Masques

それまで特に引っかからなかったのに、急に気になる曲、ってない？

ピアノの曲なんかでもそれはあることでね。
最近は、それまで「変な曲だな」としか思ってなかった曲にちょっと興味が出て。
相変わらずドビュッシーの曲なんだけどね。『仮面(Masques)』て曲。

ちょっと弾いてみようかな、と思って楽譜読み始めたのね。
もう、本当に訳わからない音で。「なんだこの曲!?」って。「これで本当にあってるの？」って。

それが、2日くらい見てたら急に曲が頭の中で一気に流れるようになって。
そうしたらもう、弾きたい衝動がぐぁーっと強くなってきてね。
弾いてみたところで、やっぱり「変な音だな」ってのは変わらないんだけど、その「変な音」の中にところどころグッと来るメロディが隠れてたりして、一生懸命練習してますよ。

調べてみたら、もともとこの『仮面』て曲は「ベルガマスク組曲(Suite Bergamasque)」の中に組み込む予定だったらしいんだよね。
「ベルガマスク組曲」って、4曲中イメージ的な曲名がついてるのが1曲『月の光(Clair de lune)』だけで、それ以外は『プレリュード(Préludes)』『メヌエット(Menuet)』『パスピエ(Passepied)』っていう、楽曲ポジションだったり楽曲スタイルだったりっていう一般的な名詞なんだよね。それがずいぶん不思議だったんだけど、本来はここに『仮面』『喜びの島(L'isle joyeuse)』っていうものが一緒になる予定だった、というのを知って、ちょっとだけ腑に落ちたというか。

『喜びの島』もちょっと弾いてみようかな、という思いはあるんだけど、まだそこまでの強い興味が行ってないんだよな。
ま、時期が来たら手を付けるかもね。
今は『仮面』が楽しいところ。

ちなみに、昨年は『レントよりも遅く(La plus que Lente)』って曲にものすごくハマって。これは今でもよく弾いてる。
この曲、CD聞いても人によってほんとにいろんな弾き方してて。どんな感じに弾くか試してるうちに、完全に「自分の弾き方」になってきたな。

久しぶりにクラシックのピアノ曲の話なんか書いてみたよ。
あ、そうだ。ラベルの『ボレロ』の話も載せようと思ってたんだった。それはまた今度。


全然関係ないけど、
アメトーーク見てたら、またエヴァンゲリオン見たくなった。ビデオ見るかな。でも、見出すと長いからな。