃったんだった。Gで行くはずなのにFで始めちゃったんだよね。たしか、どっちのキーでも歌ったことがあったんだと思うんだ。で、今回はGで行こう、って言うのに頭の中ではFがなっちゃってたんだよね。で、途中で気がついたんだけどそのまま最後まで。
いいや、また歌おう。

そしてまさかの登板となったのが『涙あふれて』。これはねえ、ほんとに自分でもどうしようかと思ったんだけど。これはまったく考えてなかったんだけど、スタジオ入って、最後の最後に「試しにこれもなぞってみるか」と歌ってみたら、ちょっといい感じに出来そうで。あとで作詞者が、というか本物の歌手が登場すると言うのに。一応マクさんには相談して。で、リスト入り。
びゅーちふるずのメンバーも来てる中で、歌っちゃったよ。「よかったですよ」って言ってもらえたのでひと安心。というか、全然違うスタイルにしてるから、もはやびゅーちの歌だと思わないよなあ。
最後に歌詞を間違えて、とっさに直そうとしちゃったのが悔やまれる。

そこからは『flow』『ひとりたびごっこ』と、まさぼうスタンダードの2曲ね。
『flow』はいつもとちょっと出だしを変えてみて。なんでかこれ歌ってるとき、足が震えてたような気がする。なんだったんだろう。そして『ひとりたびごっこ』はもう、本当に安心して歌える歌になったな。自分で落ちつく。いちばん体に馴染んでるんだろうね。

そうそう、弾き語りで初めてのことと言えば「作務衣」じゃなかったこと。
さすがに作務衣で他の人と交われないなあ、と思って。で、アロハなのか、ってのはまあおいといて。
_DSF8644.jpg
今回お呼びした3人の歌い手さんとは今までにも何度となくやってたりするので、それぞれのファンの方とも結構知ってたりするのね。ただ、その方達は「ピアニスト」としてのぼくは知ってても、その人がどんな歌を作る人なのか、ということはほとんど知らないだろう、と。びゅーちふるずのメンバーも、びゅーち楽曲以外でぼくの曲を聞く機会なんてほぼないわけで。
そういうみなさまに、「実は中田はこんなんなんですよ」というのを知ってもらえるいい機会になったかな、と。なので、ほんと「前座」な感じ。

自分の歌が終わってほっとするも、さあここから今日の本番が始まって行くわけですね。
(写真は小野寺宏友さんのご厚意で。)

「まさぼうのたくらみまくり」終了 [音楽活動 -たくらみ編-]

確実に、今年のぼくのソロ活動のヤマ場であるところの「まさぼうのたくらみまくり」、無事に終了いたしました。
見にいらしてくださった大勢のみなさま、本当にありがとうございました。
これだけの人に関心を持ってもらえてる、と言うことだけで充分幸せなことです。

18:30過ぎにぼくの弾き語りから始まって、最終的に終演は22:00直前、という実に3時間半、弾き倒させていただきました。
今はまだ、「あそこで間違ったなあ」とか「あそこはもっとこうするべきだったなあ」という反省の方が頭を占めていますが、それでも、たくさんの人から「今日は非常に面白いライブだった」とか「1回で4粒おいしいライブだった」など、楽しんでもらえたというコメントをいただけて、ああ、よかったなぁ、とただただ思うばかりです。

ひとまず、今日のセットリストだけ、あげておきますね。
あれこれ感想はまたあらためて。

-----
<まさぼうPresents「まさぼうのたくらみまくり」>

[中田征毅]
1. ordinary (詞/曲:中田征毅)
2. 恋心 (詞/曲:中田征毅)
3. 涙あふれて (詞:桜チョメ吉/曲:唐田春男)
4. flow (詞/曲:中田征毅)
5. ひとりたびごっこ (詞/曲:中田征毅)

[樋口政也]
6. さらば恋人 (堺正章)
7. 課外授業 (詞/曲:樋口政也)
8. スローなブギにしてくれ (Want you) w/北村直子 (南佳孝)
9. アクリル色の微笑 (斉藤由貴)
10. 紙粘土 (詞:樋口政也/曲:奥山裕樹)
11. 2日目のカレーのように (詞:樋口政也/曲:中田征毅)

12. 光の中で -instrumental- (曲:中田征毅)
ー休憩ー
13. just time passes -instrumental- (曲:中田征毅)

[北村直子]
14. 木綿のハンカチーフ (太田裕美)
15. next text (詞:北村直子/曲:中田征毅)
16. ニットキャップマン w/澄川典明 (MOONRIDERS)
17. Both Sides Now (Joni Mitchell)
18. Linda Rosa (Maria Gadú)
19. Travessia (Milton Nascimento)
20. So Far Away (Carole King)

[澄川典明]
21. Groovin' (The Young Rascals)
22. 寒い夏 (山下達郎)
23. ルート16 (詞:さかいきょうこ/曲:中田征毅)
24. かがり火 (詞/曲:中田征毅)
25. 時の過ぎゆくままに w/樋口政也 (沢田研二)
26. LEFT BANK [左岸] (鈴木慶一)
27. 虹が出たなら (THE BOOM)

28. No Title -instrumental- (曲:中田征毅)

------
これだけやったわけだなあ。
なんか、緊張してるのもあり、ずっと同じ姿勢で弾いてるのもあり、微妙に空腹だったのもあり、でものすごく背中が痛くなって。これって、初めて弾き語りでライブをやった時と似た感覚だなあ。
筋肉痛くるかも。

なんにしても、あれだけたくさんのみなさまに見ていただけたことに、今は本当に感謝です。
そして、この企画に賛同して一緒にステージに上がってくれたマク、直子嬢、澄川さんにも感謝です。
3人がそれぞれ仲良く、そして刺激し合っているのを見るのは非常に面白く、そして嬉しいことでした。

今日はとりあえず、ゆっくり休みます。いろんなことはまたあらためて。

で。
今日見にきてくれた方で、本番中(もしくは終演後などでも)写真を撮ってくださっいてた方々。
よろしければぼくの方までその写真送ってください。
(思えば、自分がステージに上がってる時の写真てあんまり持ってないんですよ)。
前の10件 | 次の10件 音楽活動 -たくらみ編- ブログトップ