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聖子ちゃんに関してあれこれ その1 [音楽]

久しぶりに、聖子ちゃんのアルバムの話。というかベストアルバムの話。

アイドルの宿命というか、聖子ちゃんは現役当時からとにかくベスト盤が多かった。
3ヶ月に1枚のシングル、あのクオリティのアルバムを半年に1枚のペースでリリースしていながら、
そのアルバムの合間にほぼ確実に1枚、何かしらのくくりでベストアルバムがリリースされてた。
単純なベスト、シングルコレクション、B面コレクション(これ真っ当なアルバムとしてもベストアルバムとしても通用する代物)、季節ものといった具合に手を変え品を変え。
でも、どうくくっても成り立っちゃうのがすごいところで、それぞれのベスト盤をそれなりに、
繰り返し聞いてたもんね。ちゃんと、アルバムとして。

これが、セルフプロデュースを始めた「1992 Nouvelle Vague」のあたりから、レコード会社が無理やりまとめるようになって。
SONYからKittyに移籍したあたりからもうSONY陣営はやりたい放題ベスト盤乱発。
もう、そうなってからはほぼ手を出さず。
唯一「ちゃんと買わなきゃ」と思ったのは8枚組の「SEIKO SUITE」だけ。
作曲家別にコンパイル、というあのコンセプトは非常にあたりで、いいボックスだった。

その後、SONYに復帰してからもなにかと発売してるけど、よほどのものでなければ手は出さず。
10万円ボックスも、そりゃ欲しいとは思ったけど手は出さず。
(とはいえ、リマスターされてるもんだからネットのバラ売りとかでいくつか買った。)
あの10万円ボックスの1年後に実は「松田聖子 PREMIUM BOX」というものの発売が告知されて、
予約も始まったんだけど、直後に発売中止に。
オリジナルアルバムのリマスター紙ジャケットに加え、ベスト盤/サントラ盤のみ収録の曲だけを全部集めた編集盤、シングルAB面曲をまとめた編集盤、それに映画のサントラ収録のインスト楽曲をまとめたディスク、という「過不足なく網羅します」という非常によくできた代物だっただけに、これの中止は残念だった。
と同時に、「それ出しちゃったらもう終わりだもの」という裏事情もうかがえた。

その後、映画のサントラ盤は全部まとめてボックスにされた。
いまだに買ってないけど。

その後再びSONYからUniversalに移籍した後もベスト盤乱発。
あらかたのコンセプトはもう出し切ってしまったので、ほぼ意味をなさないものばかり。
ま、その中で"旅もの"というコンセプトの「エトランゼ」という2枚組はなかなか面白い選曲だったね。
借りただけだけど、あれは中古で安くなってれば持っててもいいかな、と思った。

昨年末に、また聖子ちゃんのベスト盤が企画されたというニュース。
「またか」と思ったものの、内容を見たら「アナログ盤発売時期のシングルAB面を順に収録した3枚組」という。
あら、これは便利グッズとして持っておくべきじゃないか、ってね。
A面曲は色々収録されることはあっても、わりとB面曲は置き去りにされがち。
それをまとめてくれるなら、ね。しかも最新リマスターで。
それが1月末に発売された「Seiko Matsuda Sweet days」

で、この発売を見た時にふと思ったのが「PREMIUM BOXの中身をバラ売り計画、かな?」
なんてことを考えた次第。
近い将来、「オリジナルアルバム未収録楽曲集」が発売されるかもしれないぞ。
ということを期待しつつ、次の手はなんだろう。

なんて思ってたところに、まさかそこから1ヶ月で別の切り口から来ると思わなかった。
「大村雅朗編曲楽曲集」という、ありそうでなかった切り口。
あまりに嬉しすぎる。
「Sweet days」が出た後に、改めて「大村雅朗作曲集」をiPodでフォルダ分けして聞いてたところだっただけにね。

ということで、大村さんに関してはまた別の項で。
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