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繊細な3人だもんで [音楽活動 -もろもろ-]

明日のたくらみを前にして、だけど、
先週のライブのことを書き残しておかないとな。

4/30は、実に久しぶりの「Mio&まさぼう with 小夜子」のライブでした。
前回が昨年11月半ばだったので、5ヶ月半ぶり、てなところ?
六本木Real Diva'sでは、2月に2回出演してはいるんだけど、
どちらもイレギュラーなライブだったのもあって。
かなり久しぶりに「帰ってまいりました!」て気分ね。
お客様は、Mioちゃんのファンのみなさまなので、
ぼくが出ていない時期でも、ほかのプレイヤーさんとの共演をたくさん見てきてるわけで。
そんなみなさんから「やっぱり、まさぼうさんだと違いますね」なんて言ってもらえて。

まあ、何が違うかって、選曲だよね、きっと。
多分Mioちゃんのレパートリーの中でも、
ぼくの時にしか出てこない曲、ってのはたくさんあって。
中にはほかの人ともやってる曲があるかもしれないけど。
小夜子ちゃんも「この曲はやっぱりまさぼうさんだな、と思って」と選曲してくれたものもあったり。

てなわけで、お届けしたのはこんな曲。

<Mio&まさぼう with 小夜子 Live in Real Diva's

1. キミとボク (鈴木蘭々)
2. あなたとの朝 (Mio)
3. Rain Dance (大貫妙子)
4. 桜の雨、いつか ()松たか子
5. こころをこめて (手嶌葵)
6. 恋文 (中島みゆき)

7. 君の言葉 (Mio)
8. きかせて (Mio)
9. My Favorite Things (from the movie "The Sound of Music")
10. Calling You (Jevetta Steel)
11. Don't You Worry 'bout a Thing (Stevie Wonder)
12. わが麗しき恋物語 (クミコ)
13(en). To Love You More (Celine Dion)

Vocal :Mio
E.Piano : 中田征毅
Violin : 小夜子

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出だしから軽やかに、『キミとボク』でスタート。
3人編成でやるのは初めてだったんだけど、これは小夜子ちゃん選曲。
2曲に早くも登場したのが、ぼくが最初にMioちゃんに書いた曲『あなたとの朝』
この曲はほかのプレイヤーさんともやってるらしいんだけど「久しぶりのご本家」と。
でも、ご本家なのに感想部分で間違いまくってる、っていうね。
なんか、鍵盤が一瞬ガタっと動いた感じがして、それに動揺してしまって、
という言い訳。あの間奏部分、鬼門なんだよなぁ・・。
『Rain Dance』も小夜子ちゃんからのリクエスト。
「こえrはやっぱり、まさぼうさんじゃないと」というありがたいお言葉。
今回はいい具合に緩急もついて、3人のイメージがしっかり合ったかな。
そして、東京では時期が過ぎてしまったけど、桜の歌もギリギリやっておきたいな、と。
いくつか候補がある中からぼくが『桜の雨、いつか』を選曲。名曲ですね。
『こころをこめて』はお客様からのリクエスト。
ただ、それも「このトリオの時にやってください」というメンバー指定で。
ということは、もしかして5ヶ月半待ってくださったのかな?

『恋文』は今回ぼくが提案した新しいレパートリー。
中島みゆきの曲なんだけど、これを岩崎宏美がカバーしているバージョンが非常によくて。
塩谷哲のピアノ1本で歌ってるものなんだけど、そのバージョンを元に、今回トリオ編成で。
自分から提案して、自分の首を絞めるほど繊細で難しい音使いだった。がんばった。

休憩明けはオリジナルコーナー。
まずは小夜子ちゃん作曲の『君の言葉』
アルバム制作の時のクラウドファンディング限定ボーナストラックだったこの曲。
ある時期解禁してから、少しずつ演奏機会は出てきてるものの、
まだ"知られざる曲"という範疇からは出てないかな。
続けて『きかせて』。これも多分、ぼくのときくらいしか選曲されないだろうオリジナル。
この曲を好きだ、と言ってくださる方もだんだん出てきてるようで、ありがたい限り。
今回は久しぶりだったので、どんなふうに弾けばいいのか、自分で戸惑ってしまった。
でも、本番の雰囲気はよかったんじゃないかな?
ここからは定番映画曲。『My Favorite Things』は多分いちばん登場回数が多いんじゃないかな?
そして、やはりこのトリオだとやりたくなる『Calling You』
PA担当の中川さんも渾身のリバーブで色付け。
そして、小夜子ちゃんが「やった形跡はあるんだけど、記憶にない」と言ってたのが、
Stevieの『くよくよするなよ』
しっとり要素の強い曲が多いこの日のセットリストでは、いいスパイスになったかな。
で、本編の締めは、それこそこの3人でしかできないレパートリー『わが麗しき恋物語』
かなり久しぶりだったのが功を奏したのか、ぼく自身ようやくこの曲が体に入りきって。
なので、今まで以上に余裕のある緩急の付け方ができたな、って。
しかし、偉そうに言うわけではないけど、
ほんとにこの曲だけは、ほかの人では色を出すのが難しい曲なんじゃないかな。

アンコールは、これもならではの選曲『To Love You More』
こういうのを選べるあたりが、「このトリオは全面的に上品だ」とイメージしてもらえる所以かな。
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ほんとにこの日は、どのお客様からも「今日の選曲がいい」と声をもらい。
「知ってる曲は少ないけど、どの曲もほんとにステキでいい。」と。
やっぱり、ピアノとバイオリンと歌、となると"品"が出てくるのは必然なんだろうけど。

お店のスタッフであるますさんが言ってくれたんだよね。
「3人が3人とも、ものすごく繊細なことしてるんだよなぁ」って。
多分、その辺の性格的なところが出てるんだろうね、このトリオは。
そして、それがゆえの選曲ね。
お互いがわかってるから、そういう曲をもってきちゃう、っていうね。

いやほんと、やってる自分達が「今日はいい音楽作ってるなぁ」って思てたから、
この日のライブはいいライブだったと思いますよ。
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出だしの2曲だけはここに上がってるので、その雰囲気は感じてくださいな。
(間違えまくってる『あなたとの朝』を残されてるのが痛手だが)。

次回、このトリオで登場するのはいつになるんだろ。
まあ、また半年後、てなことにはならないと思うけど、なんとも言えんです。
いずれ来るだろう、次回の登場をお楽しみに。
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