ヨロンな日々 ③ [散歩組]
2日目の相棒、電動アシスト自転車。だんだん愛着が。
さて、2日目の昼にもずくそうめんをいただいた後は、さらに南下。
空港の方へ向かうならこの辺から内陸へ突っ切った方がいいんだけど、
なんとなく海沿いを行ってみようかな、ってね。
ただ、このあたりからは細かいビーチまでは降りないことにして。
ほどなくして赤崎の灯台が見えて来た。
そのまま走って行ってると廃墟となったホテルなんかもあり。
そして島の右下のでっぱりにあたる赤崎海岸へ。
すると、灯台はもうちょっと手前にある。
あれ、そんなところに道があったかな?
と探ってみると、なくはない。
しかし、入っていいのか、という草むらに。
引き返そうかとも思ったんだけど、ここは行くべき!
そして草むらかき分けて、灯台へ。
どうやら、そこまでの道を見ても灯台自体を見ても、
これ、もう機能してないのかな、って。
さてそこからは島の西側へ向かってまた自転車を走らせる。
なにやら風車があるが、回ってない。
ここら辺で、ちょっと内側の方へ向かって、「めがね」のロケ地に立ち寄る。
「島の反対側にあるマリンパレス」として出て来た星砂荘。
あ、映画のままだ。
さてここからが大変。
唯一ぼくがちゃんと見たかった「屋川(ヤゴー)」という古い地下水を使った施設。
これが、どうしても見つからなくてね。
近くまで行ってるはずなのにそれらしいものが見当たらなくて。
案内もなければそもそも方角がわからなくなってるのもあって。
という、ちょっと入り組んだエリアでね。
なんかよくわからないけど、ここ、そのまま上がってっちゃえ!
と、目の前の坂道をひたすら登ってみたら、どこまでもずっと上り坂で。
あれ、もしかしてこれって、と思ったら、一番てっぺんに
「与論城跡」って書かれてた。
おー、来るつもりはなかったのだが、呼ばれたか。
その道を逆側に下って、どこか道に出るだろうと思ったら、
地主神社の境内の裏側に出てしまって。
さすがにそこは自転車で突っ切るのもなぁ、と思って、
とりあえず「与論におじゃましてます」とお参りだけして引き返して。
で、さらに「屋川」探し。
もう埒があかないのでGoogle先生に聞くと、目の前にあるという。
なんと、自治公民館の奥にその施設があるらしいのだけどなんの説明も書いてなくて。
そもそも公民館誰もいないし。
で、恐る恐る敷地に入ってみるとその裏側になにやらそれっぽいものが。
あ、あるにはあった。
が、どうみてもここ、今は開放してないよね。
少なくとも観光資源ではないよね、もう。
ただの草むらなら入り込むんだけど、鬱蒼としてるだけじゃなくて、
それこそ洞穴に潜って行くのと変わらないわけで。
さすがに断念した。滑って落ちて行っても怖いし。
さて、気を取り直して西へ。
と思ったら今度は電動アシストのバッテリーがだいぶ危なくなってて。
普通に乗って島を回るくらいだったらなんてことないだろう容量だったはずなんだけど、
ちょっと道無き道とか行き過ぎたか。
ここから「ヨロン駅」を見て、帰れるくらいはギリギリあるかな?
ということで、寄り道せずに空港方面へ。
そして無事にヨロン駅。
電車なんて走ってないけどね。そういうロマンで作られた駅。
で、ひとまず戻ろう。
途中の茶花の街で少し買い物くらいできるかな。
と、茶花まで戻って来たところでふと気づく。
「あれ、この自転車持って来てくれたレンタル屋さん、茶花じゃないかな?」
自転車のキーに書かれてたお店の名前と、ガイドマップからすぐに場所を割り出す。
「すみません、今日借りてる自転車なんですが、バッテリーがなくなりそうなので交換してもらえますか?」
ま、あちらも驚いただろうね。なくなるのかよ、って。
無事に交換してもらったらなんだか、このまま戻るのも惜しくなって。
時間もまだあるし、走っちゃおう!
一旦近くのウドノスビーチを訪問。
ここのビーチは町のすぐ隣なのに静かで、全然波が起きてこない、というちょっと変わった感じ。
とりあえず茶花の街で少し買い物してから、ガイドマップでこれまたふと気になった
サザンクロスセンターにやっぱり行ってみよう、と。
実はここ、さっき迷い込んだ地主神社の敷地内で、あの時はスルーしちゃおうと思ったんだけど、
今になって気になって、というやつ。
バッテリーの心配もないから、気になったところは行っちゃうもんね、
と意気揚々と再びサイクリング。
と、道中ほぼ店も家もさほどなくなってるエリアにぽつんとパン屋さんが現れて。
その店構えを見たら、一度通り過ぎたものの、なんだか素通りできなくて立ち寄っちゃう。
おじさんが何やらパンを焼いていて。ぼくが入ったのに気づいた奥様らしき人が、
「こんにちは」と声をかけてくれて。
いろいろと美味しそうなパンとかケーキがあったんだけど、
昨日の夕飯の量を考えると、そんなには食べられないな、と。
そこで、こんなパン。中身はチョコレートクリーム。
島の中心部まで来て、もうすぐサザンクロスセンターに到着、
というあたりの小道で自転車を止め、パンをかじる。
なんか、いいねこういうの。
さて、サザンクロスセンター。言ってみれば「与論歴史資料館」ね。
ぼくが中に入ろうとしたら、外にいたおじさまも一緒に入って。
で、受付してくれた。
「ここまで自転車で登って来るのは大変だったでしょう」と。
電動なんてそれほどでもないですよ、と言ったけど
「電動でも大変ですよ、ここまでは」とねぎらってくれた。
エレベーターで5回まで登って、展望室から順に展示を見ながら降りて来る。
今にして思えば、島でただ1回だけ乗ったエレベータだったな、あれ。
島の歴史的な展示、奄美全体の歴史、なんかがいろいろと書かれてて。
島の植物/動物について、それと島で撮影された映画「めがね」のこととか。
赤崎の灯台はすでに役目を終えてることとか。
あとはお土産も売ってたりして。
少しだけそこでも買って。
で、おじさんとも話をしたりして。
さて、じゃ、ここから帰るか、と。
島の真ん中突っ切って、一路ビレッジへ。
と、途中「めがね」の撮影場所があるというのでそのあたりもさまよってみる。
はっきりとどの道のことなのかはわからないけど、この辺だなぁ、と想像しながらね。
無事に宿に戻って、夕飯時間について少々連絡。
「ビーチで日没を見たいので、ちょっと遅めに来ます」と。
日没時間が近づいて来たので、そろそろ行こうかな、
と出ると、ちょうどだいごさんと、前日一緒に百合が浜にわたったまりえちゃんが、
原付で出るところで。
「今から夕日が沈むの見に行くの案内するよ」と。
ぼくは徒歩で。でもわかるので平気。
ビーチまで行くと2人がすでに待ってて。
しばらく3人で話してたんだけど、だいごさんは仕事あるので「先戻るね」と。
で、まりえちゃんと話をしながらサンセット。
あら、ちょっとロマンチックじゃないの。
という感じなんだけど、2人ともそれぞれのポジションで好きに見てる、っていうね。
で、夕飯はこの日も豪華。
グルクンというこの魚のソテーがおいしかったねぇ。脂乗ってて。
いやもう、これだけ出していただけるなら、ここで食べなきゃもったいないわ。
さて、食後に部屋で少しのんびりしてたらだいごさんから部屋電。
よかったら下でまた話そうよ、と。
もちろんですよ、と降りてって。
妹さんが持って来てくれた、というおもちゃのキーボードと、
だいごさんのギター、そして歌ノート。
ここから大セッション大会!
だいごさんの奥さん、住み込みスタッフの2人をお客さんに。
それと、途中でまりえちゃんや息子さんも呼びに行って。
外のテラスで2人で奏でるのは奥田民生だったりサザンだったり。
やっぱりこういう時に同い年っていいよね。
聞いて来てるのが、ジャンルがどうあれわかってるからね。
思わず「GLORIA」とかやっちゃうし。
もちろんぼくも楽しかったんだけど、だいごさんがことのほか喜んでくれて。
ほんの2オクターブくらいしかない鍵盤だったんだけど、それでも。
スタッフのたけるくんが「こんなに楽しそうなだいごさん久しぶりに見ますよ」って。
あ、よかった、おれ来て。
もう1人の、数日前から住み込みしてるという方(そういえば名前聞いてなかった!)なんかは、
「久しぶりに会った友達なんだと思ってました」と言ってたくらい。
ぼくも、ちょっとそれに近い感覚、出てたな。旧知の友達だったよね、みたいなね。
ちなみにこの時も黒糖焼酎いただきながらね。気分良く。
30分くらい、10曲くらいはやってたのかな。
48年組、遊びまくりましたよ。
で、部屋に戻ってブログでも、と思ったところで寝落ちした。
そんな話を、今、那覇から羽田に戻る太平洋上空で書いてます。
もうすぐ電源落とさなきゃ。
(で、結局家に着いてからアップしてる)。
さて、2日目の昼にもずくそうめんをいただいた後は、さらに南下。
空港の方へ向かうならこの辺から内陸へ突っ切った方がいいんだけど、
なんとなく海沿いを行ってみようかな、ってね。
ただ、このあたりからは細かいビーチまでは降りないことにして。
ほどなくして赤崎の灯台が見えて来た。
そのまま走って行ってると廃墟となったホテルなんかもあり。
そして島の右下のでっぱりにあたる赤崎海岸へ。
すると、灯台はもうちょっと手前にある。
あれ、そんなところに道があったかな?
と探ってみると、なくはない。
しかし、入っていいのか、という草むらに。
引き返そうかとも思ったんだけど、ここは行くべき!
そして草むらかき分けて、灯台へ。
どうやら、そこまでの道を見ても灯台自体を見ても、
これ、もう機能してないのかな、って。
さてそこからは島の西側へ向かってまた自転車を走らせる。
なにやら風車があるが、回ってない。
ここら辺で、ちょっと内側の方へ向かって、「めがね」のロケ地に立ち寄る。
「島の反対側にあるマリンパレス」として出て来た星砂荘。
あ、映画のままだ。
さてここからが大変。
唯一ぼくがちゃんと見たかった「屋川(ヤゴー)」という古い地下水を使った施設。
これが、どうしても見つからなくてね。
近くまで行ってるはずなのにそれらしいものが見当たらなくて。
案内もなければそもそも方角がわからなくなってるのもあって。
という、ちょっと入り組んだエリアでね。
なんかよくわからないけど、ここ、そのまま上がってっちゃえ!
と、目の前の坂道をひたすら登ってみたら、どこまでもずっと上り坂で。
あれ、もしかしてこれって、と思ったら、一番てっぺんに
「与論城跡」って書かれてた。
おー、来るつもりはなかったのだが、呼ばれたか。
その道を逆側に下って、どこか道に出るだろうと思ったら、
地主神社の境内の裏側に出てしまって。
さすがにそこは自転車で突っ切るのもなぁ、と思って、
とりあえず「与論におじゃましてます」とお参りだけして引き返して。
で、さらに「屋川」探し。
もう埒があかないのでGoogle先生に聞くと、目の前にあるという。
なんと、自治公民館の奥にその施設があるらしいのだけどなんの説明も書いてなくて。
そもそも公民館誰もいないし。
で、恐る恐る敷地に入ってみるとその裏側になにやらそれっぽいものが。
あ、あるにはあった。
が、どうみてもここ、今は開放してないよね。
少なくとも観光資源ではないよね、もう。
ただの草むらなら入り込むんだけど、鬱蒼としてるだけじゃなくて、
それこそ洞穴に潜って行くのと変わらないわけで。
さすがに断念した。滑って落ちて行っても怖いし。
さて、気を取り直して西へ。
と思ったら今度は電動アシストのバッテリーがだいぶ危なくなってて。
普通に乗って島を回るくらいだったらなんてことないだろう容量だったはずなんだけど、
ちょっと道無き道とか行き過ぎたか。
ここから「ヨロン駅」を見て、帰れるくらいはギリギリあるかな?
ということで、寄り道せずに空港方面へ。
そして無事にヨロン駅。
電車なんて走ってないけどね。そういうロマンで作られた駅。
で、ひとまず戻ろう。
途中の茶花の街で少し買い物くらいできるかな。
と、茶花まで戻って来たところでふと気づく。
「あれ、この自転車持って来てくれたレンタル屋さん、茶花じゃないかな?」
自転車のキーに書かれてたお店の名前と、ガイドマップからすぐに場所を割り出す。
「すみません、今日借りてる自転車なんですが、バッテリーがなくなりそうなので交換してもらえますか?」
ま、あちらも驚いただろうね。なくなるのかよ、って。
無事に交換してもらったらなんだか、このまま戻るのも惜しくなって。
時間もまだあるし、走っちゃおう!
一旦近くのウドノスビーチを訪問。
ここのビーチは町のすぐ隣なのに静かで、全然波が起きてこない、というちょっと変わった感じ。
とりあえず茶花の街で少し買い物してから、ガイドマップでこれまたふと気になった
サザンクロスセンターにやっぱり行ってみよう、と。
実はここ、さっき迷い込んだ地主神社の敷地内で、あの時はスルーしちゃおうと思ったんだけど、
今になって気になって、というやつ。
バッテリーの心配もないから、気になったところは行っちゃうもんね、
と意気揚々と再びサイクリング。
と、道中ほぼ店も家もさほどなくなってるエリアにぽつんとパン屋さんが現れて。
その店構えを見たら、一度通り過ぎたものの、なんだか素通りできなくて立ち寄っちゃう。
おじさんが何やらパンを焼いていて。ぼくが入ったのに気づいた奥様らしき人が、
「こんにちは」と声をかけてくれて。
いろいろと美味しそうなパンとかケーキがあったんだけど、
昨日の夕飯の量を考えると、そんなには食べられないな、と。
そこで、こんなパン。中身はチョコレートクリーム。
島の中心部まで来て、もうすぐサザンクロスセンターに到着、
というあたりの小道で自転車を止め、パンをかじる。
なんか、いいねこういうの。
さて、サザンクロスセンター。言ってみれば「与論歴史資料館」ね。
ぼくが中に入ろうとしたら、外にいたおじさまも一緒に入って。
で、受付してくれた。
「ここまで自転車で登って来るのは大変だったでしょう」と。
電動なんてそれほどでもないですよ、と言ったけど
「電動でも大変ですよ、ここまでは」とねぎらってくれた。
エレベーターで5回まで登って、展望室から順に展示を見ながら降りて来る。
今にして思えば、島でただ1回だけ乗ったエレベータだったな、あれ。
島の歴史的な展示、奄美全体の歴史、なんかがいろいろと書かれてて。
島の植物/動物について、それと島で撮影された映画「めがね」のこととか。
赤崎の灯台はすでに役目を終えてることとか。
あとはお土産も売ってたりして。
少しだけそこでも買って。
で、おじさんとも話をしたりして。
さて、じゃ、ここから帰るか、と。
島の真ん中突っ切って、一路ビレッジへ。
と、途中「めがね」の撮影場所があるというのでそのあたりもさまよってみる。
はっきりとどの道のことなのかはわからないけど、この辺だなぁ、と想像しながらね。
無事に宿に戻って、夕飯時間について少々連絡。
「ビーチで日没を見たいので、ちょっと遅めに来ます」と。
日没時間が近づいて来たので、そろそろ行こうかな、
と出ると、ちょうどだいごさんと、前日一緒に百合が浜にわたったまりえちゃんが、
原付で出るところで。
「今から夕日が沈むの見に行くの案内するよ」と。
ぼくは徒歩で。でもわかるので平気。
ビーチまで行くと2人がすでに待ってて。
しばらく3人で話してたんだけど、だいごさんは仕事あるので「先戻るね」と。
で、まりえちゃんと話をしながらサンセット。
あら、ちょっとロマンチックじゃないの。
という感じなんだけど、2人ともそれぞれのポジションで好きに見てる、っていうね。
で、夕飯はこの日も豪華。
グルクンというこの魚のソテーがおいしかったねぇ。脂乗ってて。
いやもう、これだけ出していただけるなら、ここで食べなきゃもったいないわ。
さて、食後に部屋で少しのんびりしてたらだいごさんから部屋電。
よかったら下でまた話そうよ、と。
もちろんですよ、と降りてって。
妹さんが持って来てくれた、というおもちゃのキーボードと、
だいごさんのギター、そして歌ノート。
ここから大セッション大会!
だいごさんの奥さん、住み込みスタッフの2人をお客さんに。
それと、途中でまりえちゃんや息子さんも呼びに行って。
外のテラスで2人で奏でるのは奥田民生だったりサザンだったり。
やっぱりこういう時に同い年っていいよね。
聞いて来てるのが、ジャンルがどうあれわかってるからね。
思わず「GLORIA」とかやっちゃうし。
もちろんぼくも楽しかったんだけど、だいごさんがことのほか喜んでくれて。
ほんの2オクターブくらいしかない鍵盤だったんだけど、それでも。
スタッフのたけるくんが「こんなに楽しそうなだいごさん久しぶりに見ますよ」って。
あ、よかった、おれ来て。
もう1人の、数日前から住み込みしてるという方(そういえば名前聞いてなかった!)なんかは、
「久しぶりに会った友達なんだと思ってました」と言ってたくらい。
ぼくも、ちょっとそれに近い感覚、出てたな。旧知の友達だったよね、みたいなね。
ちなみにこの時も黒糖焼酎いただきながらね。気分良く。
30分くらい、10曲くらいはやってたのかな。
48年組、遊びまくりましたよ。
で、部屋に戻ってブログでも、と思ったところで寝落ちした。
そんな話を、今、那覇から羽田に戻る太平洋上空で書いてます。
もうすぐ電源落とさなきゃ。
(で、結局家に着いてからアップしてる)。
2017-05-30 23:54
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