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Musical Days [芝居]

先週土曜日。
昨年の芝居でお世話になった鈴音さんが出演するミュージカル、天才ホテルの「蟻と僕」を見て来た。
実在の人物の伝記を元に脚本を作ったという意欲作であり、ものすごく重い内容の話で。
事前にいろいろと話は聞いてたけど、実際に見て、これは稽古も大変だ、と納得。
鈴音さん自身、これほど精神的に揺さぶられる役は役者人生で初めて、とのことで、稽古中は電車は乗り間違えるわスケジュールの日にちを勘違いするわで大変だった様子。

小劇場系ミュージカルって、見るの初めてだったんだよね、おそらく。
むかし何か見てたかな?
舞台の使い方が非常にうまくて、たくさんの人が出て来てもきれいに見えるという素晴らしい演出。
アレだけの複雑なメロディを作るのも大変だっただろうなあ、と。
ただ、音楽に関してはなんというか。それこそ昨年ぼくは「セリフに音楽をつける」ということをしたもんでね。「すごい曲作るな」と思う反面「もう少し言葉を考えた上でフレーズ作ってあげたらさらにいいのに」なんてことを思ってしまったのも事実。
ま、なんにしろアレだけのものを作り上げるというその力に、頭は下がります。

そして今日。
そんな鈴音さんからのお誘いで青山劇場でのミュージカル「ディートリッヒ」を見て来た。
商業演劇のミュージカルは、やっぱり規模が違うなあ、とね。
比べて云々ということではまったくないけど。というか、一緒のものとして考えるものじゃない気もする。
ミュージカル役者さんは、やっぱり歌が違うね。今回は特に女優さんはほとんど宝塚出身で。先週のミュージカルの中でも「ミュージカルをやってる役者」さんと、そうでない役者さんでは歌が大きく違ったからなあ。

こちらは女優マレーネ・ディートリッヒのお話で、話の中でベルリンがキーになるわけなんだけど。戦争でベルリンがどうなったか、っていう下りにおいて、昨年見て来たいろんなものを思い出したりしてね。そう言う点でも、面白いミュージカルでしたよ。

しかしあれだね。「芝居やりたいな」と思うことはしばしばあるし、今日なんかもふつふつと沸いてたりするんだけど、「ミュージカルをやりたい」とは思ったことないんだよな。
こんなに音楽もやってるのに。
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