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「百年目」 [芝居]

この前の日曜日。
円左衛門さんが「百年目」で高座にあがると言うので見に行ってまいりました「やねせん亭」。
円左衛門さんも今回の開催は悩んだんだろうなあ・・・。

今回のやねせん亭はちょっと特別版だったようで。
芸大の学生さんが、やねせん亭のレギュラーメンバーである円左衛門さんときつつきさんを主人公に、落語の「死神」を短編映画にしたものの完成披露会、をかねてて。
さすがに噺家さんは役者としても素晴らしい素材なわけで、その迫真の演技とか空気の作り方は(もちろん監督さんの演出も素晴らしいわけだけど)さすがに日々の稽古の賜物なんだな、と思ってしまった。

そして円左衛門さんの「百年目」。この話も好きな話のひとつでね。
初めてこれを聞いたときは"百年目"がどういう意味を持ってるのか知らなかったんだけど、帰って来てそれを調べてから、その下げに「はー、なるほど」と。
「芝浜」なんかは有名な話だから結構いろんな人がやってるけど、この話はあんまりみなさんやらないものなのかなあ。そんなに頻繁には見かけない気がする。まあ、わりと季節は限定される話なわけだけど。
実は前回1月のやねせん亭のアンケートで「聞きたい話などあれば」ってところで「桜の季節に『百年目』を聞きたいです」って書いたんだよね。それもあって、今回の円左衛門さんの演目がこれだと知って「なんとしてでも」と駆けつけたんだけど。
後から、円左衛門さんご本人からメールが来て。確か誰かからリクエストがあったはずだと思ってアンケートを見直したところ、ぼくだったとわかった、と。この話をやるにあたっての背中を押してくださってありがとうございました、というお礼が。
そうか、おれがアンケートで書かなかったら今回「百年目」じゃなかったかもしれないんだな、と思ったら、ちょっと嬉しくなっちゃった。

音楽に関してもそうだけど、いろんなものを知ってると楽しみは増えるよね。
ま、知らないなら、それを知る楽しみ、ってのも出てくるけどね。

ちなみにこの日の終演後、劇場のそばに住んでる音楽がらみの友達がたまたまこの日は仕事が飛んだ、ということで家にいて。じゃ、お茶でもしようか、と。
この昨今お互い急に仕事が無くなって大変だよねえ、とかそんなこと話しながら。
アコースティックで参加できるチャリティライブがあったら一緒にやろうか、なんてことも話しつつ。
ここのところリハなんかも無くなって、ミュージシャンまわりの友達と顔を合わせる機会も少なかったので、お互いちょっとホッとした感じ。

ま、落語も音楽も、早く今まで通りにまわることを期待しましょう。

また落語見に行こ。
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