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あらためてたくらみをふりかえる [音楽活動 -たくらみ編-]

早いもので、あれから1週間。
今日になってから「あ、先週の『真田丸』まだ見てない!」ということに気づいたのに、先にBSで今週分を見てしまった。

さてさて。
あらためまして、先週の「まさぼうのたくらみvol.14」を聞きにいらしてくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
今回はほかにもいろんなライブやイベントが立て込んでる日だったようで、
「行かれない!」という連絡も多数いただきました。
気にしていただけるだけで光栄です。

今回は、「たくらみ」としては約2年ぶりだったこともあって、
さて何を歌おうか、というところでセットリストがなかなか決まらなくてね。
出だしの曲と終わりの曲だけは決まってたんだけど、それ以外がどうにも決まらず。
ほら、すっごく久しぶりにカラオケなんか行くと、何を歌っていいかわからなくなるっていう、
あれと似た感覚かな。
比較的余裕のある時期だったとは言え、おちついてひとりリハに入る時間もなんとなく難しく。
最終的に入ったのはライブ前日。
そこで初めてカバー曲を歌ってみるが、夜になってカバー曲を差し替えてみたりして。
なので、本番で歌ったカバー曲は、実際に歌ってみたのは当日のサウンドチェックで初めて。
本番で歌ったのが2回目だったという、これ今初めて明かす事実。

そんなことも含めつつ、細かい話をあれこれ。

まず、年明け最初のライブということで、毎度なんだけど、
1曲目は『カウントダウン』でスタート。やっぱりこの時期は歌っておかないとね。
続いて『ordinary』。この曲は他の曲を全部決めた後で、「なんとなく、今、これ」てな感じで。
やっぱりこの曲は音が難しすぎる。
もともと別のキーで作った曲を、声に合わせてキーを変えたもんで、ふとわからなくなりそうで。
この曲の時はまだ、高いところが出にくかったなぁ。声の出し方を思い出しきれてない感じ。
そして個人的な安定剤でもある『ひとりたびごっこ』
この曲で、自分の中のいろんなものを調整するような感覚というか。
そうかそうか、この喉の開け方で声を押し出すんだ、みたいな。
実際、見に来てくれた人からも「あの曲がいちばん馴染んでるように聞こえる」と言われるし。
異論なし。

で、前述の通り、歌うのは本番で2度目だったというカバー『年下の水夫』
前日の夜にピアノである程度どうやって弾くかを考えて。
それを基に、あの女歌をいかに情景描写するか、と言う感じだったかな。
とにかくこの歌のサビの部分で、カーッと声を出せたのがなんとも気持ちよかった。
もうそれだけのために、もう1回この歌歌いたいと思ってるもん。今でも。
それにしても、ほんとに名曲だなぁ、と思う。
おれが歌っても許されたもん。

で、実はこの曲をカバーする時には、つなげて自分のインスト曲である『夜舟』という曲を
合わせて弾こうと前々から考えていたのだけど、
今回そこも大分迷ってね。
というのも、そのことを思い出したのがサウンドチェック後だったというのもあって。
いきなり弾くには、あまり手に馴染んでない曲出しなぁ。
加えて、今回のインストはあれをやってみたい気持ちも強いしなぁ。

ということで、結局インスト曲の方は当初の予定通りで。
昨年5月に公開された自主制作映画のサントラから、一番気に入ってた30秒ほどの曲と、
その続きを勝手に即興で弾いてみる、という試み。
似たようなことは以前にもやってみたことはあって。
2012年秋のライブの時に、出だしのモチーフだけ作って後は即興で、というのをね。
久しぶりにそれをやってみた、ということで。
弾いてる間は「今はどの調にいるか」ということだけを気にしてるんだけど、
思えばそれってかなり特殊な考え方なんじゃないか、とふと気がついた。
だいたい、そんなに調って変えるものじゃないよね、普通に考えたら。
だけど、ぼくの場合は好きな音を繋いだらふわっと変わって行っちゃうもんだから。
でも面白いのは、変えたつもりでいるのに気がつくと元の調に戻してる、というね。
「あれ?戻ってる。じゃ、また転がそう!」っていうね。
そうこうしてる中で無事に最初の調に戻って、イントロと同じものをつけて、無事終了。
ひと安心。

最後に歌ったのは、元々インスト曲として作った曲に、歌詞を乗せてもらった『next text』
見に来てくれたお客さんの中にはぼくのインストCDを聞いてくれてる人も多かったので、
曲自体は知ってた、と言う人もかなりいて。
「歌が乗ると、またずいぶん雰囲気変わりますね。」という言葉ももらったりして。
ちなみに歌詞を乗せてくれたのはキタムラナオコ。
2011年の「たくらみまくり」で歌ってくれてる。
で、今回本人見に来てくれてたのだけど、歌詞を書いたことは覚えていたものの、
「あれ、私これ歌も歌ったんでしたっけ?」とすっかり忘れていた様子。
ちなみにこの曲、元々歌にするつもりじゃなかったので、フレーズが途切れなくて息継ぎが大変。
でも、前の曲で思い切り声を出せる方法を思い出してたので、気持ちよく歌えたな、というね。

ちなみにMCは、「昨年の春にソロライブをやるつもりが、出来なくなってしまった理由」という話。
昨年3,4月頃にソロライブを考えていたものの、ケネディハウスでの仕事が決まり、
その曲の仕込みに大変で余裕が無くなってしまったこと。
さらに、同じ時期に映画のサントラの製作が重なってしまったこと。
ということをいろいろ話してたら大分時間もギリギリだった。

いや、ほんとにね。
久しぶりに声の出し方を思い出したよ。本番中に。
で、やっぱり自分の声がいちばんきれいに響く音域を再確認。
それを認識したら、早くも今は「近いうちにソロライブやりたいなぁ」なんて思っちゃってる次第。
まあでも、ほかのこととの兼ね合いで、いい時期を見計らってやります。慌てずに。

そうそう、対バンになったのは牛玖舞さん、西村彩華さんとどちらも女性のピアノ弾き語り。
牛玖さんはずっと歌だけ歌ってらっしゃったのを、ここ数年でピアノの弾き語りに以降したと言う方で。
そう言う点では少々ピアノに固さはあるものの、きれいな伸びやかな声で歌われてました。
西村さんは、昨年秋頃、ぼくがDoppoに頻繁に通わなくなった頃からDoppoでスタッフとして働いてらっしゃる方で、
何しろピアノがうまい方でした。ピアノの音が違う、って久しぶりに感じたもんね。
で、使う音から、ぼくとはきっと聴いて来た音楽がものすごく近いんだろうな、と感じずにはいられない。
そもそも矢野さんの『クリームシチュー』をカバーするってくらいだし。
そのあたりがね、聞いてて楽しかったね。

終演後に、来てくれた皆様方といろいろと話をしてたら、
「今度、『○○』歌ってください。」とか
「あれ、ききたいです。」という声がいくつかあって。
ああ、じゃ、次はあれを歌ってみようかなぁ、なんてことをいろいろ考えてたら、
次回のセットリストがほぼ埋まったって言うね。今回と全然違う。

ま、せっかく歌い方を思い出したわけだし、
やりたい曲もあるし、
今年は早いうちにもう一度やるかな。

ということで、
見に来てくれて、お互い久しぶりに再会してたマクとキタムラナオコとともに1枚。
(彼らは共に、先述の「たくらみまくり」で共演した仲ね。)
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みなさま、ありがとうございました!!
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