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 - 澄川典明まくりの巻 [音楽活動 -たくらみ編-]

最後の登場となったのはNorryさんこと澄川典明さん。
実は、ぼくが今回の「たくらみまくり」という企画を考えた時に、最初にその話をしたのが澄川さんだったんだよね。すると、澄川さんも同じようなことを考えてたらしく、「歌うのはずっと自分なんだけど、ピアノを弾いてくれる人を変えて行く」というものらしい。立場は逆ながら、やろうとしてたことは一緒ね。昨年末からたまに西新宿のカフェでピアニストの野村さんとやってるライブは、言ってみればその前哨戦のようなものかもしれない。

さて、澄川さんのステージはThe Young Rascalsの『Groovin'』からスタート。初めに出てきてから、何やら準備をしてるので、歌のイントロ的なことを始めるのを待ってたら、急にマイクをつかんで「♪Groovin'〜」て歌い始めちゃったのでびっくりした。そして、その時にコーラス用の歌詞を用意するのを忘れてたことにも気づいた。ま、いい。単語は4つだけだ。
のんきな雰囲気で『Groovin'』を歌い終わったと思わせて、そのまま次の『寒い夏』へなだれ込み。前回一緒にやった時に、候補に挙がっていながら選曲の段階ではずしたこの曲。Norryさんの中では「次の機会に」とずっと思っていたようだ。あまり大きくバリエーションを付けられる感じの曲ではないので、どんな風に持って行こうかなかなか難しかったな。まあ、結局の所あまり考えずに歌で押してもらう感じにしたわけだけど。
で、ここからまたつなぎで『ルート16』へ。彼曰く「リベンジしたい」とのことで。前回も一緒にやってるんだけど、なかなかフレーズがうまくつかめず苦労したまま本番、やり残してしまった感が強いようで。リハでも音をものすごく注意しながらなんとか取れるようになったんだけど、・・・。本番はリベンジ箇所の1つがリベンジしきれず。弾きながらぼくも「ああ、その音じゃなかった・・・」と思ってしまったよ。難しい歌だからねえ、これも。誰が作ったんだか。
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3曲終えてようやくMC。そしてやってきたこの日のある意味の頂点、『かがり火』。リハの段階から「どんなアプローチでこの曲を歌うか」をいろいろと試行錯誤して、本番は、ぼくがまだ一度の聞いたことのない『かがり火』が登場したね。おお、そうきたか、と。うならされたね。でも、サビの節を間違えて歌ってたんですよ澄川さん。リハの時にも「そこの音は、そう行きたいところで行かない音なんです」というところを、行ってしまったのね。ちょっとだけ残念(本音)。
で、ここでのコラボコーナーはマクさんが登場。マクさん選曲の『時の過ぎゆくままに』をデュエット。あらためて聞いたら、原曲は記憶以上に演歌だったのね。Norryさんの曲の並びにはめるためにどうしようか、とかなりのアレンジを加えてみて。正直この曲のリハーサルはほとんど出来なかったんだけど、さすがの2人がきれいにまとめてくれましたよ。これも今回の見所の1つになったんじゃないかな。
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さて、もう会も締めに向かうという手前、というところで出てきたのが鈴木慶一のソロ楽曲『LEFT BANK [左岸]』。複雑なコード進行と退廃的な歌詞なのに、終わった時になんだかほっとする感覚のある不思議な曲で、ぼくは今回初めて知った曲なんだけど好きな曲になりましたね。
壮大な大河のようなうねりをうまく作れてればよかったです。お互い。
で、最後の曲はTHE BOOMの『虹が出たなら』。これも矢野さんのバージョンにかなり近いところを取った感じになったけど、最後の曲なんで、曲の終わりをBOOMのフレーズに持って行ってもらってグッと締めたよ。リハの時にこれを聞いた直子嬢が「なんか、今に重なる歌詞ですよね、これ」と言って、ふと気がついたらホントにそんな感じだった。今歌うのはちょうどいいかもしれない。そんな締め。

澄川さんの歌はホントに、予測できる部分もあるけど、まだまだ違う、まだまだ知らない歌が隠されてるような気がしてる。今回の『かがり火』を聞いちゃったからね。
やっぱり、なんか最後に澄川さんが押さえてくれる、っていう安心感みたいなものもあって。
なので、どれだけ遅刻されて被害を被っても、なんだか許してしまうところがあるんだな。
でも、もうしないでください。

澄川さんとは、次回は何も決まってないんだよね。いつもそうだけど、ふっと話が入ってくるような感じだから。なので、ふっと話が入ってきた時にふらっとやることになるでしょう。

(もちろん写真は小野寺宏友さんのご厚意で。)
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