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しゃべりすぎた2人 [音楽活動 -たくらみ編-]

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まさぼう(=中田征毅)とマク(=樋口政也)です。
はるおとチョメ吉じゃないよ。

すっかり1週間経ってしまいましたが、たくらみのことをあらためて。

今回のたくらみに関しては、かなり早い段階で日程も決めてたのね。
でもって、その時点からマクさんかなり自分の中で盛り上がってたと見えて、相当早いうちから「打ち合わせしましょう」「とりあえず1度スタジオに」と。1つ前の由美子さんとのたくらみに関してもまだ進んでなかった頃からだから、マクさんの気合いの入りようと言ったら相当なものだったのね。久しぶりにソロで歌う機会となれば、それもそうか。
で、そんな早い段階から「実はお蔵入りになっちゃってる歌がいくつかあって、それを歌いたい」ということもはっきりしてたので、ぼくの方でも今回はお互いのオリジナルをメインにした構成にしよう、というのがなんとなくあったかな。
今までのたくらみでは、ここまでオリジナルで攻め込んだことなかったよね。

今回、そんないくつかあったマクオリジナルから、まず本人がピアノで歌ってみたいと思ってたという『夜はいつも知らん顔』と、季節柄『課外授業』の2曲が選ばれたわけだけど。リハの段階では別の曲もあたってみたりはしてたのね。
ちなみに、『夜はいつも知らん顔』を初めて聞いた時に、あーこの人の芯はフォークなんだな、と感じたわけで。初期のRCと言う匂いが強かったな。
本番ではこの曲、ちょっと遅く始めちゃって申し訳なかった。決して悪くない感じになったけど、もうちょっと早くてもよかったよね。(サウンドチェックでちょっと早かったので気をつけたら逆に行っちゃった)。
『課外授業』はね、びゅーちでやっても行けるんじゃないかな、と思ったけど、本人の中では住み分けが違うらしい。今までもなじみのあるマク曲だと思ったな。

ま、マクさんがオリジナルで来るなら、ぼくのオリジナルも何か歌ってみてもらおうかな、と思って。『flow』『ひとりたびごっこ』で迷ったんだけど、マクさんには『ひとりたびごっこ』かな、ってね。ぼくのライブに来てくれた時に一度聴いてたし。
まあ、ぼくが手癖で作ったこの曲は、当然ぼくの言葉遣い満載で、ぼくの文脈で、ぼくのリズム感ですべてが成り立ってる曲なもんだから、当然他人には難しいよね。この曲のためにとうとうiPod nanoを買ったというマクさん。そこまでして歌ってくれたのは嬉しかったですよ。
で、普段一緒にやってるバンドのメンバーも、ここまでぼくが好き勝手にやってる曲と言うのは聞いたことがなかったようで、そんなメンバーたちにも好評だったのがうれしかったな。マクファンの方にも気に入ってもらえたようで、これは今回ぼくが選曲して、ぼく自身に評価が帰って来たありがたい部分。ま、それもマクさんがしっかり歌ってくれたからこそ。

マク選曲のカバー『夏が来て僕等』は、ブルーハーツ在籍中の真島昌利のソロアルバムより。ぼくは初めて聞いた曲だったんだけど、最終的にピアノでまとめるにあたっては、以前北村直子とはっぴいえんどの『夏なんです』をやったときのイメージに近いところに持って行ってみたよ。できるだけ「何もない感じ」をね。必要以上の温度を一切乗せないような、そんなピアノで。

『2日目のカレーのように』に関しては、また別に書こうかと思ってるんだけど、これはマクさん曰く「今の自分が考えるラブソング」。1コーラス分の歌詞だけ送られてきて、それに合わせて曲を乗せ、さらにその後2番の歌詞を書き足す、と言う形で完成。ステキな詩です。マクさんが今後も歌って行ってくれると言いな。

ぼくからの選曲に『まだ まだ』を入れたのはね、まあ単純に好きな曲だった、て言うのももちろんなんだけど、今回ソロシンガーとしてあらためてスタートを切る(とあえて言うよ)マクさんに、ある意味原点の部分を今の気持ちで蘇らせてみてほしい、というような思いがあってね。さらに、現時点において「これからだ まだまだ」と本人の言葉で言わせてみたかった、というのもあるな。今こそこの歌を歌ってみる時じゃないか、と。勝手に。
それだけに、最後のリハが終わった時にマクさんが「この歌歌っててちょっとこみ上げて来ちゃって」と言うようなことを言った時に、この選曲は正解だったな、と。
ライブ終了後に、風来坊のメンバーのみなさんに「『まだ まだ』弾かせていただきました」とあいさつしに行ったら、林弟が「もう、どんどんやっちゃってください」と言ってくれたのが嬉しかったな。

しかしまあ、本番では最初からぶっとんだね。
1曲目を歌い始めた途端、謎のハウリングに襲われ中断。もう、あれで一気にお客さんを味方に付けたよね。そもそもマクさんだからみんな味方にしちゃうんだけど。終わってからPAさんに「本当に申し訳ありませんでした」て言われたんだけど、いえいえとんでもないです、と。
一旦ああいうことがあると、なんていうか、気持ちがラクになるってのはあるかな。肩の荷が一気に降りる感覚と言うか。
ま、それもあってだけど、『2日目のカレーのように』ではやり直しをさせてもらった。あんまりやっちゃ行けないことだとは思うんだけど、前回の『と』において、「一旦止めてやり直すべきだった」と後悔した曲があったもんだから、今回は思い切って止めさせてもらった。ま、おかげでその後は大丈夫でしたよ。
曲の流れも非常によい感じに置けたんじゃないかな。やっぱり、最後に『まだ まだ』でしめる形はこれ以外にはあり得ない、と。

とりあえず、この日の演奏だけを抽出してみたら、58分のライブのうち28分だった。
つまり、30分は2人で喋ってたってことだな。・・・やっちまってるねえ、これ。
再び、喋り過ぎには気をつけないと。

でも、見に来てくれたみなさんから「ぜひまた」とか「継続してやってくださいよ」とか「マクをよろしく」とか言ってもらえて。ほんと嬉しいことです。
またマクさんが「マク」として歌いたくなった頃、ご用命があればご一緒するかもしれませんね。
その時までは「まさぼうとマク」ではない名前で。
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