SSブログ

新春セレクション [音楽活動 -もろもろ-]

先週金曜日、1/26は「キタムラナオコ 大貫妙子をうたう 新春セレクション」でした。
ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
Portoの席もいい感じにうまり、穏やかな雰囲気の中お届けできました。

今回は、昨年からのトリビュート企画の東京編第2回目。
前回同様、それまで千葉で展開してきて、すでに一度披露してる曲の中から選曲。
われわれ2人の「もう一度聞いてもらいたい」と「もう一度演奏/歌わせてもらいたい」、
という思いの詰まったセレクトでした。
「せっかくいい仕上がりになったので、一度しかやらないのはもったいない」というものと、
「どうかリベンジさせてくれ!!」という強い思いのものも含めて。

そんなこんなでお届けしたのはこんな曲たち。

<キタムラナオコ 大貫妙子をうたう 新春セレクション
1. Happy-go-Lucky(Lucy/1997)
2. FRIENDS(TCHOU/1995)
3. 或る晴れた日(PURISSIMA/1988)
4. Good Luck!小さなショーウィンド(PURISSIMA/1988)
5. ぼくの叔父さん(A Slice of Life/1987)
6. 幻惑(SIGNIFIE/1983)
7. 夏色の服(Cliché/1982)

8. 突然の贈りもの(MIGNONNE/1978)
9. アヴァンチュリエール(AVENTURE/1981)
10. テルミネ(AVENTURE/1981)
11. 最後の日付(AVENTURE/1981)
12. CARNAVAL(ROMANTIQUE/1980)
13. 新しいシャツ(ROMANTIQUE/1980)
14(en). あこがれ(MIGNONNE/1978)

Vocal : キタムラナオコ
E.Piano : 中田征毅 (8 on Vocal)

-----
今回はいつもとは逆に、曲順は「新しいものから遡る」という仕様。
それでいちばん新しい曲というのが1997年というのも、なんとも、と思いつつ。
最初にハッピーな『Happy-go-Lucky』をやったことで、
ライブ全体が明るい雰囲気になれたような気もするよね。
総じて、第1部に勢いのある曲が、第2部に落ち着いた曲が多くなった印象。

『FRIENDS』『或る晴れた日』はナオさん選曲だったかな?
この辺は「ぜひもう一度聞いてほしい」という曲。
もしくは、彼女が「一度しか歌わないのがもったいない」と思った曲だよね。
『Good Luck!小さなショーウィンド』はぼくが「もう一度弾かせてほしい」と提案した曲。
前回やったときに、なんだか頭の中がとっ散らかっちゃった印象があって。
ナオさん曰く「別にそんなことなかったけど。どこがダメだったの?」と。
でも、今回あらためて弾かせてもらって、かなり落ち着いて惹き直せたので、よかったな。

というか、1部のこのあとはぼくが「もう一度弾かせてくれ」というシリーズが続くな。
『ぼくの叔父さん』も、弾いてて楽しいんだけど、バッハの3声弾いてるくらいの難しさで。
さらに、毎度チャレンジしたくなる『幻惑』ね。
本当に大貫さんの曲の中でもTOP3に入る好きな曲なんだけど、弾くのは大変。
大変なだけにチャレンジしたくなる。
今回は、イントロの、指がこんがらがりそうなところを抜けたところでトチってやり直し。
もう、ナオサンも、お客さんも見守ってくれながらの演奏、という気配すらあったな。
でも、やり直した後はかなり満足な出来で。ようやく肩の荷が降りた、と言わんばかり。
いやほんと、大変だけど何度でも弾きたい曲でありますよ。
『夏色の服』も、前回ふわっとしちゃった感があったので、もう一度弾きたかった曲。
これも、今回は落ち着いてお届けできました。

で、休憩明けは1曲飛ばして。
『アヴァンチュリエール』は、「もう一度聞いてほしい曲」としてぼくが選んだもの。
このスケールの大きさを、また弾かせてもらいたかったし、知ってもらいたかったのでね。
この後はほぼナオさん選曲だな。
『アヴァンチュリエール』をやるならこれも、と『テルミネ』を。
彼女の中ではこの2曲はセットなのだそうだ。

で、『最後の日付』
もはや今回のこの選曲は、というか、今回のライブ自体と言ってしまってもいいかもしれないが、
この『最後の日付』をきちんと映像に残しておきたい、という思いから始まった、
と言ってしまっても過言ではないかもしれない。
元々は、ナオさんがトリビュート2回目に選曲してきたものだったのだけど、
ぼくが思いつきで、間奏に教授の『aqua』を挟み込んだことから、
ちょっと特別にものになってしまったのだよね。2人にとって。
こちら、さっそくYouTubeに動画をあげているので、ぜひ聞いてみてほしいな。


さて、終盤に来て『CARNAVAL』はリクエストが入った1曲。
前回聞き逃した、ということで、この曲をピアノだけでどうやったのかを聞きたかった、とのこと。
YMOテイストを外した、ハーモニーとメロディだけを抜き出すとこうなりますよ、
という実験的な感じかな。どう捉えられたでしょうか。
さて、本編最後は大貫さんの曲の中でもスタンダード感のある『新しいシャツ』
非常にシンプルな曲なので、表現の仕方が問われそうなこの曲。
情景を情景として、無駄に装飾しないキタムラナオコの歌が活きる1曲ではないか、と。

アンコールには、歌い手としての飽くなきチャレンジをもう一度、という感じで、
ナオさんが選んだ『あこがれ』
初期の大貫さんならではの高音を多用した、ある意味の方図なボーカルに、
歌い手としてナオさんが本当にチャレンジしてた曲、だったと思うね。
リハの合間にも何度もこの曲を口づさん出たよ。

と、こんな感じにお届けした中に1曲、異色な試み。
2部の最初の『突然の贈りもの』はなんと、ぼくが弾き語り。
思いもよらぬリクエストで「中田の歌を聴きたい」と。しかも、実は曲指定で。
「"キタムラナオコ 大貫妙子をうたう"なのに?」って思ったんだけど、
ナオさんが「いいんじゃないですか?」というし、まあ特別編だしね。
御年賀的に1回くらいやってみようか、と。そんな感じで歌いましたよ。
大貫さんの歌を歌うのは、思えば初めてのこと。
自分で歌ってみて、ナオさんとぼくとは歌のアプローチが逆だな、なんてことを感じたりして。
ちなみに、3フレーズ目まで伴奏を入れずにアカペラでうたう、
という絶対音感という技を使いました。
ナオさんの歌の中でのぼくの弾き語り。ま、アクセントくらいにはなったかな。
リクエストしてくださった方も喜んでくれたし。

---
今回は突発的に決まった特別編だったわけだけど、
次回はいつものスパンで、千葉でのライブが決まってます。

3/9(土)
キタムラナオコ 大貫妙子をうたう vol.5
千葉みなと Jazz & Bar clipper
open18:30/ start19:00〜
¥3,000 (学生¥2,500) + order

Vocal : キタムラナオコ
Piano : 中田征毅

意外と、まだこの企画の中でやってない曲はあるもんで。
いろんなステキな曲、選んでお届けいたします。
ぜひ、聴きにいらしてください。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。