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『ノートルダム・ド・パリ』 [芝居]

久しぶりにミュージカルを見に行きまして。
渋谷のヒカリエの中にオープンした「シアターオーブ」で上演中の『ノートルダム・ド・パリ』
フランスからの来日公演、ということでいろいろ話題のミュージカルですよ。
performance_img_1s.jpg
まず、もうすごかったです。
セット自体はそれほど大掛かりなことをしてるわけではないんだけど、いわゆる「民衆」であるキャストの皆さんのサーカスばりのアクロバットね。
壁面を地面に見立てて地面と水平に歩いたり、鐘が空中ブランコ状態になってみたり、バク転バク宙しまくりで複雑なフォーメーションで動いたり。

もちろん歌もすばらしく。
なんていい声を響かせるんだろ、とうなってしまうね。
で、そうかミュージカルの配役って、体格とか雰囲気とかよりも「声」で決まるものなんだな、って気づいたり。

音楽も非常にドラマチックで心くすぐられるメロディのオンパレード。
全編歌で構成されてるタイプのミュージカルなんでね。
くどくなりすぎずに、でも確実にくすぐられる音楽。
かなり、日本人好みの「泣きの入る」メロディなんじゃないかな、これ。

話の内容は、ぼくは原作をいまだかつて読んだことなかったわけだけど。映画も見てないし。
ミュージカルなんで話の細かい部分なんかは結構はしょってるとみえる。
ま、いかにも古いヨーロッパのお話、ってところだよね。
偉い人がエゴ出しちゃうと人々は不幸になるね、っていうたぐいの。

1点だけ。
すべて英語なんでね。
せっかくの舞台をじっくり見てたいんだけど、字幕読まないと内容わからない、てのが大変。
英語で全部わかっちゃえばいいんだけど、それでもフランス語の地名とか人名とか、専門的な「絞首刑」とかいう単語がガンガンでてくるから、それでもなかなか難しいだろうなあ、と思う。

それでも、2時間40分、魅せられっぱなしでしたよ。
帰りには、著しくドラマチックな曲を作りたくなったね。

で、たまにはこういうものを見ないといけないな、と思った。やっぱり。
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