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父島訪問記 島2日目 [散歩組]

朝。
早くに起きて海見に行こう、と思ってたのに、
目が覚めてうとうとしてるうちに7時のご飯の時間。
なんとなく見えてきたのは、ここには観光客が3人。
6人の団体さんは仕事でここに滞在してらっしゃる様子。
聞いてみると、外来種の木を切る仕事ということ。
父島は動植物の外来駆除に力を入れてるとのことで、
船の中からそういう説明が何度となくされてきてるからね。
そうか、そういう仕事でこうした宿に長期滞在するのね。

さて、宿のおとなりで電動アシスト付きの自転車を借り、いざ島内1周!
まずはしばらく南下して扇浦の海岸へ。
ほー、こう言う感じなのね、と少し寄り道したのち、
「ここで買っておかないとこの先の食糧調達は大変だよ!」
という店でお弁当を買っておき、さらに南下して洲崎まで。
地図上では道がなくなってるんだけど海まで出られて、
その先に南島をチラ見。
ちょうどこの時、結構大粒の雨が降ってきたんだな。
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で、ここから農道っぽいようなところをふらふら入ってみると、
なかなか、普通の人が入っちゃ行けないのかもしれないようないろいろがあり。
結局、元の道へ戻ってコペペ海岸へ降りる。
勢いよく降りて行ったけど、「帰りは大変だな、これ」なんて。
コペペ海岸。静かで綺麗な海岸だったな。
だいぶ内海になってるようで、相当おだやか。
しばらく波と戯れる。
DSC_7308.jpgDSC_7306.jpg
ここから元のルートに戻ろうと坂を登ってる最中、
すでに電動アシストのバッテリーがすごい勢いで減り始める。
ちょっとまて、こんな減り方じゃ、最後までもたないんじゃないの?
と、かなり心配になるも、しかたない。

で、案内図を見てると「時雨ダム」と言うのがあるのでそれを目指してみる。
小港へ降りて行く途中を曲がるようだが、
「おそらくここかな?」と言うところで曲がってみると
「関係者以外立ち入り禁止」。
そりゃそうだわな。
ということで、戻る。
小港の海岸は、さっきのコペペ海岸と続きになってる場所なので、下りず。

さて、この島の背骨とも言える「夜明道路」に入る。
もう、ひたすら登る。延々登る。
そしてバッテリーはガンガン減って行く。
心配になりながらも、アシストしてもらわなければきつすぎる。
宿のお父さんに「中央山は景色が綺麗だよ」と教えてもらったので、
それを期待して登る。
到着した時点でバッテリー残量50%。
まあ、一番高いところだと思えば、あとは基本的に下るだけだし。

で、中央山。
さすがにきれいだった。
どの方角も開けててね。まさに中央。
東側だけはもう1つ山がある感じだったけど。
母島まで見えたしね。

道からこの山頂までの10分くらい。
ぼくが登った時は団体さんを2つくらい追い抜いて、
ほかにご夫婦が1組いるくらいだけで随分おちついて見られてね。
これが、道路まで戻ってくる途中ガイド付きの団体さん相当数膨れ上がって渋滞状態。
それを横目にさあ下り!!
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意気揚々と山を下る。
途中、初音浦海岸入り口遊歩道、というところを発見。
ああ、これが下りに75分、戻るのに100分かかるという初音浦海岸か、と。
宿のお父さんが「あそこは大変だよ」と言ってたな。
そんな入り口を通り過ぎ、その初音浦を上から見下ろす展望台へ。
ああ、あれが初音浦ですか。きれいだけど、上から眺められれば良しとしよう。
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ちなみにその展望台の逆側にはこんな「首なし尊徳」像が。
こんなん、夜中出てきたら泣くわ。
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さて、さらに下って、旭平展望台、長崎展望台と寄り道。
長崎展望台では、ほかに誰も来なそうな感じだったので、
ちょうど12時回ったし良し、ここでお弁当にしよう。
目の前に兄島瀬戸を見下ろしながらのお弁当。なかなか贅沢。
そうこうしてたら団体さん来ちゃって。
ガイドさんが「こんにちはぁ。あ、お弁当食べてらっしゃるんですね、いいですねえ」と。
団体さんの1人も「あ、いいですねえ、贅沢!お腹すいて来ちゃった!」と。
すみません、なんて言いながら、ガイドさんの話を一緒に聴いちゃいながらのランチ。
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さて、食べ終えて。
そろそろ町に降りるかな、と言う頃に、同じ宿の佐藤さんと遭遇。
トライアスロンをやってるという彼は、朝に海に潜ってからの自転車1周。
ぼくとは逆周りで。

奥村の街まで降りるともう平地。
で、「持って来ればよかったなぁ」というものがちょいちょいあったので、
一度宿のある扇浦まで戻り。
奥村から扇浦も結構登りはあって、
これ、最後にしっかりバッテリー残しておかないと帰れなくなるぞ、と。

あらためて、街の方に戻る途中、海洋センターでウミガメを堪能。
保護と飼育をしてるのね。小さい亀から大きな亀まで。
ま、亀だなぁ、というくらいで。

そこから北側の宮之浜へ。
当然のことながら、一山超えなくちゃ行けないわけで、
もうバッテリーとの戦い。
ま、さほどきつい山でもないのでそほどの消費はせずに到着。
ここ、なんか落ち着く浜だったなあ。
しばらくぼーっとしてた。
潜り終えたダイバーさんが数人、ぐだーっと焼いてた。
なんか、その気分わかるわ、この浜。
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で、この時点でだいぶ時間に余裕があってね。
戻るには早いし、そもそもどこかで日没も見たいし。
ちょうど大村の街に戻る途中に、旅好きの宮崎たかちゃんが貸して来れた本に載ってた、
「山の上のパン屋さん」というのが近いことがわかって。
ちょっと寄ってみよう!、と探す間も無くすぐ見つかって。
その名も「ローカルベーカリー」さん。
いろんなパンがあって全部食べてみたいけど、夕飯に響きそうだしな。
と、2つくらい買って。パン屋のお兄さん、ナイスなスマイル。

ペットボトルの飲み物も無くなっちゃったので生協行って買って。
昨日は何もなかった大神山公園の海側の広場スペースでは何やら催し物の準備中。
その脇を抜けて大村海岸へ。
ここでも波としばし戯れる。
で、ビーチでパンを1つ。
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そういえば、昨日から湾におがさわら丸より大きな船が停泊してるなあ。
あれ、防災訓練と何か関係してるのかな?
いや、そこまで大きな船である必要ないし、そもそも、あれ客船だな。
もしかして、飛鳥llとかか?
と、調べて見たらビンゴ。小笠原クルーズ中らしい。
港には接岸できないんだろうな、あの大きさは。
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後ろにいるのは飛鳥ll!!

さて、明日はどうしようかな、と波と戯れながら考えて。
クジラ探す船にでも乗ってみるか、と。
観光案内所がそばにあったのでいろいろ聞いてみよう。
と、行ってみる。
窓口のお姉さん、「飛鳥ですか?」って聞く。
ということは、やはり飛鳥のお客様は明日の半日分くらいまでは島を楽しめるんだな。
ああ、大村の街を歩いてる、少し年の行ったご夫婦の方々は飛鳥の方だったのか!

なんていろいろ思い当たりながら、お姉さんに色々と相談。
で、明日でも空いてる船をいくつか教えてもらって。
さて、どうしようか、と思ってたところに、通りのベンチでパンをかじってる佐藤さん発見。
彼はもともと、明日はホエールウォッチングの船に乗る予定だと聞いてたんだけど、
「だったら同じ船にしませんか?」と。
ちょうど、空いてると聞いてた会社の船だったので、そこにすることに。

で、サンセットを見るのに、やっぱり三日月山まで行こうかな。
と登り始めて見るも、みるみるバッテリーが減っていき、
「これ、絶対途中で無くなる!!」と言う状況だったので計画変更。
宿に戻る途中の、境浦近辺で西が開けてる場所があった!
ということで、引き返す。
日没時間ギリギリでたどり着き、隙間からながらしっかり日が落ちるのを堪能。

そして宿に戻るなりお風呂に飛び込んでさっぱり。
いやもう、汗だくだもの。今日1日。

ということで、明日はクジラとたわむれられるかな?
(なんか、すごい雨が降り始めたぞ、今。)
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