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Vancouverな日々 [散歩組]

成田空港の出発ロビーに入ると、無条件に脳内プレイヤーが聖子ちゃんの「時間旅行」を流しはじめます。たとえ人を見送りに行った時でさえも。すごいねこれ。

という、そんな成田から飛び立って8時間弱。降り立ったVancouverの空気はとても澄んでて軽やかに涼しい、と言った具合。空港から街までを案内してくれたガイドさんは、日系2世の方。小さい頃はウチの母の実家近く(両親の結婚当初に住んでた家も近く)の、横浜のインターナショナルスクールに通ってたとかで、父と話しが合ってた。ちなみに今回母は「仕事が休めないので」という理由でカナダに渡らなかったんだけど、本当のところは「あたしあんまり長い時間飛行機乗るのヤなの。」といったところだ。
街についたところで妹と久しぶりのご対面!良くも悪くも変わらず。食べ過ぎて太ってると言うこともなく、節約生活で食べられずにやせ細ってることもなく。まずは一安心。

彼女が街の中心部からStanley Parkまで案内してくれてね。Robson st.という街一番の目抜き通りを歩いたんだけど、「カナダ」というよりもなんというか無国籍な感じ。話には聞いてたけど、本当にいろんな人種が集まっててね。街の至るところに「SUSHI」って書いてあるし。とりあえず「SUSHI」って書いとけ!くらいに書いてある。そんなエリアを抜けたら今度は一気にハングルだらけ。ただ、1本住宅地に入ると、その道の広さとか歩道の作られ方、芝生の具合なんかは日本では見ない光景だよね。こういう部分はアメリカと似た感じ。店の案内とか商品のパッケージとかがいちいち英語とフランス語で書かれてるのがカナダの匂い。
目抜き通りから一番突き抜けた部分がStanley Park。そのヨットハーバーごしに街を見るのが彼女のお気に入りスポットだそうで、しばしそこで休憩。ただ、この頃にぼくの体に異変が起きはじめてね。旅疲れと時差で体が揺れまくっちゃって。思い切りふわふわした状態。

そこから、通しを戻る形で、彼女の(9月いっぱいまでの)ルームシェアメイトの韓国人の男の子が働いてるという韓国料理屋さんで遅めのランチ。これが、おいしかったんだけどJet lagな体がなかなか受け付けてくれずかなり残してしまった。申し訳ない。
通り沿いにあるホテルでチェックインした後に、今回の一番の使命、妹の荷物を持って彼女の部屋へGO!小さい部屋にベッドとデスクとテレビがコンパクトに収まって。そこに大きなトランクが入ったらなかなか大変!ちなみに彼女の部屋の隅の棚には「色違いでおそろいの時計が2つ 仲良さげに並べて」あった。ぼくがイメージしてたのよりかなり大きな時計だったけどね。当然「普通のものともう1つは日本時間」だったよ。
で、この日はその後ホテルに戻って、20:00くらいには眠る。が、2時間おきに起きたりする。

2日目は全くフリーで街中散歩。9:00頃ホテルを出て、妹のおすすめスポットという水上飛行機発着場所近くの海岸ぞいを歩いたのち、スタバで軽くコーヒーとパン。どうでもいいけどスタバ多すぎ。でもって、午前中は街行く人6割くらいスタバのカップ持って歩いてる。それと、アジア系の留学生かもしくはワーキングホリデーらしき人がほんとにたくさんいてね。ぼくが1人で歩いてても何の違和感もないよ。英語さえしゃべれれば。
午前中はさらに市立中央図書館をのぞいてから、妹のバイト先である、その名も「侍」という日本料理屋さんへ勇姿を見に。数ある日本食屋さんの中でもここはそれなりに有名らしい。小さい店だし、そもそも経営者はベトナム人だということなんだけど。ここでぼくは「アラスカロール&テンプラ」なるセットを頼む。でかい。そして多い。それぞれ一口ずつ食べて「これは食いきれん」と思ったね。で、現地の人のように残した分はお持ち帰り。
午後は一度ホテルに戻ってから、English Bay Beachまで散歩。小さな半島の北側と南側を午前と午後で見る、という。まあ言ってみればVancouverのダウンタウンと言ってもそのくらいの範囲の中なんだよ、という大きさで。湾の中の半島、というもんだから波はほぼないに等しい感じ。この季節にまだ水着来て灼いてる人がかなりいたよ。さすがに海には入ってなかったけど砂浜でぼーっと。

妹の仕事が終わる3時過ぎに彼女を迎えに行き、その足で今度はGranvil Islandというところへ。Islandと言っても入り江に突き出た半島のようなもので。行く時には$2.5の渡し船でゆらゆらと。ここには市場があってねえ。野菜がたくさん並んでたり、やたらチーズが並んでたり。肉と魚もたくさん。賑わってて楽しい雰囲気だったね。料理するならたくさん買い込むけど、今回の旅ではその予定はないので、ひとしきり眺めて市場を出る。市場を中心にちょっとしたショッピングモールのようになってて、いろいろ物色。とはいうものの、「カナダ特有の」というほどのものってあまりなくてね。それこそメープルシロップとスモークサーモンて感じでしょ。その他に関しては、たとえば「ハワイに行ったからアロハシャツ」というほどのものもなく、妹曰く「ものは東京の方が圧倒的にそろってるよ」ということで。確かに、ついて早々HMV見つけて入ってみたけど、あれだけ大きな都市だとローカルな流行というものもなく、売られてるものは東京と同じだな、と。値段もそんなに差はないしな、と。ま、そんな感じの社会勉強。そういえば、旅行前に妹とのメールの中で「ここは観光地という割には、観光の目玉になるようなものがないのよ」と困っていたね。それだけ、街なんですね。
この日の夜は、泊まっていたホテルの最上階42階にある展望レストランでディナー。妹が昨年2ヶ月ここに来た時に英語学校で友達になったという19歳のメキシコ人少年Ivanと、この6月に来た時に知り合って、この10月からルームメイトになる、いかにも賢いドイツ人と言う感じのBjornを招いての豪華ディナー。ニューオータニの展望レストランと同じ、床が動いて1時間程度で1周回るレストランね。がんばって彼らとも話しをしたんだけど、なかなかうまく話せなくてね。何を言ってるかはわかるんだ。だけど、その返事をしようとしてもなかなか言葉が出てきてくれない、というやつね。もっとたくさん話しをしたかったんだけど、これまた残念。でも、彼女はいい友達を作ることが出来てよかったねえ、と思ったよ。そんなお2人。

とまあ、こんな感じで最初の2日間はVancouverの街を歩き回って楽しんだ、と。もう路地の名前もすっかり覚えたよ。
こんな形の街なのね。「Empire Landmark Hotel」て書かれてるのがまさに泊まってたホテル。

・・・実は旅の前半に撮った写真のデータが入ったメモリーカードをどこかで落としちゃったらしいんだよね。ものすごい不覚。今日ここにある写真は父が撮ったものの中から拝借したもの。ま、記憶の中に存在してるのでよい、ということで慰めてます。
旅の後半はまたのちほど。


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コメント 5

ももたん

素敵なバンクーバー旅行ですね!やっぱり食事の量は半端なく多いんですね。お台場とは大違いな海の色でうらやましい。
by ももたん (2006-10-03 08:04) 

tsuyoshi

あれー妹さんってそんな感じだったっけ。

ちゅーか会ったの15年くらい前だけど。
by tsuyoshi (2006-10-03 14:10) 

まさぼう

>ももたん
カナダ人はアメリカ人より食べるそうです。でも、結構現地人ももの残してます。で、みんなパックに入れて持ち帰ってます。合理的。
海はきれいだったよ。少なくとも東京の海よりずっと。

>tsuyoshiくん
そりゃきみが会った頃彼女はまだ小学生さ。同じだったら怖いでしょうが。
by まさぼう (2006-10-04 01:24) 

ぶうぶうばるこ

 中田君と妹さんは似ているね。中田君とお姉さんは姉弟だって言う事は、全くわからなかったけど。(とっても、1度しかお会いした事はないけど。しかも病院で。)でも、中田君のお姉さんと、中田君の妹は似ている。
 
 遺伝子の不思議。
by ぶうぶうばるこ (2006-10-04 20:40) 

まさぼう

>ばるさん
姉と妹は父方系の顔です。ぼくは母方系の顔です。でも、目はぼくと姉が似た感じで、あごのラインはぼくと妹が同じです。ただ、総じて「血の濃い兄弟」とは言われます。どこかで3人並んだ写真載せますか。
by まさぼう (2006-10-05 00:44) 

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