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広いフードコートの一角で

16日の、イオンモール幕張新都心での坪井洋トリオライブ、楽しく終了しました。
見に来てくださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

海浜幕張の駅に降りたのなんていつ以来だろう。
改札出てバス停を探そうと思ったら、キタムラナオコの義理の母である「モリオ母」とばったり。
現地までバスでご一緒。
そのバスがなかなか来なかったのもあって、サウンドチェックにギリギリな状況で。
ついてすぐに準備して音だし。
ふと顔を上げると、まあ広いなぁ。相当広いフードコートに響き渡るね。
気持ちよく、楽しく行かれそうだ。

3人でバックヤードで曲の確認しながら雑談しながら。
でも、わりとすぐに本番の時間。

<坪井洋トリオ in Weekend Live JAZZ
[1st stage]
1. Ponta de Areia
2. A Felcidade
3. Stand By Me
4. Tango
5. My Favorite Things
6. こころ

[2nd stage]
1. Águas De Março
2. Sorri
3. Human Nature
4. Travessia
5. So Far Away
6. Both Sides Now
en. 中央線

Vocal : キタムラナオコ
Keyboard : 中田征毅
Drums : 坪井洋

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出だしはゆったり『Ponta de Areia』から。
ゆったりではあるんだけど、1曲めから坪井さんのフリージャズ的なドラムソロをフィーチャー。
ぼくはそれに動じずにひたすらテンポを進めて行く、というのが役割。
続く『A Felcidade』は、実はぼくは初めての曲。
今回のセットリストの中では一番「そのままのボサ」と言う感じで。
『Stand By Me』はシャッフルのスタイルで。
間奏部分ではキーボードとドラムで掛け合いしながらね。
難曲『Tango』は、気持ちを落ち着けてあせらずに。
この曲で、弾いてる自分に酔えるくらいの余裕が出ればもっとよくなるんだろうなぁ。
『My Favorite Things』も、わりとドラムに暴れてもらう感じだったかな。
そして1st締めの『こころ』はしっとりと。

お客さんもたくさん集まってくれて、じっくり聞いてくれてる感じでね。
穏やかに楽しんでくれてる、という空気がちゃんと伝わって来る。
そしてナオさんの声は広いフードコートにすーっと馴染んで行く。

実は、この「Weekend Live Jazz」というイベントは毎回3ステージあるのだけど、
今回は特別な形で、2ndステージにあたる時間だけ別の方が1ステージ入ることになって。
その時間、バックヤードで話したりしつつ、ぼくは広いフードコートを歩いてお店を見てたり。
なるほど、この辺までは音が届かないのか、とか、こんな風に見えてるのか、とか。
と言いつついろいろあるお店からパスタを選んで腹ごしらえ。

われわれにとっての2ndステージ、最初から難曲『Águas De Março』でスタート。
この曲はいつも「歌頼み」というか「歌詞頼み」で。
この言葉のリズムが来たらこの音、みたいな感じでね。
ていうか今思い出したけど、ナオさんこの歌の終わりの方、同じこと2回くらい回ってた気がする。
「あれ、そこさっき一度歌わなかったっけ?」というのがあったような。
ま、無事に終われたのでよし。
『Sorri』は『Smile』のポルトガル語版。ここでお客様にシェイカーを振ってもらって、
演奏に参加してもらうコーナー。
ちょっとわかりづらかったかな?でも、一番前の方はクラベス鳴らしてくれてたな。
マイケルの『Human Nature』は今回おもしろいアレンジにして。
最初の1コーラスをリズムと歌だけ、という、リズム感試されるような仕立て。
そして間奏ではドラムソロで暴れてもらったのだけど、勢いがすごすぎて、ぼくがうまく拍を取れなくなっちゃったりして、なんとも。
『Travessia』ではナオさんの声も遠くに響き渡るようで。
『So Far Away』も、昔一度だけやったようなアカペラスタートにしてね。ポロポロと。
本編最後は6/8のリズムに仕立てた『Both Sides Now』で。
軽やかに追われるか、と思いきや、やはりアンコール。
一応「じゃ、来たときはこれで行きますか」と直前に話しておいた『中央線』で。
これ、ほぼノーリハーサルだったんじゃないかな。『中央線』。
まあ、ぼくとナオさんはわりとやってたので、そこに坪井さんがアトモスフィアを絡ませてくれた、
と言う感じで。

いやとにかく、3人で「その場の雰囲気で出て来た音を」という感覚が大きくて。
そう言う意味で、ものすごく"セッション"だったな、という感覚。
ナオさんも普段入れないようなフェイクとかスキャットが出て来たりもして。
坪井さんとぼくとで、お互い「お!そう来るなら、こう行く?」みたいな感じがあって。
それがすごく楽しかったね。

お客様からの評判も上々で、たくさん声かけてもらったよ。
そして持って行った手売りのCDもたくさん買ってもらえたしね。

ナオさん曰く、「小さなお店でやってた2人が、こういう大きなステージに乗れた感慨」
というものを感じてたそうだ。毎月小川町の「蔵助」で演奏してたもんね。
あの時期にブラジル音楽とか日本の唱歌とか、たくさん試して来た功績が、今にいたるんだよね。
そう考えると、たしかに感慨、深いな。

ここ数ヶ月、いろんな人と週1ペースくらいでライブをやってきたナオさんも、
昨日がツアーファイナルのようなもの。
また夏にはいろいろとライブの予定が入ってるようだけど、しばし休憩。

ぼくもあまり曜日を気にしなくてよくなったし、今年は秋ぐらいにでもまたライブできるといいな。
初めての完全自作オリジナル曲も好評のようだし、「もっと作りたい」と言ってるので。
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