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満月を背にして [音楽活動 -もろもろ-]

4日の日曜日の昼、南青山の月見ル君思フにて、Lovetideのライブでした。
ご来場くださったたくさんのみなさま、本当にありがとうございました。

この日のライブはもともと、あまり規模を大きくせずに、なかばシークレット的にピアノとのデュオで、というスタンスだったのだけど、
まゆちゃんが実際に会場を見て、映像を交えたり、バイオリンに加わってもらったり、
新しい音源の発売を絡めたり、というアイディアがどんどん出てきたことから「通常のライブとしてやろう」と企画変更した様子。

そう、今回のトピックスとしては、Lovetideのライブで初めてバイオリンに入ってもらった、ということ。
まゆちゃんから「バイオリンを入れてみようと思うのですが、まさぼうさんがいつも一緒に組まれてる方にお願いしてみてもらえますか?」ということで、小夜子ちゃんをご紹介。
小夜子ちゃんが流石のセンスで、見事な彩りを点けてくれましたよ。

<Lovetide sings for the Moon>
1. (LOVETIDE (Dreams Come True)〜)extended tide
2. Karma
3. Passionate
4. Musication
5. It's A Man's, Man's, Man's World
6. Nu World
7. They Don't Care About Us
8. (Hunger~)Fashion
9. All

10.冬の夜、星の下
11. Zeal for God
12. U Rock Me
13. Imperfect
14. にじむParadigm
15. 愛の記憶

16(en1). エンドロール (Instrumental)
17(en2). Nobody knows


Vocak: Mayumi
E.Piano : 中田征毅
Violin : 小夜子

——
まずはユニット名でもある「Lovetide」のきっかけとなった、Dreams Come Trueの『LOVETIDE』を1節、
ステージ後ろの月に向かって「満月の海へ」と歌うところからライブはスタート。

『extended tide』は今回ライブ初披露の曲。
以前は配信もされていた曲だったけど、もしかしたらぼくが非番の時期にはやったのかな?
この曲の間奏から、颯爽とバイオリンに登場してもらって。
間髪入れず、Alicia Keysの『Karma』へ。
バイオリンに入ってもらう、と決まった時に「この曲だ」と選曲したらしい。
で、そのままメドレー的に定番『Paasionate』へ。
お客様からも自然発生的に手拍子が。

ここまで駆け抜けてきて、ようやくごあいさつ。
満月を背負いながら歌いたかった話などをしつつ。
そこから、アルバムのレコ発ではやらなかった『Musication』
続けてJames Brownの泣きが炸裂する『It's A Man's, Man's, Man's World』へと。
ちょっと意外な選曲だったな。ここなんだ、と。
そして、これもレコ発では出てこなかった前アルバムタイトル曲『Nu World』
これはピアノだけでは何度かやってるのだけど、
今回はバイオリンが遊んでくれて、非常に形が整ったな、と。
ここからも間をおかずに、Michael Jacksonの『They Don't Care About Us』をアカペラスタート。
力強く歌うまゆちゃんに、すっと支えるように入って行って、
ピアノもバイオリンもだんだんアグレッシブになっていく、という仕立てで。
この後も途切らせずに、Lovetideの未発表曲『Hunger』から大サビのワンフレーズだけをはさんで、
メッセージ色の強い『Fashion』へ。
ここでは、イラストレーターさんが描いてくれた、この曲のメッセージをわかりやすく絵にしたものを、
月のスクリーンに映す、という演出を。
・・・と、なるはずのところ、機材のトラブルがあったのか、なかなか映像が出てこなくて。
気にしながら曲を進めてはいたのだけど、2番も中盤に差し掛かった頃、
さすがにまゆちゃんが「ちょっと、ごめんなさい。」と中断。
状況を説明して、映像が流れる状態にこぎつけたところで「では、あらためて2番から」と再開。
きちんと、歌と共に目の情報からも、メッセージを汲んでもらえました。
ここまでの数曲、かなり強いメッセージがならんだよね。想いの強さ、ですね。

そして、絵本の話、読み聞かせの話などから『All』を歌って休憩へ。
ここで、ステージから降りる時に、3段の段差をまゆちゃんが踏み外してしまい、お尻と背中を強打。
頭も売っちゃったみたいで、非常に心配してたのだけど、次のステージはなんとか大丈夫、と。

2部の幕開けは、この日発売したEP「ECLIPSE」にも収録した『冬の夜、星の下』から。
コロナ真っ只中のライブで初披露してから、冬が近づくとたびたび歌われるこの曲。
もともとLovetideとしてのKoijiさんアレンジの音源は出来上がってるのだけど、
今回の「ECLIPSE」には、ぼくがいつもライブで弾いてるアレンジで収録。
この日のライブではそこにバイオリンが加わって、まゆちゃん曰く、
「この曲はバイオリンが入って、出来上がる曲だったんですね」と。
続いては、これもかなり昔からあった曲だと思うのだけど、
ライブでは初披露でしょう、『Zeal for God』という曲。
これも以前は配信してた曲だね。
アラビア音階を多用したガチガチの打ち込みの曲を、ピアノとバイオリンで再構築。
初めて聞く人も多かっただろうこの曲、かなり不思議に響いてたんだろうなぁ。
そしてしばしバイオリンのソロ的なパッセージから、『U Rock Me』へ。
この歌の「U」というのが「mUsic」のことである、という種明かしもしてくれて。
なるほど、そういうことだったんだね。
そして定番でもある『Imperfect』も、バイオリンの響きでいつもより少し情熱的に。

さて、そんな絶頂を迎えたところで、バイオリン小夜子ちゃんがステージを降りて。
この後は”新曲お披露目”のコーナー。
いや、そうじゃない「ピアノと歌のコーナー」だ。
この次の1曲を、場の雰囲気でどちらの曲にするか決める、という2曲の候補があったのだけど、
なんとまゆちゃん、そのことをMC話して、お客さんに決めてもらいましょう、と。
それ、「既存曲」と「新曲」だったらみんな「新曲」選ぶよね。
それも、ぼくが作った曲ということならなおさら、みんな忖度するよ。
てな具合で、ここでは「ECLIPSE」に収録された新曲『にじむParadigm』をお届けすることに。
ノリよく聞いてもらえてたかな?
そして本編の締めにはもう1曲、『愛の記憶』という新曲を。
実はこの曲、本番で演奏したのが2人にとっての初めての演奏で。
事前のリハーサルの時点まではこの曲、セットリストにはなかったのね。
で、本番までの間に「やっぱりこの曲やりましょう」ということになったんだけど、
当日のサウンドチェックも時間が取れず、この曲を合わせないまま。
レコーディングでは別々に録ってるので、お互いにとって、初めて合わせてみたのが本番、という。
小夜子ちゃんだけにはそれ言ってたんだけど、「初合わせとは思えない出来でした」と。
よかった。

さてアンコールは、まずLovetideのオリジナル曲をインストで聞いていただくという、
このところよくあるパターンで、今回は『エンドロール』を。
歌を知ってる方には、このインストだけでもメッセージが響いたんじゃないかな。
そして最後は大きく盛り上がって『Nobody knows』で締め。
ここでちゃんと白状します。ぼくが最後の最後にやらかしまして。
バイオリンのソロ終わりに、全然違うところに飛んでしまいまして。
「違った!」と思った瞬間、2人とも、見事にそこに合わせてくれたんだけど、
最後に大崩壊するところだった。最後の最後に、申し訳ない!!
無事に終わりに向かえてよかった。

——
今回のライブは、いつにも増して「Lovetide総合プロデュース」と言った雰囲気が強かったな。
もちろんいつもそうなんだけど、見せ方とか、曲とかに全部意味を持たせて。
ちなみに選曲としては「なかなかバンドではやりにくい曲」が多く選ばれててね。
『Musication』とか『Zeal for God』など、
カバーでも『Karma』とか『They Don't Care About Us』なんかもね。
「えーっと、ピアノとバイオリンでどうやってやろう、この曲・・・」という感じだったのだけど、
まゆちゃん曰く、「案外、ピアノと歌だけの方が、そういう曲ができちゃうな、って」とのこと。
まあ、がんばってます。たしかにそういう曲の方が面白い仕上がりになってたりするしね。
そして、その裏側には多大な信用をもらえてるんだな、というありがたい思いでいっぱいです。

さて、Lovetide。
今年は年末12/6の「渋谷プレジャープレジャー」という、大きなライブに向けて加速していく予定です。
いつもよりも、数倍大きな会場へのチャレンジ。
みなさん、どうぞ応援してくださいませ。
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