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はじめまして、でステキなライブの夜 [音楽活動 -もろもろ-]

先週2日は、南青山MANDALAにて、midorikoさんのライブでした。
集まってくださったたくさんのみなさま、ありがとうございました!

midorikoさんは、今回はじめましての歌い手さんでして。
実は当初予定されてたピアノの方と変更になり、
ぼくは事前のリハ一度だけで、本番を迎えることに。
ベースのあくまさん以外、みなさま「はじめまして」で。

曲の資料をいただいた時点で、曲調が非常にバラエティに富んでて。
荘厳なバラードもあれば、歌謡曲チックなもの、
フラメンコギターとラテンの交配のようなもの、純然たるポップス、
R&B的なものもあったり、シティポップスよりのものもあったり。
そのどれもが、気の利いてるメロディとスムーズな音運びで。
聞いてても弾いててもなんとも気持ちよく。
で、それを歌ってるボーカルが、時に声楽家のような、時にディーバのような、
時に場末の歌手のような、どこにもはまるような声をしてて。
実際にお会いするまで、いったいどんな方なんだろう、と全く予想がつかなかったのだけど、
リハでお会いした時に、なんともフランクな、ほんとにフツーのお姉さん、
という感じの方で、これまたひと安心。

前回のライブは、ちょうどコロナの波が押し寄せる直前だったということで。
以降、なかなかライブの開催に踏み切れなかったのだけど、そろそろいけるかな、ということで。
その期間に新しい曲もたくさん作り、「ITANNJI」というミニアルバムに仕立てて、
今回はそのレコ発の意味も込めてのライブ、ということ。

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<midoriko Live "インターナショナル祭">
1. Happy Birthday to me
2. Saving All My Love for You (Whitney Houston)
3. 少年
4. EXPRESS
5. 蕾
6. come back to me
7. omoikiri-aishite

8. 生きる
9. みずいろの雨 (八神純子)
10. sunday morning
11. 赤と黒
12. 好きだよ
13. カッコイイ女
14. odore!

en1. だれも知らないラブソング
en2. 少年

Vocal : midoriko
Guitar : saito Kazu
Bass : あくま
Piano : 中田征毅
Drums : 森盛滋
Percussions : 計良康之
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midorikoさん自身はピアノで弾き語りもされる方なので、
基本的に楽曲はピアノが中心になることが多くてね。
イントロもピアノから入っていくパターンが多くて、割と責任もって弾く感じでね。

オープニングは、ハチロクのソウルバラード『Happy Brithday to me』からスタート。
で、2曲目にしてWhitney Houstonのカバーを持ってきて。
『少年』はまだレコーディングしてないけど、今イチオシの1曲、ということで。
淡々と進んでいくバックトラックに絡むギター、そしてオンナにしか書けない攻撃的な歌。
続く『EXPRESS』は一転して、「あなたに会いに、急いで速く!」という明るいポップス。
これもまだ録音してない、って言ってたな。
『蕾』は、ご本人曰く「この曲ができたときは『紅白出られる!』くらいに思いました」という、
実に荘厳な"歌曲"とも言えそうな短い歌。ほぼピアノで引っ張る感じで。
『come back to me』は、今回のライブのために書いた曲、ということで。
シカゴソウルと歌謡曲の交点、と言った感じかな。
『omikiri-aishite』はそれこそフラメンコギターとラテンのリズムが交錯するような、
そこに情熱的なボーカルが炸裂する1曲。
気の利いたソロを弾けなかったのが悔やまれる。

2部の幕開けは、新しいアルバムにも入ってる『生きる』から。
9/8拍子で、静かに、しかしだんだんと強く「とにかく生きるのだ」と勇気をくれるような曲。
多分、この曲で泣いてる人は多かったと思う。いきなりきたら泣くよ、これは。

2部も2曲目はカバーで、ここでは激しく軽やかに『みずいろの雨』をお届け。
続いては、これもまだ録音前の新曲で、非常にかわいらしい『sunday morning』
そんなかわいらしい曲の後は、憂いをたっぷり帯びた『赤と黒』
初めて(かな?)ラップを乗せた曲ということで。
『好きだよ』は、この日の全曲中、いちばん純然たるラブバラード。
キュン度が高いやつですね。
そんな曲の後に、昭和の歌謡曲の香りただよう『カッコイイ女』
この辺は目まぐるしく曲の雰囲気が変わったゾーンかな。
で、あっという間に本編最後。
これもこの日のために作ったというパーティチューン、その名も『odore!』
この日、アルバムを買ってくれた方に配られたサイリウムライトも、
たくさん揺れていい感じの大団円。

アンコールはmidorikoさんのピアノ弾き語りによる『だれも知らないラブソング』
この1曲だけの予定だったのが、お客様から『少年』をもう一度聞きたいという声が上がったのかな?
「じゃ、最後にもう1回やろうか」ということで、この日2回目の『少年』をかっこよくキメて終了。

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前回のライブから、なかなか思うように活動できなかった、というmidorikoさんの想いと、
こうしてライブをしてくれるのを待っていたというたくさんのお客様との空気感が、
なんとも穏やかながら高揚感もあったりしてね。

「MC、どうしよう?」なんてことをずっと心配してたmidorikoさんも、
静かにテンパりながら、かなりいろんなことを喋ったりしてて。
マイクが立ってるぼくに同意を求めてきたりね。
「鹿児島、志布志の出身です!」と言った瞬間、ぼくの頭の中では、
「大隅線、志布志線、日南線」と地図が出てきて、そこから離れなくなったりして。
演奏中も、ピアノ越しにベースのあくまさんとかドラムの森くんとはよく目があったりして。
そこに、midorikoさんの精神安定剤的なパーカッションの計良さんと、
すべてを優しく見守りながらだまってギターをつまびくKazuSaitoさんとがいて。
ほんと、初めてのメンバーだったわけだけど、音のまとまりもものすごく気持ちよくて。
midorikoさんもそこに気持ちよく乗っかって、時に煽動しながら歌ってる感じで。
非常にいいライブになったんじゃないかな? そう感じたよ。
S__126189718.jpg
ちなみにmidorikoさん、本名は別に「みどりこ」ではないようで。
「母の名前が『みどり』なので、その子なので「みどりこ」という名前に」とのこと。
なるほど。

またご一緒できる機会があったらうれしいな。
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