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ソロライブ終了報告 [音楽活動 -たくらみ編-]

「まさぼうのたくらみvol.3」なんとか終えてまいりました。
見に来てくれたみなさん、本当にありがとうございました。心から感謝です。

今回は語り音さんとの対バンだもんで。リハの時は若干緊張したな。「う、視線が鋭い!」ってね。

さて、まずはセットリストから。

1.True Colors (詞:今井弘幸/曲:中田征毅)
2.ひとりたびごっこ (詞/曲:中田征毅)
3.flow (詞/曲:中田征毅)
4.かがり火 (詞/曲:中田征毅)
5.trans. (曲:中田征毅)
6.メロディ(詞/曲:能勢海太)
7.恋心 (詞/曲:中田征毅)

曲目解説、です。
True Colors』はアルバム「Prologue」にも収録したSunny Funnyのレパートリーから。原曲はディスコ調だけど、ここでは典型的なピアノ弾き語り風で。もともとギターソロを入れたかった場所にちょっとした間奏をくわえてみました。
ひとりたびごっこ』は今回のための新曲。この曲をどうやって作ったのか、というのは近いうちに別に話すとして、自分の中ではこれ、なかなか気に入った曲が出来ちゃいましたよ。
1・2回目のソロライブでもやった『flow』は今回リストに入れようかかなり迷ったんだけど、最終的に入れちゃった。後半で構成をちょっと変えてるんだけど、実はぶっつけ本番で。
かがり火』は今回最大の問題作、だと思ってる。MCでも話したんだけど、一昨年ぼくが、富山八尾の「おわら風の盆」を見に行った時の嫉妬するまでの印象を引きずって、帰りの電車で出てきた曲。『おわら節』がぼくのフィルターを通したらこうなりました、というような曲でね。メロディも民謡風だし、裏声ロングトーンだし。ほかで発表する機会もないので、ソロライブで乗せてみることにしたのはいいけど、それでも確実に浮くだろうな、という覚悟のもとで披露。
trans.』はピアノのインストで。『かがり火』の毒消しみたいな役割でここにおいてみた。もともとは「トランス」という芝居で使われてた音楽に触発されて書いたものを、自分の芝居の劇伴に使ったもの、の、完全版。
メロディ』はぼくの大好きなバンド、KAITAの曲ね。今回のライブではKAITAの曲を1曲歌おうってことは決めてたんだけど、最初は違う曲を考えてたのね。でも、8月のライブを見たら「ここはやっぱり、『メロディ』を歌っておくべきなんじゃないか」と思って。無理を承知でトライ。
で、締めは前回作った『恋心』。

なんか、前回はほとんど緊張しなかったんだけど、今回はちょっと緊張はしたかな。そんなひどくはないけど。ただ、みんなに「緊張してたね」って言われるほどではなかったと思うんだよね。何人かから言われて「そうかなあ」って思ったんだけど。
ただ、たしかに緊張した部分はちょっとあった。『かがり火』は歌いながらも「これ、歌いはじめちゃったけど、ほんとに大丈夫かなぁ」って思ってたし、おまけに裏声ロングトーンで結構きつかったし。それが緊張してるように見えたかも。
それともうひとつ、確実に緊張してたのは『メロディ』だな。これは「人前で歌う緊張」ていうのとは種類が違って、「この歌を歌う、ということ」っていう緊張だな。生半可な気持ちでこの歌を歌ってはいけない、という気持ち。これはたしかに「緊張」だ。

そんな感じで、途中で裏声使ったのもあって、後半かなりノドに来たのもたしか。『メロディ』の前にはやっぱりノドを湿らせておくべきだった。

でもって、終わった後のみんなの反応なんだけど、これがほんとにびっくり。
みんなが口々に「『かがり火』がよかったよ」って。「まじでぇー!」って感じよ、おれとしちゃ。あんな異色作にこんなに(しかも、よい)反応が来るとは。語り音さんなんか絶賛してくれちゃうし、BINSPARKの中山さんも「あれは名曲ですよ」って。わかんないもんだね。自分の尺度でもの考えちゃいけないね。予想外です(byソフトバンク)。
ただ、あまりにこの曲の印象が強かったんだろうね。ぼくのわりと自信作のつもりだった『ひとりたびごっこ』に関しては何も出てこなかったよ。これからメールとかで感想くるかもしれないけど。

自分の出番が終わったらもうすっかり「客モード」になっちゃってね。語り音さんのライブもここのところ見に行けてなかったから、じっくり聞かせてもらって。相変わらず変拍子好きだねえ、なんて思ったり。最近の新曲、前と少しだけカラーが変わったみたい。この前作ったと言う音源もようやくいただいたので、あとでゆっくり聞かせてもらおう。しかし、MCであんなに「中田さん」て言葉が出てくると思わなかったよ。ちょっと笑った。

さて、3ヶ月に1度のペースでやってきてるこのソロライブシリーズ。このままならば次は1月、となるところなんだけど、ちょっと早まりそう。
というのも、お世話になってるBINSPARKの中山さんがこの12月でお店を卒業されるそうで。で、12月の「さよなら中山リーダー」企画の中で冬編をやってしまうことになりそうです。忙しい時期かもしれないけど、また聞きに来ていただければ幸い。


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コメント 4

ぴろりん

昨日はお疲れ様でした。
なんと中山さん12月までなんだ。
12月最初の土日はSunny Funny元コーラス?の結婚式で沖縄に行くので
それ以外の日になる事を祈ります。

なんにせよ早まる事はいいことだ。楽しみにしてるね。
感想はメールにて。
by ぴろりん (2006-10-08 15:29) 

まさぼう

>ぴろりんさん
そうなんです。中山さん辞めちゃうんですよ。ぼくも驚きました。
12月ですが、最初の週にならないことだけは確実ですのでご安心を。
というか、まだ結婚されてなかったのですね。すっかりしてるものと思ってました。木村さん。
by まさぼう (2006-10-10 22:11) 

庵魚堂

遅くなりましたが、楽しませていただきました。
60年代のアメリカに、ナット・ヘントフっていうジャズ評論家/小説家がいましてね。「音楽はその人の生きてきた経歴なのである」「ワンフレーズのアドリブにその人の人生がどれだけ盛り込めるか。そういう音楽を作れるか」みたいなことをテーマにした小説を書いていました。
ジャンルはぜーんぜん違うんですが、まさぼうさんのライブを聴いて思い出していたのがその人の小説のことでした。
「ああ、この人(まさぼうさん)は上質の音楽をたくさん聴いてきたんだなあ」みたいな、ね。

「Flow」には、ニヤリとしちゃいました。
まち探検を、こんなふうに昇華してみせるってなかなかです。(このあたりがヘントフを思い浮かべたユエンです)
「かがり火」はどんなに異色かと思っていたら、とてもとてもいい感じでした。いい意味で期待を裏切られました(笑)
できたらいつか別の編成で、例えばピアノとボーカルのデュオバージョンなんか聴いてみたいなと思いました。
そんなふうに、ある種の育てがいのある曲ではないでしょうか。
by 庵魚堂 (2006-10-11 14:21) 

まさぼう

>庵魚堂さん
今回は見に来ていただきまして、ありがとうございました。
ヘントフと言う人は知りませんでしたが、なんとなくその言葉は聞いた覚えがあります。もしかしたら全然違う分野の、芝居において「脚本家が脚本を書くこと」に対して誰かが似たような感じのことを言ってたのかもしれません。細かいことは覚えてませんが。でも、そんな言葉を思い出した、というのはとても光栄なことです。

『flow』は、自分にとって初めて「自分のために書く」歌であるなら、その辺りの趣味的なことも少し取り入れたいな、と思いましてね。ちなみにこの言葉を書いた時にふっと浮かんだのは宇田川の暗渠でした。というか、初めて明かしますが、この歌は渋谷の街の光景なんです。でも、渋谷川じゃなくて、宇田川。

『かがり火』はいずれもっと歌のうまい人、おそらく女性に歌ってもらおうかな、なんて考えてます。たしかに、育ててみたい歌ですね。
by まさぼう (2006-10-13 00:04) 

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