『soundtracks of a day』 [まさぼうのおと]
たびたび書いてますが、ただいま開催中の写真家・小野寺宏友氏の個展「深徊」のための音楽をここずっと作ってまして。
今までぼくが作っていた楽曲の中から「展示作品の邪魔をしない音楽」というのをキーワードに選曲。
もちろん新しく作った曲もあり。
小野寺さんと打ち合わせをした際「ミニマル音楽が好き」ということなので、当初はそう言った音楽をいくつか作るつもりでいたんだけど、何曲か聞かせてみたところ、それ以上に「空間系」の音楽に強い反応を示してきたのでね、それならとシフトチェンジ。空間系の環境音楽的作品集に仕立て上がった感じかな。昨年の鈴音工房公演「さかのうえの」のために作った曲も3曲(一部タイトル変えて)収録。
そもそもが「BGM」になりうる曲ばかりなので、当然メロディの強い曲なんかは避けて。
そう言う意味ではギャラリーや、たとえば病院の待合室なんかのBGMには最適な仕上がり。
寝る時に流しておけば気持ちよく眠りに入れるかもしれない。そんな音楽ばかり。
ということで、せっかくなのでCDにしました。
『soundtracks of a day』 中田征毅
1.entrance
2.drop makes flow
3.just time passes
4.Q.E.D.
5.no one's here (space)
6.はしご
7.trans.
8.そよぎ
9.フィルムの記憶
10.スノーマンに会いに
11.no one's here (ground)
12.aurorae (bonus track)
全12曲。ボーナストラックをのぞく11曲で38分。(ボーナストラックが22分あります。)
前作「まさぼうのおと」と大きく違うのは、全曲新たに作り直してると言うところ。
中には昔作ったdemoがあったり、それを聞かせたことがある人もいるかもしれないけど、ボーナストラックにしてる20分強の『aurorae』以外はまったくもって今回新たに録音したものです。
打ち込みしてるもの、キーボードで手弾きしたもの、家のピアノでの生録音など作り方はいろいろ。
同じ曲で同じ音符だけど音色が違うだけで雰囲気が大きく違う2つの『no one's here』のように実験的(というほどでもないけど)なこともしてたり。
あらためて『まさぼうのおと』と聞き比べると、こうも性格が違うものか、と。
あれはわりと「バラエティに富んだ選曲」をしてるからね。
今回はより一層ぼくの出自がクラシックにあることが匂いたってるな。ロンド形式の曲も多いし。
ドビュッシー的な音もそこらかしこな感じ。
当初、この作品集のタイトルは2曲目の曲名と同じ「drop makes flow」と考えてたのね。小野寺さんの「彫刻水路都市」という作品のシリーズにもなぞらえて。
ただ、全体的に曲が出来て来たら、水に限定せず、それよりももっと日々のBGMとして存在してほしい、というように思えて来て。いっそ「BGM」ってタイトルにしようか、とも思ったくらい。
そこにふと「soundtrack」と言う言葉が浮かんで来て。日々のサウンドトラックになればいいか、と。で、「today's soundtracks」というタイトルに。
いや、「今日の」と断定するのもありだけど、もっとぼかしてもいいかな、ということで、最終的には「ある日の音楽」ということで「of a day」とね。
ジャケットは小野寺さんのご好意で、氏の写真を使わせてもらってます。
この写真は前からぼくが好きなもので、小さいサイズのものを部屋に飾ってるくらいなんだけど、今回特別に6枚だけ、別の写真を使用した限定ジャケットもCDも存在してます。
どんな写真が使われてるのか、そして限定ジャケットのCDが欲しいと言う方は早めにギャラリーへGO!
もちろん、音楽単体で楽しんでいただくのもうれしいんだけど、お時間ある方はぜひ小野寺さんの作品とともに一度体感してほしいな、と思う次第です。
ちなみに会場では、前作から『きみとぼくのはなし』『paranoia』『鴇色』の3曲も合わせて流れてます。空間系つながりで。
1枚800円で。
期間中はギャラリーでも販売してます。
ぜひ聞いてみてくださいな。
今までぼくが作っていた楽曲の中から「展示作品の邪魔をしない音楽」というのをキーワードに選曲。
もちろん新しく作った曲もあり。
小野寺さんと打ち合わせをした際「ミニマル音楽が好き」ということなので、当初はそう言った音楽をいくつか作るつもりでいたんだけど、何曲か聞かせてみたところ、それ以上に「空間系」の音楽に強い反応を示してきたのでね、それならとシフトチェンジ。空間系の環境音楽的作品集に仕立て上がった感じかな。昨年の鈴音工房公演「さかのうえの」のために作った曲も3曲(一部タイトル変えて)収録。
そもそもが「BGM」になりうる曲ばかりなので、当然メロディの強い曲なんかは避けて。
そう言う意味ではギャラリーや、たとえば病院の待合室なんかのBGMには最適な仕上がり。
寝る時に流しておけば気持ちよく眠りに入れるかもしれない。そんな音楽ばかり。
ということで、せっかくなのでCDにしました。
『soundtracks of a day』 中田征毅
1.entrance
2.drop makes flow
3.just time passes
4.Q.E.D.
5.no one's here (space)
6.はしご
7.trans.
8.そよぎ
9.フィルムの記憶
10.スノーマンに会いに
11.no one's here (ground)
12.aurorae (bonus track)
全12曲。ボーナストラックをのぞく11曲で38分。(ボーナストラックが22分あります。)
前作「まさぼうのおと」と大きく違うのは、全曲新たに作り直してると言うところ。
中には昔作ったdemoがあったり、それを聞かせたことがある人もいるかもしれないけど、ボーナストラックにしてる20分強の『aurorae』以外はまったくもって今回新たに録音したものです。
打ち込みしてるもの、キーボードで手弾きしたもの、家のピアノでの生録音など作り方はいろいろ。
同じ曲で同じ音符だけど音色が違うだけで雰囲気が大きく違う2つの『no one's here』のように実験的(というほどでもないけど)なこともしてたり。
あらためて『まさぼうのおと』と聞き比べると、こうも性格が違うものか、と。
あれはわりと「バラエティに富んだ選曲」をしてるからね。
今回はより一層ぼくの出自がクラシックにあることが匂いたってるな。ロンド形式の曲も多いし。
ドビュッシー的な音もそこらかしこな感じ。
当初、この作品集のタイトルは2曲目の曲名と同じ「drop makes flow」と考えてたのね。小野寺さんの「彫刻水路都市」という作品のシリーズにもなぞらえて。
ただ、全体的に曲が出来て来たら、水に限定せず、それよりももっと日々のBGMとして存在してほしい、というように思えて来て。いっそ「BGM」ってタイトルにしようか、とも思ったくらい。
そこにふと「soundtrack」と言う言葉が浮かんで来て。日々のサウンドトラックになればいいか、と。で、「today's soundtracks」というタイトルに。
いや、「今日の」と断定するのもありだけど、もっとぼかしてもいいかな、ということで、最終的には「ある日の音楽」ということで「of a day」とね。
ジャケットは小野寺さんのご好意で、氏の写真を使わせてもらってます。
この写真は前からぼくが好きなもので、小さいサイズのものを部屋に飾ってるくらいなんだけど、今回特別に6枚だけ、別の写真を使用した限定ジャケットもCDも存在してます。
どんな写真が使われてるのか、そして限定ジャケットのCDが欲しいと言う方は早めにギャラリーへGO!
もちろん、音楽単体で楽しんでいただくのもうれしいんだけど、お時間ある方はぜひ小野寺さんの作品とともに一度体感してほしいな、と思う次第です。
ちなみに会場では、前作から『きみとぼくのはなし』『paranoia』『鴇色』の3曲も合わせて流れてます。空間系つながりで。
1枚800円で。
期間中はギャラリーでも販売してます。
ぜひ聞いてみてくださいな。
2010-04-07 03:53
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会場でがっつり流させております!
by StudioDeluxe (2010-04-07 10:02)
あの手は空間系、というのですかー。
by StudioDeluxe (2010-04-07 22:47)
>StudioDeluxeさん
いやいや、ありがとうございます。というのもなんか変だけど。
わりと「空間系の音色」とかっていう使い方をしたりしますね。そんな感じの音色を多用してる、ふわっと漂ってるような曲なんかを、「空間系」と言ったりしてます。
イメージ的な言葉なので、使わない人は使わないかも。
by まさぼう (2010-04-09 01:53)