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主役が見てるバースデーライブ [音楽活動 -もろもろ-]

先週火曜日、20日は六本木Real Diva'sにて、Freebirdy's夢太くんのバースデーライブでした。
この日のライブは夢太くんに加えてMioちゃん、RYOくんとボーカルは3人が入れ替わりで。
それを支える演奏陣に、彼からのご指名でぼくとケンケン、小夜子ちゃんという異色なトリオ。
なんでも、コンセプトは「自分が聞いて楽しみたいライブ」だそうで、
夢太くんが歌わずに客席で聞いている、という場面も多く。
また、彼がFreebirdy'sとしてユニットを組む前の、
「SHY.」というユニットを組んでた時代のレパートリーを、当時の相方のRYOくんと、
数年ぶりに披露する、というのも今回の目玉だったようで。
実は本番当日まで紆余曲折を経ての、ギリギリの準備だけで臨んだ節があったんだけど、
ま、本番はなんとか乗り切れたから、ほっとしてるというところだったかな。

<夢太 Birthday Live in Real Diva's
1. 空っぽ■
2. 永遠のプロポーズ■●
3. Dream of Asia J.V■◆
4. You are the Reason●◆
5. Smooth Criminal●◆
6. 弱虫HERO■●◆

7. To Feel the Fire◆
8. Value■◆
9. Don't worry■◆
10. アイドル●
11. 酔歌■
12. ENGAGED●
13. 君を守りたい●
14(en). 始まりの詩、あなたへ■

Vocal : 夢太■
Vocal : Mio●
Vocal : RYO (Zuttoiru)◆
Keyboard : 中田征毅
Bass : 原田賢扶
Violin : 小夜子

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スタートは、主役が1人で、彼のソロ曲である『空っぽ』を歌い上げて。
ごあいさつの後に、Mioちゃんを呼び込んで、2人のためのオリジナル曲『永遠のプロポーズ』
Mioちゃんと入れ替わりにRYOくん登場で、以前の2人おレパートリーだったという、
TUBEとDEENのコラボ曲である『Dream of Asia J.V』でかつてのハーモニーもアピール。
ここで夢太くんが下がり、MioちゃんとRYOくんのデュエットコーナーへ。
まずはBritain's Got Talent出身のCalum ScottとLeona Lewisによる、
バラード調の『You are the Reason』をしっとりとお届けしてから、
「この編成でこの曲やるの?シリーズ その1」=Michael Jacksonの『Smooth Criminal』
Two Cellosのバージョンのアレンジをもとに、3人で音を構築。
RYOくんは「全部カタカナにして、なんとか追いつきます!」と。
なかなかスリリングな1曲だったよね、これ。
1ステージ目の締めは、Freebirdy'sのオリジナル曲『弱虫HERO』を全員で。
ケンケンのスラップが冴えまくってたね。

休憩明けはRYOくんのソロで、Stevie Wonderの『To Feel the Fire』から。
実はこの日のRYOくん、先週ノドをやらかしてしまった影響が少々残ってて、
いつもより若干ハスキー目な声だったんだけど、それがまたいい感じの声でね。
2ステージはここから、先述の「SHY.」の再結成ステージ。
当時のオリジナル曲『Value』『Don't worry』を当時の思い出を語りながら。
『Don't worry』ではわざわざ振り付け講座をしてから臨んだので、
せっかくだから演奏の3人も最後は演奏止めて振り付けしてみたりして。

ここで2人と入れ替わりにMioちゃん登場。
夢太くんたってのリクエストでYOASOBIの『アイドル』を。
「Mioさんの歌でこれを聞いてみたい」ということだったんだけど、演奏のことも考えてくれ、と。
この曲を当日のリハだけで乗り切る我々も、なかなかなもんだと思うけど。
3人とも譜面ガン見で余裕なし、だったんだけど、意外にもこの曲がいちばん評価高かったな。
ここで一度ボーカル交代で夢太くん。
お父さんがよく聞いたり歌ったりしてた、という吉幾三の『酔歌』を"演歌初挑戦"と。
実はぼく、夢太くんの歌い方を聞いてて、たまに演歌っぽくこぶし回すことがあるので、
演歌合うんじゃないの?とは思ってたんだよね。いい感じだったよ。
さて、本編最後はMioちゃんソロで。
これまた夢太くんの希望で、trfの『ENGAGED』を。
個人的な思い入れも強い曲なのだそうだけど、
曲名を言った時にお客様から「あー!!」と声が上がったりもしたので、
その世代には知られてる曲なんだね。ぼくは知りませんでして。
本編最後は、夢太くん作でお蔵入りになってた曲をMioちゃんがいただいた『君を守りたい』
11月のMioちゃんのバースデーライブで初披露した曲だね。ぼくがアレンジしました。
前回はギター/ベース/ピアノだったものを、ギターの代わりにバイオリンでワンランク高尚に。
そんな主役不在のまま本編は終了。

最後には夢太くんがひとりで出てきて、ごあいさつの後「聞いてください」と、
あえて説明なく、岩崎宏美の『始まりの詩、あなたへ』を。
作詞作曲/大江千里であるこの歌、発表時は映画『能登の花ヨメ』の主題歌だったことから、
それに関連するメッセージとしての選曲かと思ってたんだけど、特にそうではなかったらしい。
いい歌だよね。

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今回、初めてのバースデーライブということもあってか、
もしくは、久しぶりのRYOくんとのステージ、ということもあってか、
夢太くん非常によく喋ってて。
あのケンケンから「そろそろ曲に」と言われるほどだったのが、個人的にはツボだったね。
彼に促されるとはね。

そうそう、予定ではアンコールの時にバースデーケーキの登場を予定してたのだけど、
その段取りを知らされてなかったのか、本編最後の曲の前にケンケンがいきなり、
「せっかく誕生日なんだから」みたいなことを話し始めて、
そのままバースデーソングを弾き始めてしまって。
スタッフさん大慌てで準備して。ステージ上も「え?今やっちゃうの?」と。
ちゃんと、裏は合わせておかないと、ね。ビビるから。

実は2人組ユニットのFreebirdy's、ギターの駿くんが脱退するということで、
4月以降はおそらく夢太くんのソロユニット的なことになるんだと思うのだけど、
ひとまずここでふんばって、先へ進んでいってください。
誕生日、おめでとうございました!
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新体制でアコースティック [音楽活動 -もろもろ-]

ちょっとバタバタしてたもんで、先週の話を今頃。
13日火曜日は、六本木Real Diva'sでMio with Friendsアコースティックライブでした。
集まってくださったみなさま、配信ご覧くださったみなさま、ありがとうございました!
Real Diva'sでのフレンズライブは、コロナ騒動直前の2020年2月以来、かな。
コロナ期間中に一度、配信で登場したことはあったけど。

フレンズのライブとしては、12月の半ば以来2ヶ月ぶり。
そしてベースのケンケンが抜けて初めてのライブ。
とりあえず今回は、ベースレスでやってしまおう、という感じでアコースティックでね。

<Mio with Friends Acoustic Live in Real Diva's
1. A Whole New World
2. Calling You
3. The Days of Wine and Roses
4. Sway
5. 新しい私
6. 思い出しただけ
7. 夏のため息

8. Hot Stuff (Bossa Style)
9. Sara Smile
10. Feel Like Makin' Love
11. 愛は時を越えて
12. 虹
13. Only Time
14(en). Greatest Love of All

Vocal : Mio
Guitar : 向井謙一郎
Drums : 石川洋
E.Piano : 中田征毅

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オープニングには、Mio & Muchoの2人で『A Whole New World』を、ライトなアレンジで。
続いてぼくが出ていって、2曲目にして『Calling You』を。
六本木をモハーベ砂漠の空気にしてから、イッシー登場で『酒バラ』をワルツアレンジで。
この3曲だけで、アコースティックというよりむしろジャズバンドのような雰囲気かもね。
続く『Sway』は久しぶりの登場。普通にバンドでやると大変な曲なんだけど、
この編成でアコースティックとしてやるのも、雰囲気あってよかったね。

1部の後半はオリジナル曲で。
『新しい私』は原曲とは違う、M-Cubeでやる時のボサスタイルにドラムが入ってもらう、
この編成では全く初めての試みでお届け。
『思い出しただけ』はさらに久しぶりの登場だよね。バラード調なのでこの編成も似合ってる。
そして真冬にお届けする『夏のため息』。これも久しぶりだった気がするね。
憂を持たせて前半は終了。

2部のはじめは、これまたボサに仕立てた『Hot Stuff』
曲としては今までもやってたけど、このアレンジは初の試み。
そして、この後も久しぶりの曲が続くねぇ。
『Sara Smile』はフレンズとしてライブを始めた頃にわりとよく登場してたよね。
レパートリーが多くなってきてから登場回数が減った曲。
そして、あえてここでやらずとも、ということでたまにしか登場させてない『Feel Like Makin' Love』
この曲はもう、弾けば気持ち良いのはみんなわかってるんです。

中盤は邦楽のバラードを。
昨年11月に初めて披露した大橋純子の『愛は時を越えて』
アコースティックでも壮大にね。
そして以前、貸切公演で一度だけ披露した菅田将暉の『虹』を、通常ライブでは初披露。
素直な歌だよねぇ、なんて話をしながら。
本編最後は、もう定番化してるEnyaの『Only Time』を。
アンコールには、これも最近出番が多くなった気がしてる『Greatest Love of All』
この辺の80'sの洋楽バラードは、どんな編成になってもよさげに響くね。
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こうして見ると、選曲としてはわりと落ち着いた曲が並んだかな?
まあ、年の初めのアコースティックとしては、ちょうどいいくらいか。
結構、久しぶりに登場する曲も多かったし。
MC中にも話してたけど、フレンズのレパートリー分だけで、譜面ファイルもパンパンなほど、
たくさんの曲やってきてるからね。「あまり登場しない曲」てのも出てきちゃうよね。
そういう曲を、たまに掘り起こしていきたいもんで。

アルバム発売から1年経ったし、編成にも変化があったし、
今年は昨年のように「必ず月1でライブ」という動き方はしないかもしれないです。
が、コンスタントな活動はしていく予定なので、どうぞ変わらぬごひいきを。
次回は4月の後半で調整中です。よろしくどーぞ。

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"ナイト"と名付けた午後 [音楽活動 -もろもろ-]

今週はじめの11日日曜の午後、マクランドの今年最初のライブでした。
集まってくれたたくさんのみなさま、ありがとうございました!

この日は、元Planet K店長の福ちゃんのお店である、
千歳烏山オーケストラの開店2周年記念、ということで。
一昨年年末にALLaNHiLLZとやった2マン企画「俺たちのスペシャルナイト」の第2回を企画。
午後の時間帯なんだけど「ナイト」と。
ALLaNHiLLZはもう、たびたびオーケストラを使っていろいろとイベント組んでるのもあって、
機材のセッティングやらPAのバランスなどももうお手のもの、という感じで。
マクランドはもうお世話になりっぱなしでね。

今回も先攻はALLaNHiLLZで。
2人だけの時ならではの彼らのスタイルは、「事前の決め事なし」という。
ギターも担当する匠くんが、その場の雰囲気に合わせた曲のイントロを弾き始めると、
瞬時に匡くんが察知して歌い始める、というスリリングなやりかた。
双子ならではの勘のようなもののなせる技、だね。ちょっと憧れる。
そしてそれがまた、どの曲も気が利いてるしかっこいい。

さてマクランドはマクランドで、アコースティックながらノリよくまいります。

<マクランド in "俺たちのスペシャルナイト2024">
0. 2日目のカレーのように
1. はじまりの歌
2. 今夜は乾杯
3. スピーカーねえちゃん
4. 天狗湯のおやじ
5. やさしくしないで
6. デッカイ太陽
7. オールマン
8. 希望の歌

session : 課外授業 (w/ALLaNHiLLZ)

Vocal : 樋口政也
Guitar : 奥山裕樹
Bass : あくま
Percussions : 藤原直樹
Keyboard : 中田征毅

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この日は、あくまさん作のカレーを「2日目じゃないカレー」としてスペシャルメニューにしたんだけど、
そもそも「今日『カレー』やらないじゃん!!」って。みんなで笑ってて。
それが、ライブスタート前に「ちょっとバランス見る?」ってサウンドチェックをすることに。
ならば、せっかくだから1コーラスだけやるか、と『2日目のカレーのように』を、軽く。
「みんな、カレー食べてね」って。

で、本編はいつもように『はじまりの歌』から。
そのまま『今夜は乾杯』につないで、曲の最後にお客様とともに乾杯して。

この日の中間部はちょっとゆったりめというか、のんびりできる曲を並べてみて。
『スピーカーねえちゃん』では、みなさんにも「ねーちゃん」コールをしてもらって。
曲調としては同じパターンなんだけど、物語要素の強い『天狗湯のおやじ』でちょっとふんわり気分。
そしてバラード調の『やさしくしないで』と。
ここの3曲は昨年末のワンマンライブで登場しなかった曲ばかり。
あの時は「時間旅行(2nd album)」の曲をメインに据えたセットリストだったので、
今回は「自由な風 (1st album)」からの曲を多めに配置した、とのこと。

終盤は『デッカイ太陽』から『オールマン』、そして『希望の歌』へと。
『デッカイ太陽』がこの位置ってのはかなり珍しいかな。わりと前半に出てくるイメージ。
でもってマクさん、当日まで『オールマン』やることをすっかり忘れてたらしく。
当日のリハで「『オールマン』今日はない。」と言ってメンバー全員から総ツッコミだった、という。

いつもなら、最後のこのセクションに『課外授業』が登場するところなんだけど、
今回はなんと、ALLaNHiLLZとのセッションに『課外授業』はとっておいて。
アランの2人曰く、「いいですよね、この曲の青さとワクワク感」と。
この日は得月に絵、曲の途中にアランのラップが入るスペシャルなバージョンでお届け。
お客さんもみんなで「フッフー」して、盛大に盛り上がって大団円。

で、そもそもの時間が早かったこともあるし、
終演後にみんなでゆったりしようよタイムを設けて、
その時間にあくまさんの特製カレーと、匡くんの「井出家サラダ」を食べていただいて。
うれしいのは、この時間にお客様同士が仲良くなってくれること。
それまで会場で一緒になって「顔は知ってる」みたいなファン同士が、
カレーを食べながらいろいろと話をしながら繋がってくれて。
これでもう、会場に1人で来ても、来れば仲間がいるよ、ってね。
我々メンバーもみなさんとお話ししたりsながらね。

1時間半くらい、そんな時間を過ごしてあらためて締めた後は、
メンバー同士で「おつかれさま」と。
今日のライブのこと、それぞれの今年の動向、などなどを話しながら。
といっても、こういう時間になるとたいがい店主の福ちゃんがひとりで喋り倒してる感じ、か。
福ちゃん、オーケストラ2周年おめでとう!

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さて、開店のお祝いもあればその逆も。
今まで数年にわたってマクランドでもお世話になってきた吉祥寺のチェインギャング。
現店主の福島さん(こちらも福ちゃん)が3月いっぱいでお店をやめる、ということで、
「今までお世話になりました」という感謝の気持ちを込めてイベントやります。
馴染みのミュージシャンたちに声をかけて、マクランド含め4組。
その中には、ALLaNHiLLZもいます。つまり2ヶ月連続の共演。

3/16(土)
「ありがとうマスター!ウィーラブ!チェインギャング!」
吉祥寺 チェインギャング
open17:00/start17:30〜 ¥3,400 (+order) 
【出演】マクランド/林由恭オバタコウジALLaNHiLLZ

みなさま、こちらもぜひご来場くださいませ。
で、マスターに感謝を伝えましょう。
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満月を背にして [音楽活動 -もろもろ-]

4日の日曜日の昼、南青山の月見ル君思フにて、Lovetideのライブでした。
ご来場くださったたくさんのみなさま、本当にありがとうございました。

この日のライブはもともと、あまり規模を大きくせずに、なかばシークレット的にピアノとのデュオで、というスタンスだったのだけど、
まゆちゃんが実際に会場を見て、映像を交えたり、バイオリンに加わってもらったり、
新しい音源の発売を絡めたり、というアイディアがどんどん出てきたことから「通常のライブとしてやろう」と企画変更した様子。

そう、今回のトピックスとしては、Lovetideのライブで初めてバイオリンに入ってもらった、ということ。
まゆちゃんから「バイオリンを入れてみようと思うのですが、まさぼうさんがいつも一緒に組まれてる方にお願いしてみてもらえますか?」ということで、小夜子ちゃんをご紹介。
小夜子ちゃんが流石のセンスで、見事な彩りを点けてくれましたよ。

<Lovetide sings for the Moon>
1. (LOVETIDE (Dreams Come True)〜)extended tide
2. Karma
3. Passionate
4. Musication
5. It's A Man's, Man's, Man's World
6. Nu World
7. They Don't Care About Us
8. (Hunger~)Fashion
9. All

10.冬の夜、星の下
11. Zeal for God
12. U Rock Me
13. Imperfect
14. にじむParadigm
15. 愛の記憶

16(en1). エンドロール (Instrumental)
17(en2). Nobody knows


Vocak: Mayumi
E.Piano : 中田征毅
Violin : 小夜子

——
まずはユニット名でもある「Lovetide」のきっかけとなった、Dreams Come Trueの『LOVETIDE』を1節、
ステージ後ろの月に向かって「満月の海へ」と歌うところからライブはスタート。

『extended tide』は今回ライブ初披露の曲。
以前は配信もされていた曲だったけど、もしかしたらぼくが非番の時期にはやったのかな?
この曲の間奏から、颯爽とバイオリンに登場してもらって。
間髪入れず、Alicia Keysの『Karma』へ。
バイオリンに入ってもらう、と決まった時に「この曲だ」と選曲したらしい。
で、そのままメドレー的に定番『Paasionate』へ。
お客様からも自然発生的に手拍子が。

ここまで駆け抜けてきて、ようやくごあいさつ。
満月を背負いながら歌いたかった話などをしつつ。
そこから、アルバムのレコ発ではやらなかった『Musication』
続けてJames Brownの泣きが炸裂する『It's A Man's, Man's, Man's World』へと。
ちょっと意外な選曲だったな。ここなんだ、と。
そして、これもレコ発では出てこなかった前アルバムタイトル曲『Nu World』
これはピアノだけでは何度かやってるのだけど、
今回はバイオリンが遊んでくれて、非常に形が整ったな、と。
ここからも間をおかずに、Michael Jacksonの『They Don't Care About Us』をアカペラスタート。
力強く歌うまゆちゃんに、すっと支えるように入って行って、
ピアノもバイオリンもだんだんアグレッシブになっていく、という仕立てで。
この後も途切らせずに、Lovetideの未発表曲『Hunger』から大サビのワンフレーズだけをはさんで、
メッセージ色の強い『Fashion』へ。
ここでは、イラストレーターさんが描いてくれた、この曲のメッセージをわかりやすく絵にしたものを、
月のスクリーンに映す、という演出を。
・・・と、なるはずのところ、機材のトラブルがあったのか、なかなか映像が出てこなくて。
気にしながら曲を進めてはいたのだけど、2番も中盤に差し掛かった頃、
さすがにまゆちゃんが「ちょっと、ごめんなさい。」と中断。
状況を説明して、映像が流れる状態にこぎつけたところで「では、あらためて2番から」と再開。
きちんと、歌と共に目の情報からも、メッセージを汲んでもらえました。
ここまでの数曲、かなり強いメッセージがならんだよね。想いの強さ、ですね。

そして、絵本の話、読み聞かせの話などから『All』を歌って休憩へ。
ここで、ステージから降りる時に、3段の段差をまゆちゃんが踏み外してしまい、お尻と背中を強打。
頭も売っちゃったみたいで、非常に心配してたのだけど、次のステージはなんとか大丈夫、と。

2部の幕開けは、この日発売したEP「ECLIPSE」にも収録した『冬の夜、星の下』から。
コロナ真っ只中のライブで初披露してから、冬が近づくとたびたび歌われるこの曲。
もともとLovetideとしてのKoijiさんアレンジの音源は出来上がってるのだけど、
今回の「ECLIPSE」には、ぼくがいつもライブで弾いてるアレンジで収録。
この日のライブではそこにバイオリンが加わって、まゆちゃん曰く、
「この曲はバイオリンが入って、出来上がる曲だったんですね」と。
続いては、これもかなり昔からあった曲だと思うのだけど、
ライブでは初披露でしょう、『Zeal for God』という曲。
これも以前は配信してた曲だね。
アラビア音階を多用したガチガチの打ち込みの曲を、ピアノとバイオリンで再構築。
初めて聞く人も多かっただろうこの曲、かなり不思議に響いてたんだろうなぁ。
そしてしばしバイオリンのソロ的なパッセージから、『U Rock Me』へ。
この歌の「U」というのが「mUsic」のことである、という種明かしもしてくれて。
なるほど、そういうことだったんだね。
そして定番でもある『Imperfect』も、バイオリンの響きでいつもより少し情熱的に。

さて、そんな絶頂を迎えたところで、バイオリン小夜子ちゃんがステージを降りて。
この後は”新曲お披露目”のコーナー。
いや、そうじゃない「ピアノと歌のコーナー」だ。
この次の1曲を、場の雰囲気でどちらの曲にするか決める、という2曲の候補があったのだけど、
なんとまゆちゃん、そのことをMC話して、お客さんに決めてもらいましょう、と。
それ、「既存曲」と「新曲」だったらみんな「新曲」選ぶよね。
それも、ぼくが作った曲ということならなおさら、みんな忖度するよ。
てな具合で、ここでは「ECLIPSE」に収録された新曲『にじむParadigm』をお届けすることに。
ノリよく聞いてもらえてたかな?
そして本編の締めにはもう1曲、『愛の記憶』という新曲を。
実はこの曲、本番で演奏したのが2人にとっての初めての演奏で。
事前のリハーサルの時点まではこの曲、セットリストにはなかったのね。
で、本番までの間に「やっぱりこの曲やりましょう」ということになったんだけど、
当日のサウンドチェックも時間が取れず、この曲を合わせないまま。
レコーディングでは別々に録ってるので、お互いにとって、初めて合わせてみたのが本番、という。
小夜子ちゃんだけにはそれ言ってたんだけど、「初合わせとは思えない出来でした」と。
よかった。

さてアンコールは、まずLovetideのオリジナル曲をインストで聞いていただくという、
このところよくあるパターンで、今回は『エンドロール』を。
歌を知ってる方には、このインストだけでもメッセージが響いたんじゃないかな。
そして最後は大きく盛り上がって『Nobody knows』で締め。
ここでちゃんと白状します。ぼくが最後の最後にやらかしまして。
バイオリンのソロ終わりに、全然違うところに飛んでしまいまして。
「違った!」と思った瞬間、2人とも、見事にそこに合わせてくれたんだけど、
最後に大崩壊するところだった。最後の最後に、申し訳ない!!
無事に終わりに向かえてよかった。

——
今回のライブは、いつにも増して「Lovetide総合プロデュース」と言った雰囲気が強かったな。
もちろんいつもそうなんだけど、見せ方とか、曲とかに全部意味を持たせて。
ちなみに選曲としては「なかなかバンドではやりにくい曲」が多く選ばれててね。
『Musication』とか『Zeal for God』など、
カバーでも『Karma』とか『They Don't Care About Us』なんかもね。
「えーっと、ピアノとバイオリンでどうやってやろう、この曲・・・」という感じだったのだけど、
まゆちゃん曰く、「案外、ピアノと歌だけの方が、そういう曲ができちゃうな、って」とのこと。
まあ、がんばってます。たしかにそういう曲の方が面白い仕上がりになってたりするしね。
そして、その裏側には多大な信用をもらえてるんだな、というありがたい思いでいっぱいです。

さて、Lovetide。
今年は年末12/6の「渋谷プレジャープレジャー」という、大きなライブに向けて加速していく予定です。
いつもよりも、数倍大きな会場へのチャレンジ。
みなさん、どうぞ応援してくださいませ。
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つぶやきから見るおれの1月 [つぶやきから見る]

今年に入ってからあっという間に1ヶ月。
今年の始まりは、なんだか落ち着けなかったよなぁ。

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1/1
○はぴぬやー!
○(NHKも、さすがにウィーンフィルどころではないか・・・。)
○なんかもう、ノー天気に「あけおめです!」みたいなメールとかLINEとか、しづらい空気になっちゃったね。北陸エリアの知り合いのことは非常に心配なのだけど、テレビは消してます。地震発生時のニュースだけでちょっと疲れてしまった。
○あらためて、こちらもひとつ。
「気持ちよく弾けた」演奏と歌を、ちゃんと動画として残せた幸運なパターンです。ぜひ聞いていただきたい。https://t.co/rMp8wCx7x9

1/2
○今年もめくってる。#キンシオ #日めくり https://pic.twitter.com/RtqbgFJrnN
○なんという年明けよ。
○清水ミッちゃんのライブの後にユーミンのライブを再放送する今日のWOWOW。わかってるなぁ。

1/4
○よし。 https://pic.twitter.com/dRZAhleAH8
○お散歩中の保育園児が先生に「マジカルバナナしよう!」と言ってるのを聞いて、脳内で時代考証ができてない。

1/5
○コロナ騒動直前に訪問したレジェンド加賀屋。地震の報のすぐ後に、Xへの宿泊客の投稿を見て心配してたのだけど。また行かれますように∥石川の「加賀屋」休業 老舗旅館、地震で被害 | 2024/1/5 - 共同通信 https://t.co/jx6PgCasEL

1/7
○そういえば、いつから見なくなったんだろう?https://t.co/LV9RkG7D4z

1/9
○えーーー。我が街のスター、って感じの人が。

1/10
○いやぁ、めっちゃおもしろかったよ。新作、待った甲斐ありでした! https://pic.twitter.com/EY8ZsOfQy4
○もうすっかり音楽の側だし、最後に芝居(のようなもの)に出てからすでに15年経っていると言うのに、いまだにいい芝居を見ると「芝居やりたいな」なんて思ってしまう。さしてうまい役者でもないくせに。
○あ、インディーズの映画にほんのちょろっとだけ出たこともあったか。あれも9年前だな。

1/15
○新年、荒川渡り初め。

1/16
○今回のLovetideの音源はなんと!ぼくが作曲した曲が3曲も入っております。もともと曲をたくさん作れるMayumiさんにあらためて曲提供するのは、なかなか緊張感のいることでした。さて、どう聴いていただけるか、ドキドキします。https://t.co/4M7C49rm31
○あ、ちなみに収録曲は全4曲。ぼくのピアノとMayumiさんの歌だけ、という作りです。それもそれで、どう聞いていただけるか、楽しみなところです。
○いつかリマスターされたら買おう、と思ってたものがリマスター再発されたので買った。 https://pic.twitter.com/ZARi7DOiq5

1/17
○墨絵の荒川を渡りました。(もちろん帰路)。

1/20
○ありゃま、これは大変だ!!∥『黒部宇奈月キャニオンルート旅行商品』販売開始延期…地震での橋損傷で黒部峡谷鉄道全線開通の目途立たず #FNNプライムオンライン #富山テレビ https://t.co/AcaHMngiyW

1/21
○見てます。 https://pic.twitter.com/bPcgsfsc8w

1/23
○本日は新宿GOLDEN EGGにて「永井実穂セッション」の日なのですが、ヘッドの永井実穂が事情により欠席であります。鍵盤のまさぼうとドラムのなおきくんの2人でなんとか回そうと思っております。がんばるのでどうぞ遊びにいらしてくださいませ。

1/24
○の人のところにはやっぱりこういう曲が集まるのか、もしくはこういう曲を選びたくなるのか。ライトな神々しさすら感じるアルバムですな。 https://pic.twitter.com/P74SNIm2KO

1/26
○今日の夜は、日暮里bar Portoにて「キタムラナオコ 大貫妙子をうたう 新春セレクション」です。夜20時からという遅めの時間なので、仕事終わりにご飯を食べた後、ゆっくりきていただけるくらいの時間かな。ふんわり心地よい時間を過ごして、すてきな週末を迎えるなんていかがですか?お待ちしてます! https://pic.twitter.com/xlsdonCGQp
○ひたすら区境をゆく川跡散歩。わずかばかりの痕跡。 https://pic.twitter.com/fHjs9LTzwO

1/27
○見に行ったときに、席の関係で演出的なことが全然わからなかったライブ、映像で再確認です。(セットリストはツボ突かれまくりだった)。 https://pic.twitter.com/dEeWW3exFW
○(残念ながら、編集が落ち着かなさすぎて、演出の全体像も、曲の流れとか構成も全然見えてこないなぁ。近くで見せるばかりがライブ映像じゃないんだよなぁ・・・実に惜しい。いいライブなだけに。)
○2/4のライブから販売開始予定のLovetideのNew EP「ECLIPSE」。ぼくのピアノとMayumiさんの歌だけという思い切った編成、そして全4曲中3曲をぼくが作曲する、という新たな試みです。
ちょっと、聞いてみる?https://t.co/c2jRl6dxkg
ライブに来られない方はぜひ通販で。https://x.gd/g7b9x

1/31
○本日プチぶらり旅。
○3ヶ月だけ通った小学校の名前の由来がちゃんとあると知って、いつか見に来ようと思ってた場所。当時の家から近かったけど全く知らなかった。 https://pic.twitter.com/6JAghRaNI3
○みんな大好きモノレール。 https://pic.twitter.com/4ErRLm3EwR

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ライブも月末に1本だけだったし、さほど出かけてない1月。
なもんで、「せっかくだから出かけよう」って鎌倉まで行ってきたんだったな。
"富士塚"はなかなか衝撃だった。ほんと、あんなところがあったなんて。

2月は1月より出番もあるのだけど、それでもそんなに多くないからな。
あまり寒くない日にぶらり旅しに行きたい。
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新春セレクション [音楽活動 -もろもろ-]

先週金曜日、1/26は「キタムラナオコ 大貫妙子をうたう 新春セレクション」でした。
ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
Portoの席もいい感じにうまり、穏やかな雰囲気の中お届けできました。

今回は、昨年からのトリビュート企画の東京編第2回目。
前回同様、それまで千葉で展開してきて、すでに一度披露してる曲の中から選曲。
われわれ2人の「もう一度聞いてもらいたい」と「もう一度演奏/歌わせてもらいたい」、
という思いの詰まったセレクトでした。
「せっかくいい仕上がりになったので、一度しかやらないのはもったいない」というものと、
「どうかリベンジさせてくれ!!」という強い思いのものも含めて。

そんなこんなでお届けしたのはこんな曲たち。

<キタムラナオコ 大貫妙子をうたう 新春セレクション
1. Happy-go-Lucky(Lucy/1997)
2. FRIENDS(TCHOU/1995)
3. 或る晴れた日(PURISSIMA/1988)
4. Good Luck!小さなショーウィンド(PURISSIMA/1988)
5. ぼくの叔父さん(A Slice of Life/1987)
6. 幻惑(SIGNIFIE/1983)
7. 夏色の服(Cliché/1982)

8. 突然の贈りもの(MIGNONNE/1978)
9. アヴァンチュリエール(AVENTURE/1981)
10. テルミネ(AVENTURE/1981)
11. 最後の日付(AVENTURE/1981)
12. CARNAVAL(ROMANTIQUE/1980)
13. 新しいシャツ(ROMANTIQUE/1980)
14(en). あこがれ(MIGNONNE/1978)

Vocal : キタムラナオコ
E.Piano : 中田征毅 (8 on Vocal)

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今回はいつもとは逆に、曲順は「新しいものから遡る」という仕様。
それでいちばん新しい曲というのが1997年というのも、なんとも、と思いつつ。
最初にハッピーな『Happy-go-Lucky』をやったことで、
ライブ全体が明るい雰囲気になれたような気もするよね。
総じて、第1部に勢いのある曲が、第2部に落ち着いた曲が多くなった印象。

『FRIENDS』『或る晴れた日』はナオさん選曲だったかな?
この辺は「ぜひもう一度聞いてほしい」という曲。
もしくは、彼女が「一度しか歌わないのがもったいない」と思った曲だよね。
『Good Luck!小さなショーウィンド』はぼくが「もう一度弾かせてほしい」と提案した曲。
前回やったときに、なんだか頭の中がとっ散らかっちゃった印象があって。
ナオさん曰く「別にそんなことなかったけど。どこがダメだったの?」と。
でも、今回あらためて弾かせてもらって、かなり落ち着いて惹き直せたので、よかったな。

というか、1部のこのあとはぼくが「もう一度弾かせてくれ」というシリーズが続くな。
『ぼくの叔父さん』も、弾いてて楽しいんだけど、バッハの3声弾いてるくらいの難しさで。
さらに、毎度チャレンジしたくなる『幻惑』ね。
本当に大貫さんの曲の中でもTOP3に入る好きな曲なんだけど、弾くのは大変。
大変なだけにチャレンジしたくなる。
今回は、イントロの、指がこんがらがりそうなところを抜けたところでトチってやり直し。
もう、ナオサンも、お客さんも見守ってくれながらの演奏、という気配すらあったな。
でも、やり直した後はかなり満足な出来で。ようやく肩の荷が降りた、と言わんばかり。
いやほんと、大変だけど何度でも弾きたい曲でありますよ。
『夏色の服』も、前回ふわっとしちゃった感があったので、もう一度弾きたかった曲。
これも、今回は落ち着いてお届けできました。

で、休憩明けは1曲飛ばして。
『アヴァンチュリエール』は、「もう一度聞いてほしい曲」としてぼくが選んだもの。
このスケールの大きさを、また弾かせてもらいたかったし、知ってもらいたかったのでね。
この後はほぼナオさん選曲だな。
『アヴァンチュリエール』をやるならこれも、と『テルミネ』を。
彼女の中ではこの2曲はセットなのだそうだ。

で、『最後の日付』
もはや今回のこの選曲は、というか、今回のライブ自体と言ってしまってもいいかもしれないが、
この『最後の日付』をきちんと映像に残しておきたい、という思いから始まった、
と言ってしまっても過言ではないかもしれない。
元々は、ナオさんがトリビュート2回目に選曲してきたものだったのだけど、
ぼくが思いつきで、間奏に教授の『aqua』を挟み込んだことから、
ちょっと特別にものになってしまったのだよね。2人にとって。
こちら、さっそくYouTubeに動画をあげているので、ぜひ聞いてみてほしいな。


さて、終盤に来て『CARNAVAL』はリクエストが入った1曲。
前回聞き逃した、ということで、この曲をピアノだけでどうやったのかを聞きたかった、とのこと。
YMOテイストを外した、ハーモニーとメロディだけを抜き出すとこうなりますよ、
という実験的な感じかな。どう捉えられたでしょうか。
さて、本編最後は大貫さんの曲の中でもスタンダード感のある『新しいシャツ』
非常にシンプルな曲なので、表現の仕方が問われそうなこの曲。
情景を情景として、無駄に装飾しないキタムラナオコの歌が活きる1曲ではないか、と。

アンコールには、歌い手としての飽くなきチャレンジをもう一度、という感じで、
ナオさんが選んだ『あこがれ』
初期の大貫さんならではの高音を多用した、ある意味の方図なボーカルに、
歌い手としてナオさんが本当にチャレンジしてた曲、だったと思うね。
リハの合間にも何度もこの曲を口づさん出たよ。

と、こんな感じにお届けした中に1曲、異色な試み。
2部の最初の『突然の贈りもの』はなんと、ぼくが弾き語り。
思いもよらぬリクエストで「中田の歌を聴きたい」と。しかも、実は曲指定で。
「"キタムラナオコ 大貫妙子をうたう"なのに?」って思ったんだけど、
ナオさんが「いいんじゃないですか?」というし、まあ特別編だしね。
御年賀的に1回くらいやってみようか、と。そんな感じで歌いましたよ。
大貫さんの歌を歌うのは、思えば初めてのこと。
自分で歌ってみて、ナオさんとぼくとは歌のアプローチが逆だな、なんてことを感じたりして。
ちなみに、3フレーズ目まで伴奏を入れずにアカペラでうたう、
という絶対音感という技を使いました。
ナオさんの歌の中でのぼくの弾き語り。ま、アクセントくらいにはなったかな。
リクエストしてくださった方も喜んでくれたし。

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今回は突発的に決まった特別編だったわけだけど、
次回はいつものスパンで、千葉でのライブが決まってます。

3/9(土)
キタムラナオコ 大貫妙子をうたう vol.5
千葉みなと Jazz & Bar clipper
open18:30/ start19:00〜
¥3,000 (学生¥2,500) + order

Vocal : キタムラナオコ
Piano : 中田征毅

意外と、まだこの企画の中でやってない曲はあるもんで。
いろんなステキな曲、選んでお届けいたします。
ぜひ、聴きにいらしてください。
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