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問答 [おのれをひもとく]

自分の歌の歌詞を書いてるノートがいっぱいになっちゃってね。
今までは、たくらみのたびにカバー曲の歌詞まで同じノートに書いてたんだけど、
これを機に、自分のオリジナル、自分が制作に関わった曲の分だけを、1つのノートにまとめよう、
ということにした。
で、この前のたくらみに合わせて、新しいノートに歌詞を書き移す、って作業をしてて。

ぼくの定番曲となってるオリジナルの『flow』『ひとりだびごっこ』の2つの歌詞を、
あらためて文字にして書き直してて、初めて気がついたのだけど。

この2つの歌詞はどちらも、サビの部分が「問いかけ」になってるんだよね。
3行続けて、3回、問いかけをしてる。どちらの歌も。
「あれ?そんな共通点が!」ってびっくりすると同時にちょっと笑った。

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以前、ぼくの芝居を見てくれた友人に言われたことがあったんだよね。
「中田さんの芝居は、『問答』ですね。」と。
意識的なのか無意識なのかはわからないけど、いつも問答です、って。
映像を専門にしてた彼の着眼点を、ぼくはいつも、非常に重要に捉えてた。

芝居に関しては、わりと意識的だったかもしれない。
いや、違うか。話の筋を考えていくと、登場人物が問答をはじめる流れになっちゃう。
そう考えると、無意識だったのかもしれない。
3本目の脚本書いたときに「あ、またこっちに行っちゃった・・・」て思ったのは覚えてる。
なので、その「問答ですね」って指摘されたことは、ある意味うれしくもあったな。

ただ、それを歌詞にまで持ってきてたとはまったく気がついてなかった。
それこそこの2曲は、作ってからもう十数年は経ってるというのに。

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これ多分、ぼくの思考回路のいちばんの基盤なんだと思う。
常に、因果関係を確認しながら進もうとする、っていう流れが。
よくバンドのこととかも、「これがこうなって、こうなった結果、こういうものができた」
みたいなことを話すと「よくそういうの覚えてるよね」って言われるんだけど。
だってそのプロセスが重要なんじゃないの?
次やるときに同じところをなぞるか、違うルートを取るか、
前例を把握しておかないと無駄なこと繰り返すことにならない?

てのがぼくの考え方なんだと思う。

そう考えると、
川の流れの変遷だったりとか、
鉄道路線網の変遷だったりとか、
街の出来上がり方だったりとか、
そういうことになんで興味を惹かれていくのか、というのがよくわかる。

なんか、書いてることがだんだん大きくなってきちゃったな。
ま、まさぼうって、そんなやつ。
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