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父島訪問記 復路 [散歩組]

さて、船の中で日付をまたぎ、翌朝。
行きに見そびれた日の出を拝もうと早起きしてデッキに出たのだけど、くもり。
だんだん明るくなってるので「日は出たんだな」というのはわかるけど、
全くもって太陽見えず。そうこうするうち雨降って来て。
船室戻って少ししたら、ちょっと酔いそうな雰囲気に。
あ、やばい、無理に起きたからかな?
とりあえず酔い止めを飲む。
が、少し対応が遅かったか、だんだん酔って来た。
待って、もうちょっと。おれの体がんばれ。
そう思いながらも、体が熱くなって来て、
医務室でも行ったら、揺れを感じないようなスタビライザー付きベッドでもないだろうか。
なんていう妄想を思い起こしながら、とにかく落ち着くように願う。
しばらくのち、だんだん気分も落ち着いて。
とほぼ同時に、船内放送。
「海が荒れてるのでデッキを閉鎖します」と。
あ、おれがどうこうということじゃなく、それだけ揺れが強かったのか。
さらに「エレベーターの使用を停止します」と。
3日目のヨットを思い出すかのような揺れ方。
でも、もう体は大丈夫。
でも、朝食はいいや、このまま寝てよう、って。

10時過ぎくらいかな、デッキを一部開放します、ということで、
少しお腹もすいて来たし、買っておいたパンを食べにデッキへ。
今度は揺れ云々じゃなくて、風が強くて大変。
DSC_7590.jpg
2つばかり食べて船室戻って、東京仕様の長袖に着替えて。
またしばらく横になってね。
時間つぶしにDVDを見たりしつつ。

お昼は軽くラーメンでも。
4Fのレストランで島塩ラーメン。
さっぱりしてて美味しかったね。
時間をちょっとずらして行ったのもあって食堂も空いてて。
DSC_7592.jpg
窓際のカウンター。外にはもう陸地が見えてて。
もしかして、もう東京湾に入ってるのか。
旅も終わりが近いな。
DSC_7593.jpg

あらためて荷物を入れ直し、
デッキに出て羽田沖から飛行機を見たりしつつ。
さて、到着が近づくとみなさん我先にと下船口に並ぶ。
そんなに焦らなくてもいいのに。
宿で一緒だった佐藤さんも列に並んでて「ではまたいつか」なんて挨拶したりして。
そんな列を横目に、着岸作業を見にデッキにまた上がったりしてね。
ああ、竹芝ですこと。
なんだか、桟橋を出て行くのが名残惜しい感じ。

ゆっくり船を降りて浜松町の駅まで歩いて。
山手線の電車を見たら「あー、おれの日常」なんて。
6日間いなかった東京なのに、普通に対応できちゃうんだよね。

いつまでもふわふわと揺れてる感覚だけが、
ずっと父島にいたよ、ってことをちゃんと記憶してるような。

恵比寿でバスに乗ろうと思ったら、目の前で発車して行った。
父島のバスは1時間半くらいに1本だけど、ここのバスは15分もすれば来る。
のんびり待てばいいじゃない。バスくらい。
そんな心持ちは、まだ旅の中にいる証拠か。

しかし、旅の終わりはちょっと寂しいけど、
家に帰るとホッとするのもまた事実。

ということで、ただいまです。
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