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たくらみまくったことに関するあれこれ [音楽活動 -たくらみ編-]

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今回の「まさぼうのたくらみまくり」では、全体を1つのものとして捉えてもらいたいなあ、と思って。流れもそう言うことを考えてみたんだよね。
自分の弾き語りも加えて全部で4つのステージ。これをそれぞれセパレートさせてみせる、ってやり方もあったんだろうけど、そういう「4人分のライブ」がただただ並んでるだけ、という風にはしたくなくて。
なので、全体を大きく2部に分けてそれぞれに2人ずつ、という形にしてね。
それも、あくまでぼくがホスト役になって進めて行く、という形式にさせてもらったんだよね。
ぼくが呼び込んで出て来てもらう。終わった後はぼくが送り出す。
1部ステージの終わりとか、2部の初め、2部の締めにぼくが1人でピアノ演奏をする、ということで1本串を刺しておく、というか。そういう風に仕立ててみたわけだ。
各ステージでコラボ曲のコーナーを作ったのもその1つ。3人のそれぞれのライブ、と言うだけではないんだよ、という意識を見てる側にも持ってもらうためにね。もちろんこの「コラボ企画」に関してはそれぞれの歌い手さんに対するぼくの興味も大きくあったのもひとつだけど。

今回、あくまで全員で1つのイベント作りをしたい、という気持ちがあったので5月の初めに顔合わせをしたんだよね。そこで3人がそれぞれ「はじめまして」ってことになったんだけど。この日は面白かったなあ。3人の歌い手がみんな、どんな風にいつも歌を歌ってるのか、とか、歌い手としてどんなスタンスでいるのか、とか、そんな話が展開されて。おそらく当人同士もそんな話、普段はどこでもすることなく、故にあまり顕在意識に出して来てないだろうことをあらためて考えて口にして、そこでおのれを知る、というような、そんなことが目の前で繰り広げられて。その時点ですでに刺激し合い始めた3人。
3人はそれぞれいつも自分のスタイルを持って歌って来てる人たちなんだけど、基本的にはみんな自分がメインで出る人なので。まず最初に「ハモれるかなあ・・・」てのが共通の心配としてあった様子。
さらに、コラボ曲の選曲に関しては、ぼくが一切口を挟まないようにして、それぞれ連絡を取り合って決めたもらったのね。そこで少しでも距離を縮めてもらおう、という意図もあったり。
この辺、当日までに非常にいい感じになったと思うな。3人がよそよそしくなく、仲良くお互いを認め合ってる、とでもいうようなよい関係が築けてた気がする。
おそらくぼくは、この3人とは今後もずっと何かにつけ一緒にやって行く人たちだろうから、そう言う刺激を持ってそれぞれがまた違う次元に行かれるなら、一緒にやっていても気持ちいいだろうなあ、と思ってみたり。

そうそう。
今回ぼくが弾き語りの他に弾いてたピアノインスト曲ね。
1部の終わりに弾いた『光の中で』と言う曲は、説明で話した通りぼくが小学2年生の時に、初めて自作した曲。学校から帰ってピアノのある部屋に西日が射してくる中で気持ちよくなってこの曲を弾いてた記憶がしっかりある。で、きちんと楽譜に書いておこうと思って2小節だけ書いて、あと面倒くさくなって途中までになってるという、ある意味今とあまり変わらないことをしてる。
ほんと、ぼくの音楽のハーモニーとかってものはドビュッシーに影響を受けてると自覚してるんだけど、ぼくがドビュッシーに傾倒したのは小学5年生の時の話。なのでこの『光の中で』に関してはそれ以前のはずなのに、相当今に通じる音作りをしてる、という点で(自分では)非常に面白い。そのことに気がついたのは多分30歳の頃だったかな。
2部の最初に弾いた『just time passes』は、自作楽曲集「soundtracks of a day」にもピアノ演奏で収録した楽曲で。元は2年前の芝居のために作ったもの。休憩開けにはこのくらいのものがいいかな、と。
会のいちばん最後に弾いたのは、タイトルも付けていない楽曲。大学時代にはすでに作ってた曲なんだけど、いまだにどこにも出してないなあ。なんとかこの曲をうまく録音して売り込みに行きたいなあ、と思ってたものだけど、どうすればいいものかなんか全くわからずそのまま。今いろんなコンペがあるけど、この曲はなんだか自分の中でちょっと大事にしておきたいな、というのも無意識であるのかもしれない。きれいなバラード曲だけど、あの頃のEPIC的な匂いはしてるよね。

さすがに終わる頃には疲れともなんともよくわからない感覚に陥ってたような気はするんだけど、実はおれが疲れる前に音を上げたのがピアノの方で。澄川さんのステージが始まった辺りから、ところどころ音の出が悪くなって来て。立て続けに鳴らしてると音が出なくなる現象が起きて来てね。左手のエリアの「ミ」の音と、右手のエリアの「ソ」の音が特にひどくて。これにはちょっと困る場面も少々。あのピアノ、あんなに酷使することって普段はないんだろうなあ。もちろん終演後、ライブハウスの店長さんには言っておいたけどね。

しかし。
澄川さんのステージが終わった時点で「さあ、もう終わりだぞ」という思いがいっぱいだったのか、始める前にはそこで「出演者全員を出してご挨拶を」、ということを考えてたのにすっかり忘れてしまったのが悔やまれる。きちんとみんなにあいさつをさせてあげられずに、直後に自己嫌悪。
その分、写真だけはしっかりと撮ってもらいましたよ。
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まあ、今回のこの企画に関してはいろんな思いがあったわけだけど。
そのうち、またやるかもしれない。とはいえ5年はやらないと思う。
それまでは普通の「たくらみ」をコンスタントに開催できるように、がんばりますよ。
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コメント 2

tsuyoshi

そのシャツ高校の時見た記憶が(笑)
まだ着てたの?新しいやつ?

by tsuyoshi (2011-07-14 16:40) 

まさぼう

>tsuyoshiくん
ああ、当時も着てたねえ、こんな感じの。あれは赤と青の2色でもっと生地の厚いヤツだったよ。まあ、あの頃からこういうパッチワーク的なものが好きだったってことだな。これは2年くらい前に見つけて買ったヤツだったと思う。
by まさぼう (2011-07-15 00:04) 

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