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「ECLIPSE」ができるまでの考察 [音楽活動 -もろもろ-]

発売からそろそろ2ヶ月、というLovetideのEP「ECLIPSE」ができるに至るまでの、
近しいバンドメンバーから見た見解を。

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Lovetideは、
2018年に「a crossroads」、2019年に「I AM …AND YOU ARE」と順調にアルバムを作ってきて。
そのまま2020年にも年末ごろにアルバムを発売するつもりでいたんだよね。
計画としては、2020年のアルバムのタイトルは「ECLIPSE」
レコ発は渋谷PLEASURE PLEASUREで、ということを考えてたはず。
これは、まゆちゃん自身がWebラジオで語ったりしてたこと。
そして、この「ECLIPSE」というアルバムは、
2019年のレコ発直前に作った『Planet.E』という歌を中心にしたアルバム、
として考えていたのだと思う。
あの時期はこの曲で押そうとしてたからね。

それが、コロナの波に巻き込まれて計画も見直しの状態に。
この時期、「今アルバム作っても、届ける場所を作れないからね・・」とまゆちゃんが言っててね。

当初のアルバムの発売とレコ発ライブを予定してた時期に、「とりあえず一度ライブを」と、
ぼくとデュオのスタイルで下北沢でライブをした時に、
アルバムの代わりに「prelude to ECLIPSE」と題して、変則的なシングルを発売。
そこには、正式な発表予定とは違う形で『Planet.E』を収録。
さらに翌年春の、代官山でのバンドライブでは、
ステージ後ろに「EXLIPSE」と大々的に書かれた垂れ幕を配して。
きっと、前年予定のライブのために準備してたものなんだろうな、と。
つまり、この時点ではまだ、次のアルバムを「ECLIPSE」とする計画は生きてたわけだ。

結局、2021年もアルバムリリース/レコ発ライブなんかをできる状況には戻らず。
そうこうしてるうちに、まゆちゃんの中でも「伝えたいこと」に変化が出ちゃったんだろうね。
そもそも自作のミュージシャンであれば、
この期間に、制作の意識を変えさせられない方が難しい。
2022年に制作したアルバムは、できるだけ明るい未来へ、という思いが強い、
「Nu World」というタイトルのアルバムになった。
このアルバムのレコ発ライブの直後に曲を作ったのを最後に、
まゆちゃんにしては珍しく、半年ほど全然曲を作れなかったという。
自身の目指してるところがなんだったのか、ふとわからなくなった彼女は、
「ここらで一旦、リセットさせください!」と、ライブ活動の一時中止を宣言。

そんな、ライブ活動休止宣言をしてから訪れた名古屋のライブでの話。
終演後に、あるお客様から「Mayumiさんと中田さんの2人で作るアルバムを聴きたいです」
という声をもらった。
ぼくは「そんな機会があったらね。」なんてくらいでいたのだけど、
まゆちゃんはこの時、「それ、ありだな。」と思ったそうだ。意外にも。

しばらく後に、「2人で音源作ってみようかと思ってます。」と話をもらい、
8月にエクストラ的にやったライブの待ち時間に、「こんな感じの曲がほしいです」と、
具体的な話をしたりして。

そんなふうに、思いがけず作ることになったアルバムのタイトルが、
一度は風に消えた「ECLIPSE」というタイトルになった話は、
ライナーノートを交えて、また改めて話しますね。(長くなっちゃった)。
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