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ナオさんが大貫さんをうたう伴奏をした件 後編 [音楽活動 -もろもろ-]

ということで、昨日の続きです。
あらためて一度、セットリストを載せておきますね。

キタムラナオコ 大貫妙子をうたう>
1. 蜃気楼の街(1975/SUGAR BABE SONGS)
2. 横顔(1978/MIGNONNE)
3. あこがれ(1978/MIGNONNE)
4. 幻惑(1983/SIGNIFIE)
5. 子猫物語(1986/映画 子猫物語)
6. 彼と彼女のソネット(1987/A Slice of Life)

7. 花・ひらく夢(1990/NEW MOON)
8. Rain(1997/Lucy)
9. Happy-go-Lucky(1997/Lucy)
10. Tango(1997/Lucy)(※1995/坂本龍一 SMOOCHY提供のセルフカバー)
11. Time To Go(2005/One Fine Day)
12. ふたりの星をさがそう(2022/single)(※1996/竹中直人 イレイザーヘッド提供のセルフカバー)
en:月のオペラ(1984/薬師丸ひろ子 古今集)

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しばしの休憩ののち、2部のスタートは『花・ひらく夢』から。
この曲は当時、野村證券のCMで大量に流れていた、ということなんだけど、
実はぼく、あまり記憶にないんだよね。
ナオさんはこの歌、だいぶ前から歌う機会を狙っていた様子。
音源化されてるものは1コーラス分しかないのだけど、
「2番の歌詞をネットで発見!」と、喜んで2番までやることに。
ああそれなのに・・・。間違えて1番の歌詞でもう一度歌ってしまったと言う。
「またいつか歌います」って。

この後3曲はアルバム「LUCY」から。
ぼくが選曲に関わるとどうやら、サカモト色が強くなりがち。
『Rain』はアルバムの最後に置かれている曲なのだけど、終始ふわーっとした音の上に、
歌と絡むようにサックスがずっと入ってる、という曲で。
非常に好きな曲で「やってみよう」と言ったはいいが、ピアノと歌でどうやってやる? と。
いろいろ試した中で、もう好きに歌を歌ってもらって、ピアノはそこに付いていく、
といった感じに仕立てるのがいちばんいい感じだったので、そんなふうに。
大貫さん好きなお客様から「どうやってやるんだろ、と思いながら聞いてた」と。ですよねー。
『Happy-go-Lucky』は、あのリズムの感じが好きなので、ピアノでそれをいかにして出すか。
気持ちよく弾けたと思うのだけど、この日のピアノのコンディションがあまりよろしくなく、
うまく跳ねた感じの音になりづらかったのが惜しいところ。
『Tango』はね、今までのライブでも何度となく出てきてる曲なので、
難しい曲でありながら落ち着いてできたかな。いや、相当難しい曲ですよ。

「LUCY」コーナーが終わると、ライブもそろそろ終盤の様相に。
大貫さんの後期の曲の中でも最重要曲なんじゃないかな、と思う『Time To Go』を。
この曲はなんというか、流れに委ねながら、その場の気持ちで弾いていくのがいいな、と。

本編最後の曲は、大貫さんのリリースとしては最新の、昨年発売された『ふたりの星をさがそう』
最初に選曲した時点ではこの曲、入れてなかったんだよね。
ただ、リハを進めてる時期に、高橋幸宏さんが亡くなってしまって。
「なにか、ユキヒロさんに絡んだ曲をできないかね」というところから、
昨年ユキヒロさんが最後にレコーディングしたこの曲を入れるのはどうだろう、と。
元々は竹中直人のアルバムへの提供曲だったこの曲、
そこではユキヒロさんはプロデュースとコーラスをしてるし。
そんな感じでリストに加えたんだけど、最後のリハ前に、
「この曲に、カシオトーンのリズムを加えたらどうだろう?」というナオさんの提案があり、
ユキヒロさんの代わりを委ねてみることに。
可愛らしい曲が、より愛らしくなってくれて、最後の曲を彩ってくれました。

で、拍手もすーっと引いたし、ここで終わると思っていたが。
拍手ぶり返してきた。あ、アンコール、ほしいのね。

ということで、当初しないつもりでいたんだけど、
「もし、きたらこれをやることにしましょう」と決めてた『月のオペラ』を。
薬師丸ひろ子の1stアルバム「古今集」に大貫さんが提供した曲ね。
提供曲の提案をした時に、「この曲は別の人とたまにやってるんだけど」と挙げてたもので。
ナオさんもこの曲が気になったようで。
アンコール、なんならもっとみんなが知ってそうな曲の方がいいのかな、
と思いつつ、ナオさんの歌う『月のオペラ』を聞いてもらうのもいいな、ってね。
時期的にも、いいよね。月のきれいな夜だったし。

と、そんな感じで千葉みなとの夜はすっかりふけました。
見にきてくださった方々からも、おおむね好評でひと安心。

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当日別の予定があったとか、千葉みなとはちょっと遠いな、と言う声もあったのだけど。
でも、セットリスト見たら「それでも行けばよかった」って思ってもらえたんじゃないかな。

この企画、おそらくまたどこかで出てくると思います。
なんならナオさんのライフワークになるかもしれません。(いや、わからないけど)。
まあ、その時にまたぼくが担当するかどうかはわからないけど、その時にはみなさん、
万難廃してでも、聴きにいくべきだと思います。大貫さんの音楽が好きならなおのこと。

ということで、その日を心待ちにしててくださいませ。
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