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「朝日のような夕日をつれて2014」 [芝居]

正直、この芝居をまた見られるとは思ってなかったよ。
1997年の時点で「おそらくこれが最後でしょう」と言ってたし、第三舞台自体も解散しちゃったからね。
それが、まさかの2014年版。
ウラヤマとエスカワは大高さんと小須田さん。
見逃したら絶対に後悔するぞ、これ。

てなわけで、見てきましたよ。
紀伊国屋ホールまで。
ていうか、紀伊国屋ホールも久しぶりだったなぁ。

冒頭の群唱、『The End Of Asia』でのダンス。
繰り返し繰り返し見たビデオと変わらず。
そして、大高さんと小須田さんがいる。
なんか、それだけでちょっとグッと来てる。

話の中心になる「おもちゃ」の進化具合もすごいことになってるよね。
前回97年で「ネットワークゲーム」だったものが「スマホアプリ」までくるとは。
初演のときは、そんな未来想像できてないだろうに。
鴻上さんは、もしかしたら日々「今、朝日をやるならこれ」というテクノロジーを逐一チェックして溜め込んでたりするんじゃないか、と。

そういう部分のバージョンアップはしっかりされてるものの、時代を背景にしない部分では基本の演出も変えず。
ダンスも曲も大きくは変えず。
それだけに、見ていて「これ、おれ踊れるわ・・・」なんて思えるほど、ぼくにはすっかりバイブルのような存在になってるんだなぁ、とあらためて感じた次第。

で、見ながらいろんなことが渦巻いて来て。
学生時代、ぼくは「大高さんのような役者になりたい」と、ひたすら大高さんの芝居を意識してたからね。
その人の原点の芝居。初演から33年だか経って、50代半ばになった役者さんが「社長/部長」などの役をやる説得力の違い。
変わらぬキレ。
おそらく、97年版を下敷きにバージョンアップ、と言った感じの今回。
気持ちまでが、あの「ひたすら芝居をやってたおれ」に揺さぶられるようでね。
何ともいえない気持ち。難しくて説明しづらいんだけど。

いうまでもなく、芝居をまたやりたくなってます。
今日のところはこの辺で。
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